こちらにも挙げておりますが「ビートルズを代表する作品を何曲か挙げてください」と言われると、ファンでも頭を抱えてしまいます。
なぜでしょう?
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もしもビートルズが2016年に武道館公演を行ったら?
それは「ビートルズの作品があまりにもバラエティーに富んでいるから」です。
それを示す好例があります。
「もし2016年にビートルズが時空を超えて武道館公演を行ったら!?」というテーマで、著名人が11曲を選曲したら、見事にバラバラに分かれほとんど被ってないんです!
参考:「もしもビートルズが2016年に武道館公演を行ったら!?」
わたくしも、彼らの魅力を良く表していると思われる作品を選びました。
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
初期を代表する名曲です。
ストレートでシンプルなロックンロールですが、実にキャッチーでノリの良い曲です。
ビートルズは、すでに下積み時代にこの曲を完成させており、コンポーザーとしての能力がいかに高かったかを証明しています。
彼らが「ロックの殿堂入り」を果たした時に、彼らを尊敬するアーティストたちがこの曲を合唱しました。
ツイスト・アンド・シャウト
https://www.youtube.com/watch?v=z9ypq6_5bsg
カバー曲にもかかわらず見事に自分たちの作品として仕上げており、彼らのアレンジ能力の高さを見せつけています。
ジョン・レノンのワイルドでパワフルなボーカルが炸裂(さくれつ)する名曲です。
アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド
ビートルズが全米を制覇した記念すべき作品です。
ジョンとポール・マッカートニーのツインボーカルとコーラスの素晴らしさが実感できる名曲です。
聴いているだけでウキウキした気分にしてくれます。
ア・ハード・デイズ・ナイト
「チャーン」というイントロがとてつもなく印象的です。
このオープニングコードが何だったのかは50年以上にもわたり、ミュージシャンや果ては学者までをも巻き込んだ大論争となりました。
イエスタディ
ビートルズの傑作の1つとして必ず挙げられる美しいバラードで、ビートルズの作品の中で最も多くのアーティストにカバーされています。
世界で初めて弦楽四重奏を取り入れ、ロックとクラシックを融合させた画期的な作品です。
ノーウェジアン・ウッド
ジョージがインド楽器のシタールを始めて使用し、ロックに東洋音楽のサウンドを大胆に取り入れ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
ビートルズがアイドルからアーティストへと変身したことを象徴する作品です。
デイ・トリッパー
https://www.youtube.com/watch?v=yyPCKgzoiVk
冒頭から始まるギターリフが印象的なノリの良い作品です。
ジョンとポールのツインボーカルが見事なハーモニーで作品全体を引き締めています。
トゥモロー・ネバー・ノウズ
https://www.youtube.com/watch?v=Ah2ckzXgrx4
まるで多くの原色できらめく空間がうねっているかような摩訶不思議なサウンドです。
ビートルズがテープループというテープを何度も繰り返し再生・録音したり、ADTを使用したりなど、後世に残るスタジオ編集の歴史的先駆けとなった記念すべき作品です。
レイン
リンゴ・スターが「最高のパフォーマンス」と自画自賛した程の独創的なドラム・テクニックを披露しています。
彼のダラ~っと引きずるような「階段から下へ流れ落ちるようなサウンド」は後輩のドラマー達にユニークと絶賛されています。
ビートルズが世界初のミュージック・ビデオを制作し、音楽を耳だけではなく目でも楽しめるきっかけとなった作品です。
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ
まるで万華鏡の中を浮遊しているかのような不思議な感覚に陥ります。
