じゃんがら

じゃんがらは、福島県いわき市の伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」から名前がついたお菓子です。

じゃんがら念仏踊りは、太鼓やかねをならしておどる行事で、昔から大切に伝えられてきました。

お菓子の形も、踊りで使う鐘ににているのがとくちょうです。

やさしい甘さで、おみやげとしても人気があり、いわき市を代表するお菓子ですよ。

大黒屋

大黒屋はいわき市にあったデパートで、明治時代から続くとても長い歴史がありました。

買い物だけでなく、待ち合わせの場所としても親しまれ、いわき市のシンボルでした。

福島県にはほかにも、郡山市の「うすい」や福島市の「中合」などのデパートがあり、まちをにぎやかにしてきました。

多くの思い出がつまった大切な存在ですよ。

鶴ヶ城

福島県では会津若松城よりも、鶴ヶ城という名前でよく知られています。

白い壁と赤みのある赤瓦の屋根が大きな特徴です。

この赤瓦のお城は日本で唯一といわれていますよ。

むかしの戦いを乗りこえ、今も立つ大切なお城で、福島県の歴史と誇りを伝えています。

春は桜もきれいで、たくさんの人が見に来ます。

翁島

翁島は猪苗代湖の北がわにある小さな島です。

水が少ないときは陸とつながって道のようですが、水が多くなると、まわりが水にかこまれた島ができます。

ふしぎな形が人気です。

近くには、医者として有名な野口英世が子供のころをすごした場所や記念館があり、自然と歴史を学べる場所です。

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンは福島県喜多方市で生まれた有名なご当地ラーメンです。

めんは太くてちぢれていて、もちもちした食感が人気ですよ。

スープはあっさりしたしょうゆ味が多く、子供から大人までおいしく食べられます。

喜多方市では朝からラーメンを食べる「朝ラー」という習慣もあり、全国からたくさんの人が食べに来ていますよ。

夕方

「おばんかた」は福島県などで使われる方言で、「晩方」という言葉からきています。

晩方は夕方から夜にかけての時間のこと。

そのため、「おばんかた」は夕方や夜に人と会ったときのあいさつとして使われ、「こんばんは」と同じ意味ですよ。

地域ならではの言い方で、あたたかい気持ちが伝わる言葉です。

ケヤキ

ケヤキはまっすぐに大きく育つ、とてもじょうぶな木です。

その元気に伸びる姿が、これからもっと良くなっていく福島県の未来と重なるとして、昭和41年に福島県の「県の木」にえらばれました。

夏は木かげを作り、秋はきれいな葉を見せてくれます。

自然を大切にしようという気持ちもこめられていますよ。