Nat Bartsch Trio ナット・ヴァーチュ・トリオ from メルボルン

若手女性ピアニスト(2010年メルボルン音楽振興賞受賞)率いるピアノ・トリオ。柔らかく、やさしいメロディーにリリカルなプレイ。正式メンバーで初来日。

JAZZPERSPECTIVE 編集長　山本隆氏ご推薦公演

NATALIE BARTSCH について
オーストラリアのメルボルンで活動する才女、ナット・ヴァーチュは輸入盤関係者の間では何年も前から注目されていた。密かにCDが出るとこぞって先を争った。日本にも数回来ている。いずれも崇拝者（？）間でのみ話題であったかもしれない。しかし2013年をもって、その殻をつきやぶり、より多くの信者に向けて彼女の音楽を発信していく。ヨーロッパの師匠の元での修行。それは日本のリスナーの耳になじむ。一度ユニオンの事務所にも遊びに来てくれたけど、素敵な人でした。という訳で、京都RAGでの公演は要チェック。
 (JAZZPERSPECTIVE 編集長　山本隆）

山本隆プロフィール
大学生活の大部分を明大前のジャズ茶房『マイルス』でアルバイトをして過ごす。86年ディスクユニオン入社。ジャズ部門一筋。雑誌「Jazz Perspective」編集長。ヘルゲ・リエン『To The Little Radio』をヘルゲと作れたのがちょっと自慢みたいだ。ワインと北欧家具に囲まれて生活しているらしい。

Nat Bartsch Trio　（ナット・ヴァーチュ・トリオ） 若手女性ピアニスト(2010年メルボルン音楽振興賞受賞)率いるピアノ・トリオ。柔らかく、やさしいメロディーにリリカルなプレイ。  トリオは2006年、オーストラリアのヴィクトリア州メルボルンにあるヴィクトリア芸術大学での即興演奏を研究する中から生まれた。ピアノの Natalie Bartsch（ナタリー・バーチュ）を中心に、最初はベーシストに Josh Holt、ドラマーにLeigh Fisherを擁していたが、現在はそれぞれTom Lee とDaniel Farrugia となっている。Natalie Bartschはヨーロッパにおいて ピアニストでありECM アーティストである スイスのNik Baertsch 及び ノルウェーのTord Gustavsenに師事していた。トリオの音楽はオーストラリアの著名ジャズ・プレイヤーをはじめ、ElbowやSigur Rosといったインディーのロックやポップ、ヨーロッパのインプロヴィゼーションにインスパイアされたもので、一般的ジャズ・リスナーを超えた幅広い層に訴える温かい音楽性を持っている。2008年にデビュー EP “Nat Bartsch Trio” をリリース、2010年には “Springs for all the Winters” をリリースして名声を博した。歌手の Vince Jones はこれを 2010 年の好きなアルバムとして選んでいる。トリオは 2009年に一度来日したのをはじめ、2010年にヨーロッパ・ツアーを敢行している。ドイツの「ジャズ・トランスファー」フェスにおいてはAbdullah Ibrahim をサポートした。今年3月、新譜のリリースが予定されている。

Nat Bartsch Trio Japan Tour
17 – 19 May 2013
This musical trio led by young Australian female pianist Nat Bartsch – who won the Melbourne Prize for Music Development Award in 2010 – will come to Japan to showcase their unique brand of melodic, soulful music.
The trio was initially formed in 2006 when the members were studying improvisation at the Victorian College of the Arts in Melbourne. Bartsch is now joined by double bassist Tom Lee and drummer Daniel Farrugia.
The trio’s repertoire is inspired not only by great Australian jazz players but also indie rock and pop music of the likes of Elbow and Sigur Ros, and the improvised music of Europe. These influences enable the trio to communicate their heart-warming music to a broad range of listeners, extending far beyond the general jazz scene.
The trio’s debut EP Nat Bartsch Trio in 2008 was followed by their highly acclaimed release Spring for all the Winters in 2010. As a follow-up to her acclaimed 2009 tour of Japan, Nat Bartsch will visit Japan again, this time as part of a trio. The group also toured Europe in 2010. Their new album is scheduled to be released in March.
Japan Tour:
19:00 on 17 May at RAG in Kyoto

20:00 on 18 May at Pit Inn in Shinjuku, Tokyo

16:00 on 19 May at Jokoji temple in Joetsu-shi, Niigata

To purchase tickets, please send an email to ticket@spn1.speednet.ne.jp or call 03-3728-5690.

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