ビートルズに代わって70年代世界で最も影響力を持ち成功したバンドのレッド・ツェッペリン。
破天荒なライフスタイルを含めハードロックというジャンルを確立したとされ、いまさら人に訊けないほどの王道バンドですが、一筋縄では説明できない様々なジャンルを内包したその音楽性についても高く評価されています。
今まで聴いたことがない方も、これを機に触れてみてはいかがでしょうか。
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もくじ
- レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の名曲
- Black Dog(ブラック・ドッグ)|レッド・ツェッペリン
- Communication Breakdown(コミュニケイション・ブレイクダウン)|レッド・ツェッペリン
- Rock And Roll(ロックンロール)|レッド・ツェッペリン
- What Is And What Should Never Be(強き二人の愛)|レッド・ツェッペリン
- Trampled Under Foot(トランプルド・アンダー・フッド)|レッド・ツェッペリン
- Going To California(カリフォルニア)|レッド・ツェッペリン
- Since I’ve Been Loving You(貴方を愛し続けて)|レッド・ツェッペリン
- Stairway to Heaven(天国への階段)|レッド・ツェッペリン
- Achilles Last Stand(アキレス最後の戦い)|レッド・ツェッペリン
- Kashmir(カシミール)|レッド・ツェッペリン
- Immigrant Song – Live 1971|レッド・ツェッペリン
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の名曲
Black Dog(ブラック・ドッグ)|レッド・ツェッペリン
ヴォーカルと演奏が交互に繰り返される、ジョン・リー・フッカーなどのブルース、ジェームズ・ブラウンのファンクからの影響を見事に昇華したようなハードロックの名曲です。
ジミー・ペイジのギターが印象的ですが、このリフはベースのジョン・ポール・ジョーンズの作だそうです。
この時期ロバートはすでに喉を傷めハイトーンをあまり出しませんが、しっかり歌っています。
Communication Breakdown(コミュニケイション・ブレイクダウン)|レッド・ツェッペリン
ファーストアルバム収録のこのパンキッシュなナンバーは、彼らの歴史上唯一ファーストアルバムから演奏され続けた人気曲でした。
ビートルズがいまだ健在の時期に発表されたこの曲は、その後十年のロックの未来を予見していたようにも感じられます。
Rock And Roll(ロックンロール)|レッド・ツェッペリン
曲名の通り彼らの中でも明快な曲調ですが、ロバート・プラントの美しいシャウトが響き渡るこのテイクは圧巻です。
ロバートのヴォーカルが好調だった時期の映像は少なくそういった意味でも貴重。
What Is And What Should Never Be(強き二人の愛)|レッド・ツェッペリン
https://www.youtube.com/watch?v=00eN1t4iKCo
ジャズ風のコード進行から激しいロックに流れ込み、途中スライドギターのソロも挟んでメランコリックに展開していく様は圧巻です。
ジョン・ポール・ジョーンズのグルーヴ感あふれるベースプレイもベーシストのお手本のようなプレイです。
Trampled Under Foot(トランプルド・アンダー・フッド)|レッド・ツェッペリン
ベースだけでなくマンドリン、キーボードも弾くジョン・ポール・ジョーンズのファンキーなクラヴィネットをフィーチャーし、ドスの利いた声でロバートが歌うこの曲はスティーヴィー・ワンダーのSupersutationに感化されたようなナンバーですが、のちに日本のBzもそっくりなメロディーの曲を発表しています。
Going To California(カリフォルニア)|レッド・ツェッペリン
https://www.youtube.com/watch?v=BAQeZNjmJDA
アコースティック・ギターを持った方がテクニック的には上と称されるほどジミー・ペイジはフォークサウンドにも強く、ジョン・ポール・ジョーンズもマンドリンで息の合ったアンサンブルを聴かせます。
こういったハードではない部分にも造詣が深いのが彼らの強みとなっています。
Since I’ve Been Loving You(貴方を愛し続けて)|レッド・ツェッペリン
ジミー・ペイジのセンスが冴えわたるブルース・ロックの名曲。
ジョン・ポール・ジョーンズがフェンダー・ローズピアノを弾いています。
中間部のギターソロは多くのギタリストたちにリスペクトされてきました。
Stairway to Heaven(天国への階段)|レッド・ツェッペリン
ただの繰り返しのように聞こえる旋律ですが、盛り上がり方に多くの工夫がされており、いつの間にか曲のピークに達している約8分の超大作です。
この狂熱のライヴの映像では、ジミーペイジがダブルネック(上が12弦、下が6弦)のエレキギターを巧みに使い分けており、約2分間に渡るギターソロには魂が込められています。
Achilles Last Stand(アキレス最後の戦い)|レッド・ツェッペリン
https://www.youtube.com/watch?v=YWOuzYvksRw
ひたすら重戦車のようなジョン・ボーナムのドラムとジミー・ペイジがギターでぶつかり合うスケール感の大きい大作。
ロックギター史において有名すぎるほどの曲ですが、へヴィメタルのジャンルにおいてさえこれほど重量感のある曲は他になかなか存在しません。
Kashmir(カシミール)|レッド・ツェッペリン
イントロから明らかに普通のロックではないことが伝わってくるかと思います。
華美な演出を施さずともメンバーの音の存在感だけで圧倒的な独自性が伝わる一曲。
パンクロック全盛期に彼らの自信が伝わってくるかのような堂々たる演奏ですが、この一年後ドラマーのジョン・ボーナムが不慮の死を遂げ、バンドは解散します。
Immigrant Song – Live 1971|レッド・ツェッペリン
それでは最後に、彼らの全盛期のライブ音源を紹介します。
1971年に初来日を果たした彼らが初日の東京武道館公演の一曲目で演奏したのがこの「移民の歌」でした。
スタジオ版を吹き飛ばすドライブ感とグルーヴ、激しいシャウトとギターソロ。
当時の興奮が垣間見える録音です。
ライタープロフィール
ミュージシャン
白鳥兵蔵
日本で最も退屈な有閑貴族の集団こと「煙客」のメンバー。
Twitter:yen_kark
Facebook:yenkark/