井上章一さんと河上ひかる(じわりん工房)
国際日本文化研究センター教授
もくじ
ここまでCDが出来上がるまでの流れとCD完成記念ライブのことについておうかがいしてきましたが、今、ご自分のCDアルバムを手にとられて、どのような感慨を持たれていますか?
僕にとって、今回のことはやっぱり人生の山場でしたよ。
もちろんLiveSpotRAGで演奏させてもらうのもちょっとしたクライマックスでしたが、レコーディングは今までにないことでしたからね。
たぶん棺桶が近づいてくるとやっぱり思い出すでしょうね、自分の人生を振り返る時に。
1985年の阪神の優勝とかそんなことと共に思い出すことの一つではないでしょうか。
それは早すぎますよ。でも、そう言っていただけるのはとても光栄です。
RAGで仕事をしていて何が幸せかというと、ライブハウスでもスタジオでもレコーディングでも、皆さんが毎日生きていらっしゃる中での自分の一番よいところをRAGで出そうとして来て下さることです。
その方のピークの部分に立ち合えるというのは、ものすごく幸せなことです。
そうでしょうね。
レコーディング当日の井上さんも素敵でしたよ。いつものように穏やかな中にオーラを感じました。
ものすごいエネルギーの固まりがピアノに向っている感じがしました。
ありがとうございます。
味をしめていただけましたか?
面白い体験でした。が、音楽としての仕上がり自体にはげんなりしました。そううまくはないと最初から思ってはいましたが、まさか、ここまで頼りないとは。
こんなはずじゃなかった、ですか?
熟女ヌードの写真集なんかだと、コンピューターグラフィックの処理でシミなんかは取れるらしいですがね。
でも今回のレコーディングは完全無修正ですからね!相当努力されたことと思います。
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