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LUNA SEAライブレポート。さいたまスーパーアリーナでの注意事項、感想など

LUNA SEAライブレポート。さいたまスーパーアリーナでの注意事項、感想など
最終更新:

2016年末の12月23日参戦。

(ちょっとレポートが24日のものと前後してしまったのはご愛嬌)

LUNA SEAのさいたまスーパーアリーナ2days。

さいたまスーパーアリーナでの注意事項、感想などをここで紹介していきたいと思います。

LUNA SEA The Holy Night -Beyond the Limit- in さいたまスーパーアリーナ

LUNA SEA The Holy Night -Beyond the Limit-

http://www.lunasea.jp/

本当は12月24日に参戦する予定でチケットを取っていたのだが、同日にSHINくんの復活ライブが発表され、悩みに悩んだ。

ハゲができるんじゃないかってくらい悩んだ(嘘です)。

結果24日はSHINくんのライブへ行くことに決め、LUNA SEAはあらためて23日のチケットを取り直した。

ライブが被るのは珍しいことではないが、こう言った重要なライブが被ると本気で分裂したくなる(涙)。

まぁLUNA SEAにとっては12月23日の方がメモリアル感のある日だと思うので、結果オーライか。

LUNA SEAにとっての12月23日。

この日には意味がある。

彼らの大きな節目はいつも12月23日であり、彼らの歴史が塗り変わるこの日をSLAVE(=ファンの呼称)たちとともに迎えてきた大切な日と言える。

ところで、わたしが最後にLUNA SEAのライブへ足を運んだのはいつだったかとチケットファイルをひっくり返して見てみたら、意外や意外(?

)2012年12月14日のZepp Tokyo公演(The End of the Dreamツアー)だった。

もう4年もライブを見ていないことになる。

そんなに行っていなかっただろうか?

(VJSフェスでは見ているけれど。

なぜ4年もの間LUNA SEAのライブへ行かなかったのか考えてみると正直良く分からないのだが、なんとなくマンネリ感があった、とか、なんとなく聴きたい曲が聴けなかった、とか……そんな理由だったように思う。

逆になぜこの日久し振りに行こうと思ったのか。

それは間違いなくVISUAL JAPAN SUMMITでのアクトがカッコ良かったから。

12月24日のチケットはそれより前に買っていたけれども、23日のチケットを再び取り直すまでには時間がかかった。

(だってライブ2days疲れちゃうし。

苦笑)

最後に行くことを決意させたのは、VJSで圧倒的な演奏力とカリスマ性を見せ付けられたことによるものだった。

さいたまスーパーアリーナ

会場は関東屈指の巨大アリーナ会場である、さいたまスーパーアリーナ。

さいたまスーパーアリーナ公式サイト

関東のアリーナ会場と言えばすぐに思い浮かぶ日本武道館、横浜アリーナ、代々木競技場第一体育館と並ぶ、むしろそれ以上のキャパシティを持ったとても有名なアリーナ会場である。

いろいろな解説サイトがあるので、もはやここでの詳細説明は不要ではないかと思う。

ちなみにライブ好きの皆様は一体この会場を何と呼んでいるだろうか。

例えば横浜アリーナの通称は100人中99人は「横アリ」で統一されていると思うが、このさいたまスーパーアリーナはいろんな呼び方をする人がいる気がする。

さいアリ?

SSA(エスエスエー)?

わたしは「たまアリ」です。

アクセス

公式ホームページが分かりやすい。

JR京浜東北線・宇都宮線・高崎線「さいたま新都心」駅から徒歩3分。

改札を出て左手を少し歩いたところにある。

迷いようがない。

改札を出て右手にはコンビニ、右側に見えるのがコクーンシティと言う巨大なショッピングセンター、会場へ行く途中にロイヤルホストとエクセルシオール、会場前地下のけやき広場にコンビニ、スタバなどの飲食店があるので、時間つぶしに困ることもないだろう。

キャパシティ

コンサート興行の多くはメインアリーナモードのエンドステージ2(スタジアムモードの場合はエンドステージ1)を使用している、と思う。

物販

外の正面AゲートとBゲート間あたりで行われていることが多い。

(この日はBゲート内で行われていたが、稀なケースだと思う)

