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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

長い歴史の中で、さまざまな音楽家が作ってきたクラシック音楽。

美しい旋律に心がやすらぐものから壮大なスケールに圧倒されるものまで、実にバラエティに富んでいます。

あまりの多さに「聴いてみたいけれど、何から聴けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたに「まずはコレ!」とオススメしたいものをピックアップしました。

時代を越えて愛され続けるクラシック音楽の世界を、しばしご堪能ください。

もくじ

クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(81〜100)

「夜のガスパール」より「絞首台」Maurice Ravel

「夜のガスパール」というタイトルは、詩人ベルトランの64編から成る散文詩集のタイトルから取られています。

ラヴェルはこの詩集の中から幻想的で怪奇性の強い「オンディーヌ」「絞首台」「スカルボ」の3編を選び、そのイメージに大変な技巧を織り交ぜながら情熱的なピアノ曲に仕上げました。

「絞首台」の詩の内容は、絞首台にぶらさがった死体、その足元にひそむ無数のコオロギやクモ、遠くで鳴り続ける鐘の音、そんな光景を夕日が赤く染めているというものです。

印象的に鳴り響く鐘の音と、薄暗く怪しい雰囲気を見事に表現した1曲です。

24の奇想曲より「24 クワジ・プレスト」Niccolò Paganini

ありとあらゆる超絶技巧を駆使して展開される、華々しい変奏曲。

いろいろな作曲家による改作が1番多い曲です。

パガニーニ自身が天才バイオリニストで、シューマンは進路に迷っていた時、彼を見て音楽家になる道を選んだそうです。

歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「前奏曲」Richard Wagner

神話や伝説を題材としたオペラを多く作曲したワーグナーですが、このオペラは珍しく歴史を題材としています。

実在したマイスタージンガー、ハンス・ザックスを主人公とした物語です。

優勝者には「エファに求婚できる権利」が与えられるという歌合戦。

エファに恋をしているヴァルターが歌合戦の会場で「歌う権利」が与えられ見事優勝し、ヴァルターとエファは結ばれるという物語です。

明るく活力に満ちあふれた人間ドラマが繰り広げられるオペラを象徴するような、明るく促進的な前奏曲です。

歌劇「ローエングリン」より「婚礼の合唱」Richard Wagner

ワーグナー《ローエングリン》「結婚行進曲」 ロバート・ショウ合唱団
歌劇「ローエングリン」より「婚礼の合唱」Richard Wagner

結婚式などでもよく演奏されるので、一度は耳にしたことのある曲だと思います。

ブラバント公国を舞台に王座をめぐってざまざまな陰謀が繰り広げられる物語です。

この歌は、白鳥の騎士であるローエングリンと、ブラバント公国の公女であるエルザの婚礼の式の場面で歌われます。

この『ローエングリン』の様子は、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったとも言われているノイシュヴァンシュタイン城の内部にも描かれており、現在も見ることができますよ。

「子供の情景」より「見知らぬ国と人々について」Robert Schumann

全13曲からなる「子供の情景」。

それぞれの曲にタイトルがついています。

7曲目の「トロイメライ」が人気ですが、この1曲目「見知らぬ国と人々」も人気があります。

大人が話す異国の話に夢中になって聴く子供たちの様子が見えてくるようです。

幻想小曲集作品12より「飛翔」Robert Schumann

冒頭の力強いメロディが有名です。

何回か飛び立とうとする助走のようなメロディや、冒頭のメロディが断ち切られて終わるラストも印象的です。

この曲単独でよく演奏される、派手で指の動きも多いので演奏会向きの曲です。