アメリカを代表するトップ・ジャズ・シンガー、Ella Fitzgerald。
決して恵まれたとわ言えない環境の中で才能を開花させたアーティストです。
今回はそんな彼女に注目します。
これまでに再生回数が多かった人気曲をランキング形式でリストアップしました。
ぜひチェックしてみてください。
Ella Fitzgeraldの人気曲ランキング【2025】(1〜10)
SummertimeElla Fitzgerald & Louis Armstrong1位

オペラ『Porgy and Bess』の一曲として知られ、ジャズの王様と女王が共演した名デュエット。
夏の気だるい午後に響く子守唄のような、穏やかで心安らぐメロディが特徴です。
Ellaさんの透き通る歌声とLouisさんの温かいだみ声、そして物憂げなトランペットが織りなすハーモニーは、まるで心地よい会話のよう。
二人の息の合った歌唱が、何気ない日常の豊かさを感じさせてくれるのもポイント!
1957年8月に録音された本作は、名盤『Porgy and Bess』に収められています。
映画やCMで夕暮れのBGMとして度々使用されているため、誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。
蒸し暑い夏の夜に、ゆったりとくつろぎたい時に聴くのもオススメですよ。
Into Each Life Some Rain Must FallElla Fitzgerald & The Inkspots2位

Bill KennyとElla Fitzgeraldをフィーチャーした、The Ink Spotsの1944年のデュエット・ソング。
Harlem Hit Paradeとポップ・チャートの両方でNo.1を獲得した曲です。
曲名は、Henry Wadsworth Longfellowの詩「Rainy Day」から引用されています。
What Are You Doing New Year’s Eve?Ella Fitzgerald3位

新年は心静かに、でもちょっぴりオシャレにジャズでも聴きながら大人の時間を過ごしたい……そんな方にぴったりのスタンダードナンバーをご紹介!
『What Are You Doing New Year’s Eve ?』は、1947年にブロードウェイのヒット曲などで知られる著名なソングライターのフランク・レッサーさんによって作曲され、2年後の1949年にR&Bボーカル・グループのオリオールズが歌ってヒットを記録。
その後は多くのシンガーがカバー、長きに渡って愛され続けるスタンダードナンバーとなった名曲です。
今回紹介しているのは、史上最高のジャズ・シンガーの1人としてその名を歴史に刻むエラ・フィッツ・ジェラルドさんが歌唱したバージョン。
ムードたっぷりのオーケストラ演奏の中で、優しく包み込むように歌い上げるエラさんのボーカルは絶品の一言ですね。
ちなみに歌詞の内容は、大晦日に大切な人と過ごしたいけど正面から誘えない、もどかしい主人公の心情が描かれています。
April in ParisElla Fitzgerald & Louis Armstrong4位

エラ・フィッツジェラルドさんとルイ・アームストロングさん、ジャズシンガー界のレジェンドのふたりが共演した『April In Paris』。
ロマンティックだけど、いやらしさを感じず、穏やかで優しい楽曲ですね。
ミュージカル『Walk A Little Faster』の劇中でも歌われています。
歌詞を読むと、オシャレなパリの街並みが目に浮かびます。
ちょっとくすぐったくなるような恋の歌ですね。
このステキな歌詞を書いたのは作詞家のエドガー・イップ・ハーバーグさんで、ジャズの定番曲『虹の彼方に』の作詞でも知られています。
ジャズ初心者の方でも聴きやすい1曲ですよ!
Tea For TwoElla Fitzgerald5位

ジャズのスタンダードナンバーであるTea For Twoです!
「二人でお茶を」という邦題で、日本でもCMなどで使われている名曲です。
たくさんの人がこの曲を取り上げていますが、今回はレストランに合いそうな、Ella Fitzgeraldによるものを選んでみました!
A-tisket, A-tasket (feat. Chick Webb and His Orchestra)Ella Fitzgerald6位

もともとアメリカで1879年にハンカチ落としのゲームの曲として作られていたというこちらの曲を、アメリカのジャズボーカル御三家の一人といわれるエラ・フィッツジェラルドさんがジャズにアレンジし1938年にリリースしたところ、大ヒットしました。
歌詞も童謡からよりアレンジされたストーリーを持っているものが書き足され、楽しい内容になっています。
エラさんは、ジャズにとどまらずいろいろなジャンルの曲を録音してヒットさせています。
Mack the KnifeElla Fitzgerald7位

ハーゲンダッツ、伊藤ハム「中元ギフト「独り言」編」などのCM曲に使われました。
この曲はもともとはドイツの戯曲家ブレヒトが書いた「三文オペラ」の挿入曲で、英語のタイトルはこの戯曲の主人公の名前のドイツ語読みをさしています。
ジャズ界の3大女性ボーカリストの一人エラ・フィッツジェラルドの代表曲でもあります。