井上章一さんと河上ひかる(じわりん工房)
国際日本文化研究センター教授
もくじ
ひかるさんのお父さんもお経をレコーディングされましたよね。
どうおっしゃっていましたか?
父も楽しかったようですよ。自分の認識している声とはちょっと違うとは言っていましたが、弟と二人で、うちの地域独特の節回しのお経を残す事ができたことに満足していました。
今度は自分が残さないと伝承者がいなくなる郷土民謡をなんとかしなきゃ!と。尺八の方と京都に来てスタジオレコーディングをしたいという思いがあるようなので、叶えてあげたいと思っています。
お経CDもはじめは記念として残すためにCDR20枚も焼けばそれでよいということだったのですが、結局追加注文で100枚プレスしました。
もらわはった檀家さんから、別の檀家さんがその話聞かれるとね、自分も欲しいなということになるんやろうね。
やっぱり自分のお寺の名前がタイトルになって、中面には写真も入っていて、ちゃんとしたCD作品に仕上がってくると、音源だけを渡した時とは全然違った喜びが湧いてきたのでしょうね。
録音したときはそんな気なかったようでしたが、気持ちが積極的に変わっていったんだと思います。
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