漆黒の刀剣を振るい、冷徹な強さを見せる上弦の壱・黒死牟。
その圧倒的な存在感の中に、人としての深い悲しみや後悔が垣間見える彼の言葉は、多くの読者の心に鋭く突き刺さります。
生きることの意味、兄弟の絆、そして己の道を探し求めた戦いの果てに残された言葉の数々。
今回は、黒死牟が遺した心揺さぶる名言をご紹介します。
その言葉の奥に秘められた想いに、きっとあなたも心を揺さぶられることでしょう。
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【心を震わせる】黒死牟の名言。圧倒的な存在感を放つセリフ特集(1〜10)
私はただ 縁壱 お前になりたかったのだ黒死牟
自分が本当は何を望んでいたのかに気づいた時の名言「私はただ 縁壱 お前になりたかったのだ」。
鬼殺隊に追い込まれ、異形の姿になりながらも戦い続けようとする黒死牟が自問自答の末にたどり着いた答えを象徴するセリフですよね。
家族を捨てたことも人間を捨てたことも、全ては心の底から憎んでいたはずの弟・継国縁壱になりたかったがためという結論は、なんとも皮肉なのではないでしょうか。
死の間際で初めて自分の本心に気づく様が切ない名言です。
これが… これが本当に俺の望みだったのか?黒死牟
鬼殺隊に追い詰められながらも体を再生させ、異形の姿となった黒死牟が刀に映る自分を見た時の名言「これが… これが本当に俺の望みだったのか?」。
日本一の侍になるため、弟・継国縁壱を超えるために手に入れた力なのに、いつしか化け物に成り下がってしまったことへ自問自答するシーンは心を震わせますよね。
目的を達成するために頑張ってきたつもりが、いつの間にか理想とかけ離れた場所にたどり着いていたことに気づいた黒死牟は、最強の鬼でありながら最期まで人間味にあふれていました。
何百年も前に鬼になっていながらも、侍としてのプライドが残っていたことを感じさせる名言です。
さらなる高みへの…開けた道をも…自ら放棄するとは…軟弱千万黒死牟
鬼殺隊に敗れ、消えてしまった上弦の参・猗窩座に対して発した名言「さらなる高みへの…開けた道をも…自ら放棄するとは…軟弱千万」。
上弦の壱である自分に勝つと言っていた猗窩座が人間の記憶を取り戻し、自ら再生を放棄したことへの憤りを感じさせるセリフですよね。
人間の時の記憶を残しながら鬼として力を求め続けた黒死牟にとっては理解できない心情を表したセリフなのではないでしょうか。
のちに訪れる黒死牟自身の結末にもリンクする名言です。
もうやめろ 私はお前が嫌いだ黒死牟
何をしても弟・継国縁壱には敵わないという憎しみや兄弟としての絆が複雑に絡み合っている状態を感じさせる名言「もうやめろ 私はお前が嫌いだ」。
望んでいた力を手に入れるために全てを捨て、何百年と生きるうちに人間だった頃の記憶が薄れてもなお忘れられない弟の顔と存在に対する苦悩が表れていますよね。
劣等感を与えられながらも自分を慕い、最期までその身を案じ続けてくれた弟に対する、兄だからこその葛藤を感じられるのではないでしょうか。
黒死牟の、強いだけではない魅力に気付ける名言です。
私の…言いたいことは… わかったか…黒死牟
上弦会議において上弦の参・猗窩座に対して発した名言「私の…言いたいことは… わかったか…」。
上弦の弐・童磨と猗窩座のやりとりを見ていた黒死牟が圧をかけるセリフは、上弦の壱としての存在感を示すのに十分な迫力がありますよね。
上弦同士による「入れ替わりの血戦」に発展してしまうことが無益でしかないことを理解しているからこそのセリフなのではないでしょうか。
その口調や冷静さから底知れない実力をイメージさせる名言です。
人を妬まぬ者は運がいいだけだ黒死牟
「人を妬まぬ者は運がいいだけだ」という名言は、「出会ったことがことがないだけだ、神々の寵愛を一身に受けた者に 全てを焼き尽くす程、強烈で鮮烈な太陽の如き者に」と続きます。
自分がどれだけ努力しても追い付けない弟・継国縁壱に対する嫉妬と、双子であるが故に逃れられない比較への苦悩が分かりますよね。
現代では個性を重んじる風潮が広がりつつありますが、それでも自分が欲しいものを全て持っている人に劣等感を持ってしまう方は多いのではないでしょうか。
最強の座についても拭いきれない劣等感を感じさせる名言です。
此方も抜かねば…無作法というもの…黒死牟
自分の子孫である霞柱・時透無一郎の剣技に対して発した名言「此方も抜かねば…無作法というもの…」。
鬼でありながら呼吸による戦いが可能な黒死牟の実力が発揮させ始めるきっかけとなったセリフです。
この直後に時透無一郎の一瞬で手を切り落とした剣技は、上弦の壱にふさわしい実力を見せつけました。
その言い回しや考え方から、黒死牟の侍としての姿も見えますよね。
初見の技であっても冷静に対処し、礼を重んじる姿を印象付けた名言です。