入場

興行によってさまざまだが、席種によってゲートが異なることが多い。

を経験したことがある。

メインゲートが会場正面のAゲートで、スタンド花もこのAゲートを入ったところに飾られていることが多い。

Wゲートはまるで搬入口のようになっているので、ライブに来たワクワク感が感じられなくて少し残念かも。

ちなみにこの日はAゲートから全員入るように誘導されたので、客席に辿り着くまで相当の時間を要した。

客席

公式ホームページが分かりやすい。

場内ビューモードがついているので、自分の席に近いところを選択すればおおよその見え方が分かる。

簡単に構造を説明すると、アリーナ(=横浜アリーナで言うところのセンター)、200レベル(スタンド1階席)、300レベル(スタンド2階席/スイート席)、400レベル(スタンド3階席)、500レベル(スタンド4階席)の5階構造となっている。

個人的見解としては、とても大きく縦の距離(ステージからの直線距離)があるため、アリーナ席の真ん中より後ろよりは、スタンド席のサイドの方が圧倒的に見やすい。

と言うか、アリーナ後方なんてステージは何も見えないのを覚悟した方が良い。

合わせてステージ正面後方はアリーナにせよスタンドにせよかなりの距離があるので、どれだけ横向きで見難くてもステージに近い席の方がアーティストとの距離、臨場感ともに満足が行くと思う。

すべて個人の好みなので、上記は参考程度に公式の座席表を確認して席を選んで欲しい。

ちなみに天井は可動式で下げることができるので、400レベルがまるでない物のように見せることができる(通称“400レベル潰し”)。

こうすると一見満員の様に見えるが、演出の都合などの理由を除いて実情はチケットがよほど売れなかったんだと思う。

(悲しいことに、この日の公演は400レベル潰しだった)

音に関してはこのキャパシティの会場にしては比較的良好。

トイレ

会場のキャパシティに対して圧倒的に少ない。

早めに入ってひたすら並ぶか、事前にけやき広場などのトイレを利用するかの2択。

売店

会場内は200レベルに何店舗か見たことがある。

他のどこにあるかは良く分からない。

アルコールなどのドリンク販売や軽食販売があるが、言わずもがな金額が高い。

その上興行によってはOPENしていなかったりすぐに閉まってしまうことも多いので、用事はコンビニなどで済ませるのが懸命。

セットリスト

01. WITH LOVE02. TONIGHT03. Limit04. DESIRE05. TRUE BLUE06. Sweetest Coma Again07. IN SILENCE08. I’ll Stay With You09. gravity

10. Dr Solo 〜 Bass Solo

11. Be Awake12. I for You13. SHINE14. PRECIOUS…15. IN MY DREAM(WITH SHIVER)16. ROSIER

-encore-

en1. HOLY KNIGHTen2. Dejavuen3. WISH

LIVE REPORT & 感想

まず本編うんねんより、どうしてLUNA SEAの物販はいつもあんなに進まないのか。

本当に進まない。

3時間くらいかかる。

一瞬並んで、一瞬で諦めた。

大きなタオルが欲しかっただけのわたしにとって、タオルのために3時間はちょっとアホらしい。

要因のひとつはグッズ画像が前日にならないとUPされないことにあるだろう。

みんなどれを買うのか決めてきていないのだ。

売り場で「どうしようかな~」なんてやっている。

例えばGACKTのライブでは物販列に並ぶとグッズ案内のフライヤー(もちろん写真付き)がもらえるし、なんだったら事前に通販も出来る。

少なくともLUNA SEAよりは圧倒的に列の進みが速い。

アリーナクラスの会場でやるようになって随分長いのだから、もう少し対策を取って欲しいものだ。

そんなこんなでどうせ開演が押すだろうと踏んでトイレに並んでから会場に入ったら、すでに客席が薄暗くなっていて動揺した。

スタッフさんに「お席の案内をしましょうか」と声を掛けていただいたので有難くチケットを見せたら「そこ(階段)に列が書いてあって、椅子の後ろに番号があります」と言われた。

そんなことくらい知っている。

随分とレベルの低いアルバイトを使っているんだな、と思った。

ライブがスタートしたのは開演予定時刻から20分ほど経過した頃だったか。

ステージに設置されたスクリーンにまるで大聖堂の様な美しいステンドグラスが映し出され、会場内が一気にクリスマスモードへと変わった。

1曲目は(まさかの?

