美しくも恐ろしい…童磨の名言。狂気と博愛が同居する言葉たち
『鬼滅の刃』の鬼の中でも特異な存在感を放つ上弦の弐、童磨。
その明るく気さくな振る舞いとは裏腹に、冷酷な性格と深い洞察力を隠し持っているキャラクターです。
時に残虐で、時に美しく、そして人のもろさを鋭く突く彼の名言には、はっとさせられた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、童磨が物語の中で残した印象的な言葉をご紹介します。
狂気さを感じずにはいられないその言葉の数々に、あなたは背筋を寒くさせながらも魅力を感じてしまうはず!
美しくも恐ろしい…童磨の名言。狂気と博愛が同居する言葉たち(1〜10)
命というのは尊いものだ。大切にしなければNEW!
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後に上弦の陸となる妓夫太郎と堕姫に対し、鬼になることを誘った時の名言「命というのは尊いものだ。
大切にしなければ」。
殺害した遊女を喰いながらの説得力を欠いたセリフは、童磨というキャラクターの狂気や不気味さを演出していますよね。
生き死にに対しての感情が著しく欠落している童磨にとっては、2人が鬼になろうが死のうがどちらでも良かったのではないでしょうか。
当時上弦の陸だった童磨が上弦の弐にまでなっていることから相当数の命を奪っている童磨の、心を感じない名言です。
極楽なんて存在しないんだよ。人間が妄想して創作したお伽噺なんだよNEW!

人間であった頃の童磨が子供である自分を崇める大人に対して思った名言「極楽なんて存在しないんだよ 人間が妄想して創作したお伽噺なんだよ」。
両親に特別な存在だと信じられて教祖に据えられ、大人から死後に極楽へ導いてほしいとすがられ続けたことから生まれた思考を表したセリフですよね。
現代よりも神仏の存在が重要視されていたことから考えると自然なのかもしれませんが、こうした環境が童磨の性格や考え方をゆがめてしまいました。
相談された内容ではなく、その考え方自体に同情するような名言です。
気の毒な人たちを幸せにしてあげたい助けてあげたい。その為に俺は生まれてきたんだNEW!

童磨が人間だった頃から他人とは感覚が違っていたのが分かる名言「気の毒な人たちを幸せにしてあげたい助けてあげたい その為に俺は生まれてきたんだ」。
死んでしまえば何もなくなってしまうのに、死後のことまで心配して自分にすがろうとする人たちへのあわれみも感じさせるセリフなのではないでしょうか。
鬼となっても人間の頃の記憶を鮮明に残している童磨の、考え方や行動に直結していますよね。
やわらかい雰囲気とは裏腹な怖さがにじみ出ている名言です。
美しくも恐ろしい…童磨の名言。狂気と博愛が同居する言葉たち(11〜20)
何か辛いことがあったんだね…聞いてあげよう話してごらんNEW!

初対面でありながらむき出しの怒りを向けてくる蟲柱・胡蝶しのぶに対して放った名言「何か辛いことがあったんだね…聞いてあげよう話してごらん」。
万世極楽教の教祖でもある童磨が、いつものテンションで悩みを聞く風に発したセリフです。
その後、自分が胡蝶しのぶにとって姉のかたきであることを告げられても、悪びれることはありませんでした。
殺して喰うことを救済と称している童磨の不気味さや残虐性、それに反する軽薄さを感じさせる名言です。
俺と一緒に地獄へ行かない?NEW!

嘴平伊之助と栗花落カナヲの連携で頚を斬られた童磨が死の間際、意識の中に現れた蟲柱・胡蝶しのぶに発した名言「俺と一緒に地獄へ行かない?」。
死してもなお鬼殺隊としての信念を語る胡蝶しのぶに対し、人間の頃から含めても初めて抱いた感情を抱いた時のセリフです。
天国や地獄など無いと言い切っていた童磨の心境の変化は、死に際であることからも取り繕う必要のない本心であると感じますよね。
そして、天国と地獄があったとしても鬼である自分は地獄に行くということが分かっている冷静さも見える名言です。
俺は皆を凄く心配したんだぜ!大切な仲間だからなNEW!

鬼舞辻無惨や上弦の壱・黒死牟を探す上弦の参・猗窩座に対して向けた名言「俺は皆を凄く心配したんだぜ!大切な仲間だからな」。
100年間顔ぶれが変わらなかった上弦が倒されたことで無限城に上弦の鬼が集結した際のセリフで、他の鬼とは違った童磨の陽気さを感じさせますよね。
そもそも感情が欠落している童磨にとっては上辺だけの言葉ですが、上弦の弐という肩書きも相まって、その異質さを際立たせています。
猗窩座が苛立つ気持ちも分かる、童磨らしい名言です。
悲しい。一番の友人だったのに……NEW!

上弦の参・猗窩座の死に気づいた時の名言「悲しい 一番の友人だったのに……」。
性格も考え方も自分と正反対であるが故に何かと絡んでいた猗窩座に対して涙を流しながら発したセリフですが、その後栗花落カナヲに本当は何も感じていないのに上辺だけのことを口にしていると見破られてしまいます。
しかし、陽気かつフレンドリーでありながら仲間内にも言動を流されてしまう童磨にとって、何かしらの反応が返ってくる猗窩座の存在は、もしかしたら本人も気付かぬうちに特別になっていたかもしれませんね。
後に見えてくる童磨のキャラクターを象徴する名言です。