佐藤弘樹さん(プロフィール)
自作詩でポエットリーディングアルバムを作った佐藤弘樹様
「ちょっとぜいたくな大人の遊び、趣味のアルバムを作る」
FM京都朝の番組「αMORNING KYOTO」の人気パーソナリティーにして、大学の英語講師、趣味は詩作と朗読という、多彩な顔を持つ佐藤弘樹さん。
「遊びでCDアルバムを作るとしたら、どんなものをお作りになりたいですか?」というじわりん工房からの問いかけに応えてくださり、素敵なポエットリーディングアルバムが出来上がりました。
もくじ
大人の遊び 趣味のアルバム作り
- ひかる
- ご趣味の詩作と朗読をCDという形にとどめるというのは、どんなことでしたか?
- 佐藤
- 趣味は基本的に時系列に沿って流れていくものなので、その瞬間を切り取ったような感覚になりました。水の流れや雲の動きを止めて楽しむような気分でしたね。
- ひかる
- レコーディングでは、朝ラジオから流れてくる佐藤さんの声とはひと味もふた味も違う佐藤さんが聴けました。
バリトンボイスで囁かれる恋の詩はもちろん絶品でしたし、遊びなんだからなんでもやっちゃえ!というノリで、キザ男からオネエサマまでいろんな表現を聞かせてもらえて楽しかったです。
佐藤さんにとっても未知なる世界への第一歩になったのでは? - 佐藤
- 正直なところ、こうした感情を今まで自分で封印していたんだなぁ、と思いました。
歳をとって「自分のやりたいことをやろう」と居直ったということでしょうか。 - ひかる
- それは素晴らしい発見でしたね。
大人になって、いつの間にか自分で封印してしまっていることって誰にでもありますよね!
それを解いてもう一度少年の心になるのが、「大人の遊び」かな。 - 佐藤
- 「正直さ」は表現を間違えると「馬鹿正直」になったり「重すぎたり」「痛すぎたり」しがちです。子供のときはあんなに「正直」だったのに、いつどこで、忘れてきたのか。
子供の遊びは目的がありません。無目的に遊びに熱中するのは本当に楽しいものですね。 - ひかる
- 今回はじめは佐藤さんのリーディングだけの予定でしたが、お友達のピアニストARICO(ライブ情報)さんが「佐藤さんが読むなら、私がピアノでしょう!」と急遽友情出演。表現がぐっとふくらみましたね。
- 佐藤
- ARICOさんのオッサンの部分と私の女性的な部分がクロスオーバーしたような気分でした。ピアノは雄弁な楽器なので、豪華なアルバムになりました。
- ひかる
- 3人でスタジオにこもり、あ~しよう、こ~しようと好きなことを言いあってアルバム作りをしたのは、今思い出しても至福の時間でしたね。
3人で集まることを「部活動」と言って、すっかり学生モードでした。
心置きなくやりあえる仲間がいるというのは、素敵なことですよね! - 佐藤
- そこまで言うか、というか・・・「クソォとうとう言いやがった」と「よくぞそこまで言ってくださった」を足して2で割った喜びと嬉しさは、この仲間ならでは、じゃないでしょうか。
- ひかる
- ははっ、お許しください。それもこれもよいアルバムを作るための愛の、、、。
- 佐藤
- 「いいってことよぉ」(寅さん風で)