)「WITH LOVE」。

オーディエンスの大きな歓声が上がる。

オールディーズチックな楽曲を出だしに持ってくるオシャレさに感動。

通常のバンドだと、この入りの構成はなかなか勇気が出ないと思う。

その独特の空気感は、続く「TONIGHT」で一気にぶち壊される。

比較的ライブ終盤の盛り上げ曲をここに持ってくる試みも面白い。

余談で特筆すべきはSUGIZOのギターソロのシステムか。

ソロになると、ステージ下からブワーっと風が吹き上げて、ブワーっと煙が巻き上がったりする(笑)。

杉さまなびく。

もういろんなものがなびく。

髪も衣装も、ブワーってなってる。

ナニソレカッコイイネ。

最初見たときは衝撃的だったけれど、何度もやられるとちょっとフフってなってしまう(笑)。

終わってRYUICHIのMC。

(ニュアンスです 笑)

「待たせたな!

久々のLUNA SEAでメンバーも今喜んでるよ。

いつも言ってるんだけど、今日は、怪我をしなけりゃなんだってやって良い!

怪我だけはしないでね。

でも怪我をしなけりゃ、なんだってやっていいから」

なんだってやっていいのか、ROCKだな(笑)

続く「Limit」は、正直楽曲を聴いたときはそんなにライブ映えするとは思わなかったものの、実際のパフォーマンスを目にしたら想像以上に心が踊った。

これはライブでどんどん成長する曲だと思う。

新曲なのにもかかわらず、もうオーディエンスに歌わせようと言うRYUの振りに強気さを感じた。

そして「DESIRE」「TRUE BLUE」とスマッシュヒット曲でどんどん畳み掛ける。

「俺たちもあと2年で結成30年。

メンバーとこのライブでどの曲をやろうかってセットリストを考えてたら、いつの間にか俺たちってこんなに曲が増えて、伝えたいことがこんなに溢れちゃったバンドになったんだねって。

この23日と24日は、俺たちLUNA SEAとみんなにとってとても大切な日です。」

「拍手が止まらなーい!

笑」

そんなMCに続いて演奏された「Sweetest Coma Again」に痺れた。

大好きな曲なので、イントロで悲鳴を上げそうになってしまった(笑)。

グルーヴ感がたまらないヘヴィなこの曲は、BメロのSUGIZOのギターが好きで好きで仕方ない。

サビもなんであんな動き方するんだろうか、変態なんじゃないか(笑)と思うギターメロ構成で、それに次ぐJのベースソロがかっこよすぎる一曲。

生で聴くととにかく体が熱くなる。

もう帰っても良いや、と思えた(早)。

グっとダークな雰囲気に落とし込んでおいて、一転「IN SILENCE」をはじめとする美しいミディアムナンバーを並べるこの日の構成はやはり独特だ。

熱い真矢のドラムソロ&男気溢れるJのベースソロを挟んで、疾走感のある「Be Awake』」で「宇宙的に感じようよ!」(笑)。

SUGIZO曲全開のスケールで視界が一気にキラキラに輝く(感じがする)。

どこだったか、MCの最中RYUとSLAVEたちで「ありがとう」モードに突入したら

「大丈夫大丈夫!

今夜解散するわけじゃないから!!」

なんて場面があって笑った。

確かにお互いしんみりありがとね~ありがとう、今まで本当にありがとう!

ってなると、まるで解散ライブみたいな空気になる(笑)。

それを言うのが一度終幕しているLUNA SEAだから、全くシュールなジョークだ。

自分の中でのLUNA SEA的青春ソング「PRECIOUS…」が聴けたのもうれしい。

←これ、共感してくれる人いるんじゃないだろうか(笑)。

2番でメンバーが中央に集まるのがまた良い。

ハードな楽曲に展開するドラマティックなサビがインディーズ時代に作ったとは思えない完成度の高さ。

今演奏するとあの頃の狂気こそないものの、哀愁が漂ってこの曲で燃え尽きる感じがする。

そこで燃え尽きさせずに、本編ラストは「ROSIER」。

オルタナティヴはライブでこそ発揮するなぁ、と実感できる疾走感!

