流行りの洋楽【2025年4月】
音楽シーンは刻々と変化し、2025年4月の洋楽界には新たな潮流が生まれています。
イギリスのエド・シーランさんの心揺さぶるメロディ、ワンリパブリックの独創的な世界観。
今、流行している洋楽には、ジャンルを超えた魅力的な作品があふれています。
グローバルな音楽の潮流に身を委ね、あなたの心に響く特別な1曲を見つけてみませんか?
流行りの洋楽【2025年4月】(1〜10)
Long Live My BrotherEBK Jaaybo

アメリカ・カリフォルニア州ストックトン出身の若手実力派ラッパー、イービーケー・ジェイボーさん。
2018年から音楽活動を開始し、ウェストコースト・ラップシーンで独自の存在感を示してきました。
2025年4月のシングルは、亡き兄弟への想いを込めた魂のトリビュート。
重厚な808ベースとシネマティックなサウンドスケープが、深い悲しみと怒りのリリックを印象的に引き立てています。
YouTubeでは公開からわずか数日で62万回以上の再生を記録し、音楽トレンドランキング7位にランクイン。
2024年にはアルバム『The Reaper』で、ビルボードのBubbling Under Hot 100やHot R&B/Hip-Hop Songsチャートにも食い込む実績を残しました。
本作は切実な心情と現実を赤裸々に描いた作品で、リアルな表現に共感を覚える方にぜひお勧めしたい一曲です。
LachrymaGHOST

スウェーデンが誇るシアトリカル・ロックバンドGhostが、重厚なメタルサウンドとドラマティックなメロディの融合により新たな境地を切り開いています。
2025年4月に公開された本作は、アルバム『Skeletá』に収録されている楽曲で、ダークな詩世界と魅惑的なメロディの調和が見事です。
80年代のAORテイストを取り入れた洗練されたアレンジと、新フロントマンPapa V Perpetuaの表現力豊かな歌声が心を揺さぶります。
2016年にシングル『Cirice』でグラミー賞を受賞したGhostらしい完成度の高い仕上がりとなっており、幻想的な世界観に浸りたい方や、本格的なロックサウンドを求める音楽ファンにおすすめの1曲です。
アルバム発売に先駆けて公開されたミュージックビデオも必見で、現在開催中の「Skeletour」でのライブパフォーマンスにも期待が高まります。
Steve’s Lava ChickenJack Black

映画界からコメディから音楽まで、その多彩な才能で世界中のファンを魅了し続けているジャック・ブラックさん。
2025年3月公開の『A Minecraft Movie』で披露した挿入歌は、アメリカ出身の彼ならではのユーモアとロックテイストが見事に融合した作品となっています。
ゴキゲンなギターリフとコミカルな歌詞で構成された本作は、映画のサウンドトラックとしてWaterTower Musicからリリース。
映画館での上映中に観客がライブチキンを持ち込むという珍事が発生するほどの反響を呼び、ニュージーランドのシングルチャートでも11位を記録する大ヒットとなりました。
映画やゲームが好きな方はもちろん、笑いと音楽を融合させた斬新なエンターテインメントを求める方にもおすすめの一曲ですね。
流行りの洋楽【2025年4月】(11〜20)
Blue StripsJessie Murph

アメリカのアラバマ州出身のシンガーソングライター、ジェシー・マーフさんは、わずか9歳で作詞を始め、11歳からソングライティングを本格的に始めた才能の持ち主です。
2021年にコロンビア・レコードと契約を結び、ヒット曲『Always Been You』で音楽シーンに衝撃を与えました。
2025年4月のコーチェラ・フェスティバルで披露された本作は、トラップビートにカントリーの要素を融合させた「ギャングスタ・カントリー」スタイルを展開。
重厚なベースラインと印象的なエフェクト・ボーカルで、恋愛の裏切りから復讐へと至る心情を描き出しています。
本作は、アルバム『That Ain’t No Man That’s The Devil』に続く意欲作で、カントリーやR&B、ヒップホップなど、ジャンルの垣根を超えた音楽を好む方にぴったりの一曲ですね。
Off The Meter (ft.Playboi Carti & Destroy Lonely)Ken Carson

アメリカのアトランタ出身で、わずか24歳にして音楽プロデューサーとしても活躍するケン・カーソンさんが、レーベルのボスであるプレイボーイ・カルティさんと盟友のデストロイ・ロンリーさんを迎えた強力なコラボ作をアルバム『More Chaos』のボーナストラックとして加えました。
本作は、レーベル「Opium」を代表する3者による初の正式なコラボレーションとなった楽曲で、8ビットゲーム風のチップチューンのビートと、独特の歪んだシンセサイザーが織りなす実験的なサウンドが魅力的です。
2025年4月11日の自身の25歳の誕生日にアルバムをリリースし、アルバムそのものもBillboard 200で11位にランクインする成功を収めました。
エネルギッシュなビートと革新的なサウンドメイクが光る本作は、レイジジャンルの新たな地平を切り開く意欲作として、ドライブミュージックにもぴったりです。
lutherKendrick Lamar & SZA

ソウルフルな旋律に深い愛の告白が描かれる傑作。
アメリカのラッパー、ケンドリック・ラマーさんとR&Bアーティストのシザさんの共演が実現した音楽界注目の一曲です。
ルーサー・ヴァンドロスさんへのオマージュとして制作された本作は、808ビートと弦楽器が織りなすメロディの上で、ラマーさんの力強いラップとシザさんの艶やかなボーカルが見事に調和しています。
アルバム『GNX』からの先行曲として2024年11月に公開され、世界各国のチャートで首位を獲得。
2025年2月のスーパーボウルでは両アーティストの共演が実現し、2025年4月にはスタイリッシュなMVも公開されました。
切なくも力強い愛の歌として、静かな夜に聴きたい一曲に仕上がっています。
Henry, come onLana Del Rey

カントリーやアメリカーナの要素を取り入れた変化球で、新境地を見せてくれたアメリカ出身のラナ・デル・レイさん。
温かみのあるアコースティックギターやストリングスをバックに、切ない印象を残す歌声は、より一層魅力的な色彩を帯びています。
来たる2025年5月に発売されるアルバム『The Right Person Will Stay』の先行シングルとなる本作は、元恋人との別れに纏わる感情を詩的に紡ぎあげ、ラナさんの心情に触れることができますよ。
音楽誌のPitchforkでは「Best New Track」に選ばれ、さらに2025年4月末に開催予定のStagecoach Festivalで、カントリーミュージックの祭典の目玉を飾るなど、活動の幅を広げています。
ドライブ中や静かな夜のリラックスタイムに、しみじみと聴いていただきたい1曲です。