「不思議の国のアリスをイメージした」とジョン・レノンは語っていますが、サウンドだけではなく「タンジェリンの木」「マーマレードの空」など彼が得意とする、常識を超えた不思議な歌詞が視覚的にも訴えてきます。
ア・デイ・イン・ザ・ライフ
ジョン・レノンのボーカルが曲の途中でフェードアウトし、入れ替わりにオーケストラが不協和音で低音からフェードインし、次第に高音へと移ってカオス状態に陥ります。
リスナーが戸惑っているのを尻目に唐突に終了し、ポール・マッカートニーのポップなボーカルに切り替わります。
カメレオンのような曲調の変化にリスナーは翻弄(ほんろう)されてしまいます。
アイ・アム・ザ・ウォルラス
「死んだ犬の目から滴る黄色いカスタード」など全く意味不明の歌詞が並べられますが、それがちゃんと作品として成立しています。
ジョンは、自分の作品を意味も分からずあれこれ批評する専門家を皮肉って、こういう作品を好んで作りました。
しかし、歌詞も含めて聴くと、まるでダリの絵画を見ているようなシュールで不思議な感覚に包まれます。
ヘイ・ジュード
ビートルズのシングルの中で最もヒットした作品です。
ポールの得意とする美しいメロディーラインが秀逸で、ラストのオーケストラ奏者も含めた大合唱が印象的です。
曲は56秒辺りからスタートします。
バック・イン・ザ・U.S.S.R
ジェット機のエンジン音がイントロで流れ、そこから一気に上昇気流にのり、音速を超えたスピードで最後までノリノリの作品です。
コーラスは、当時ライバルだったビーチボーイズをオマージュし、ドラムはポールが叩いています。
へルター・スケルター
後世のハードロックあるいはヘビーメタルの原型ともいえる激しい曲調ですが、60年代ですでにこんな先進的な作品を制作していたんです。
エアロスミス、ボン・ジョビ、U2など多くのアーティストたちによりカバーされています。
日本映画のタイトルにも採用されました。
レボルーション
タイトルは「革命」と物騒ですが、急進的な暴力的改革を否定し、あくまでも平和的に政治や社会を変革することを訴えています。
イントロでジョンがかき鳴らすギターが強烈なインパクトを与えます。
カム・トゥゲザー
いきなりジョンの「シュッ」というボーカルからスタートし、彼独特のシュールな歌詞が連ねられます。
気だるさを漂わせながら力強いジョンのボーカルがゾクゾクさせてくれるスリリングな名曲です。
ジョージ・ハリスンのギター、ポールの力強いベース、リンゴ・スターのリズミックなドラムも聴き逃せません。
オリジナル動画が見当たらなかったので、動画サイトでカバーなどを探してみてください。
サムシング
ジョージ・ハリスンの傑作です。
ジョンとポールという2人の天才の前ではどうしても影が薄い存在の彼でしたが、コンポーザーとしても素晴らしい才能を持つことを世界に示しました。
実に美しいバラードですが、ポールのメロディアス・ベース(メロディーを奏でるかのようなベース・ライン)もこの名曲を盛り立てています。
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
これもジョージの作品ですが、親友のエリック・クラプトンがギターで参加しています。
タイトル通りまるで咽び(むせび)泣くかのようなギターソロがたまりません。
多くのアーティストがカバーしています。
オリジナル動画が見当たらなかったので、動画サイトでカバーなどを探してみてください。
ゲットバック
これも多くのアーティストにカバーされている名曲です。
次第にグループとしての活動に興味を失っていくメンバーに、ポールがもう一度原点に帰ろうという思いを込めて制作しました。
そのせいか、曲調はシンプルなオールドロックのスタイルです。
レット・イット・ビー
讃美歌(さんびか)を思わせるかのような美しいメロディーです。
イントロのピアノ、間奏のギター・ソロがとても印象的です。
他のメンバーから孤立して悩んでいたポールが、夢で母親から「レット・イット・ビー(あるがままにしておきなさい)」と告げられ、この名曲を書き上げました。
最後に
どうにかこうにか絞り込んでようやく前回と合わせて20+1曲だけ挙げました。
これで彼らの魅力のほんの一部だけでも垣間見られると思います。