京都の音楽フェス「ボロフェスタ」の魅力
ボロフェスタとは2002年より毎年開催されている、京都のD.I.Y.音楽フェスとして有名なイベントです。
今回はこのボロフェスタの魅力に迫りたいと思います。
ボロフェスタとは

http://ameblo.jp/rabibon/entry-11997990538.html
ボロフェスタとは、2002年から毎年京都でおこなわれている音楽フェスです。
京都のインディーズバンドやライブハウススタッフ、音楽配信サイトやオンラインCDストアのスタッフなどが実行委員として立ち上げました。
当初は西部講堂やLIVEHOUSEnano、CLUB METROなどで開催されていましたが、2009年からは京都KBSホールを中心におこなわれるようになりました。
この京都KBSホールはステージ背後のステンドグラスがとても印象的で、大きく奇麗なステンドグラスを背にさまざまなバンドがライブを繰り広げていくのは圧巻です。
ボロフェスタの魅力
ここからはボロフェスタの魅力を3点にしぼってご紹介いたします。
D.I.Y音楽フェス
このボロフェスタの最大の特徴はイベンターなどを通さず、主催者とボランティアスタッフによって全てを運営されているD.I.Y音楽フェスということです。
そんな手作りのD.I.Y音楽フェスでありながら、過去には赤犬、毛皮のマリーズ、ken yokoyama、BRAHMAN、the HIATUS、10-FEETなど人気アーティストが数多く出演しています。
またそのラインナップは有名・無名、ジャンルにはこだわらず、主催者の観たい・呼びたいアーティストを呼ぶというスタイルで組まれており、ここにもD.I.Y音楽フェスらしさが垣間みれると思います。
ボロフェスタは3日間で3000~4000人の動員のそこまで大きなフェスではありませんが、そこには100人ものボランティアスタッフが良いフェスを作りたいという想いだけで集まり、運営をおこなっています。
奇跡を実現してきた不思議な力を持つフェス
2002年に始まったボロフェスタは、これまでさまざまな奇跡を実現してきた不思議な力を持つフェスです。
まず1番にご紹介したいのが2007年のボロフェスタ。
当日野外のステージでのライブが中止になるという緊急事態に……。
しかし、タイムテーブルの組み換えをおこなったことで、1組のアーティストのライブも中止になることなく、全てのライブがおこなわれました。
まさにアーティスト、スタッフ、来場者の協力があってこそ実現した2007年のボロフェスタは、参加者全員の愛や音楽への熱量がこもったイベントであるということを証明してくれました。
そして翌年の2008年には8日間の開催というボロフェスタ史上最大規模の開催となりました。
会場をこれまでの西部講堂からライブハウスnanoやMETRO、鴨川河川敷へと移し、今までとは異なる歴史的な開催となりました。
その後も毎年さまざまなコンセプトのもとに、新たな試みにチャレンジするボロフェスタはまさにD.I.Yフェスの精神を持ち続けるからこそ実現できるイベントなのです。
プレイベントでも楽しめるフェス
ボロフェスタは、大阪でおこなわれるRUSH BALLと同じく、本編開催に先駆けてプレイベントがおこなわれます。
その名もナノボロフェスタ。
京都市内にあるライブハウスnanoを中心におこなわれるサーキット形式のイベントです。
京都のインディーシーンが丸わかりになるようなラインナップが魅力的で、京都のライブハウスファンの方はもちろん、これから京都のバンドを知りたい方、ボロフェスタに参加予定の方にも参加してみていただきたいイベントです。
開催概要
11/1(土)〜3(月) ボロフェスタ
ステージ背面のステンドグラスが非常に印象的な京都KBSホールとライブハウスMETROでおこなわれるボロフェスタ。
ライブハウススタッフやバンドマンなど音楽関係の仕事に携わる方からなる実行委員会と多数のボランティアスタッフだけで作るD.I.Y.フェスとしておこなわれるボロフェスタはD.I.Y.フェスだからこその視点がたっぷりで他のイベントにはない楽しみがあるのではないでしょうか。
名称 | ボロフェスタ |
日程 | 11/1(土)〜3(月) |
場所 | 京都府 京都市 上京区烏丸上長者町 KBSホール / METRO |
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最後に
いかがでしたでしょうか。
京都のD.I.Y音楽フェス、ボロフェスタの魅力をお分かりいただけたでしょうか?
ボロフェスタの運営を担当しているのはバンドマンやライブハウススタッフなど音楽業界の真っただ中に居る方々です。
また毎年100人以上集まるボランティアスタッフも「良いフェスを作りたい」「将来自分も音楽フェスを主催したい」と思っている音楽好きな方たちばかりです。
そんな音楽人たちが実行委員となり作り上げているD.I.Y音楽フェスだからこそ、独自の色を出して運営することができ、不思議な力のこもった今の音楽シーンになくてはならない人気イベントになっているのではないでしょうか。
ライタープロフィール
音楽フェスマスター・編集長
羽根佳祐
RAG MUSIC編集長で音楽フェス担当。
大学1回生のとき、初めて行った音楽フェスで「こんなに自由でこんなに楽しい場所があるんだ」とその魅力に取り憑かれました。
すてきな音楽フェスの情報をお届けし、音楽フェスファンを増やすべく、日々発信中。