素晴らしい本編のラスト。

(でも、随分と本編の曲数が足りない!

もっと聴きたい!!

と思った。

2days故の温存型セトリなんだろうか?

アンコール。

おなじみのSLAVEたちの「きよしこの夜」の合唱が響く。

これを聴くと、クリスマス(イブイブ/笑)のLUNA SEAのライブに来たなぁって感じがする。

「メリークリスマス!

LUNA SEA初のクリスマスソング『HOLY KNIGHT』(※この2days会場限定販売のCD)を作ったんだけど、今日でCDが売り切れそうらしいんです。

ヤバい、明日の分がないかも」

嘘でしょ……!

(笑)

なぜ別にしておかない……!

バカなのかと!

(※ちなみに冗談でも何でもなく、ガチでした。

「俺たちの聖地はライブであり、ステージであり、この聖地を守る5人の騎士、というイメージで作りました。」

と、クリスマスソング「HOLY KNIGHT」を披露。

青い照明が旋律と調和して美しくて、曲に惹き込まれた。

その後、少しだけメンバーMC。

SUGIZOが「LUNA SEAのSUGIZOです。

明日もLUNA SEAのSUGIZOです」と言ってくれたのがうれしい(笑)。

杉さま、大事なことだから2回仰ったんですよね?

(笑)

最近X JAPANとの掛け持ちでいろいろと思うところがあったのかもしれない。

それから「お前ら最っっっ高に愛してるぜ!」の言葉もいただけて、もう今日はこれで帰っても良いや、と思えた。

(本日2回目。

笑)

RYUの「先生、お願いします!」の言葉で前に出てきた真矢は「今日ここでドラム叩きながら、奇跡ってなんだろうなーって考えてたんだけど、奇跡ってここで起こるんじゃなくて、みんなが家から支度してここまで来てくれたことが奇跡なんだと思いました!」

先生~!!

ちょっと意味が分かりません!!

笑←

そしてRYUから告知。

「そうだ、みんなに言わなきゃいけないことがあるんだけど。

LUNA SEAは来年でデビュー25周年です。

今日はLUNA SEAにとって大切な日だけど、俺たちの記念日ってもう1日あるでしょ?

鬼が笑うかもしれないけど。

来年の5月29日に日本武道館が決定しました!

多分一瞬で売り切れるから、頑張ってチケットGETして来てください!」

5月29日はLUNA SEAの結成記念日であり、町田のPLAYHOUSEのステージに初めて5人で立った始動日。

そんな大切な日の武道館公演の発表は、最高のクリスマスプレゼントだ。

もうひとつのクリスマスプレゼント「HOLY KNIGHT」からのラスト・ランは、定番の「Dejavu」と「WISH」。

やっぱりこの2曲がないと終われない。

お決まりのラストソング『WISH』を聴くと、今日のライブも終わりなんだな、と実感するのとともに、心の奥に込み上げるものを感じる。

「やっぱり、23日が俺らのクリスマスだよね」とRYU。

最後にお決まりのみんなで手を繋いで一斉にジャンプをし、特別な一夜を締めくくった。

チケットが取れるか分からないけれど、メモリアルデーの日本武道館公演へは絶対に足を運びたいな、と思う一夜だった。

そしてLUNA SEAのこれからの軌跡、奇跡をこの目に焼き付けたい。

(つまりはもっと足繁くライブに通おう、と。

笑)

最後に、素晴らしいアーティスト様たちから来ていたお花。

(奥からAcid Black Cherry、DAITA、GACKT、BUCK-TICK)

ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

なお、全て一個人の曖昧な記憶であり、事実と異なる部分や勝手に記憶が脚色された箇所、個人的解釈による記述もあるかも知れませんが、どうかご了承くださいませ。

また、あくまで個人的感想によるものですので、感想や考え方の相違について異論や誹謗は受け付けておりませんことをご承知置き願います。