音源の制作と同時進行で、CDジャケットや盤面などの印刷物の制作も進めていきました。
レコーディングの日と編集作業の日、そして最終校正をしていただく日の計3回、グラフィックデザイナーと打合せをしていただき、CDジャケットデザインを作りました。
CDジャケット
盤面
*お客さまにはCDに入れる曲目が確定した時点でJASRAC(日本著作権協会)から録音許諾番号など印刷物に載せなければならないデータを入手していただき、デザイナーに提出していただきます。本来はお客様のほうで済ませていただく手続きですが、今回はこちらで代行しました。(有料サービスにてじわりん工房で代行する事もできます)
ご自分の作品のためのCDジャケットが出来てきたときはいかがでしたか?
店頭で売られている一般のジャケットと比べても、全く引けを取らない作りになっているんで、なんか晴れがましい気がしますね。
初めて七五三でオベベ着せられた女の子の気分に、近いんじゃないでしょうか。
帯下の井上さんシルエット
カッコイイジャケットに仕上がっていますね!CDの帯の下のマークもよ〜く見ていただくとね、ピアノに座ってらっしゃる井上さんですよね。井上さんのシルエットをかたどった。こういった所まで凝って作るところにオリジナルデザインの楽しさやうれしさがありますよね。
確かに頭の形が私ですね。
デザイン案をお出しした時、井上さんの顔がキラっと輝いたのがすごく印象的でした。デザイナーからも「反応を見るまではドキドキしましたが、あの瞬間やってよかったと思いました!」ってメールが来ましたよ。
ほんとうにありがとうございます。
今回は井上さんがEメールやパソコンなどをなさらないという事で、FAXや電話で校正作業を進めましたけど、なにかやりづらかったところはなかったですか?
特にないですね。
ただ迂闊だったんですが、JASRACに登録されている作曲者の名前と、一般に流通している作曲者の名前との表記の仕方に若干のずれがあったり、原曲がね、フランス語のやつとかスペイン語のやつとかの処理で存外時間を取ったなぁと思いました。
そうですね。そういった細かい所でね。
それで、もう一ついうと。こういう素人の非売品にも、JASRACはきっちり網の目をかけているんだなと感心しました。
そうですねぇ~。JASRACは音楽家の権利を守る業務を肩代わりしてくれて、著作物を使いやすくしてくれている、という点でとても意味のある団体だと思うんですけど。
確かに予備知識がないとCD制作費として想定外のお金がかかってしまった!という感じ方をされるかもしれませんね。
私達も事前にちゃんとご説明するようにしますね。
はい。
JASRACといえば、CDには世の中に発表した日として頒布日を記さなければなりませんが、2008.11.27にされたのはどうしてですか?
実は、かみさんの誕生日なんですが、、、。今、尋ねられて、あらためて腹が立ってきたんやけど、かみさんの誕生日にと思ってこの日に設定したんですが、それを渡されたかみさんが、このCDはあんたの葬式のときに使えるって言うんですよ。
そういう反応はないやろと、思いました。(笑)
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