馬にまつわる四字熟語、あなたはいくつ思い浮かびますか?
「馬耳東風」や「塞翁失馬」など、聞いたことがあるものからあまり知られていないものまで、馬が登場する四字熟語は実に豊富です。
古くから人々の暮らしに寄り添ってきた馬は、その姿や性質が多くの言葉に刻まれてきました。
この記事では、日常会話やビジネスシーンでも使える一般的な四字熟語を取り上げています。
意味や使い方を知れば、言葉の奥深さに思わず「なるほど」とうなずいてしまうはず。
ぜひ語彙力アップに役立ててくださいね!
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2026年は午年!馬にまつわる四字熟語を詳しく解説(1〜10)
倚馬七紙NEW!
倚馬七紙は、あっという間に素晴らしい文章を書き上げる優れた才能を意味します。
倚馬は馬のそばに立っている状態、七紙は7枚も紙が必要なほどの長い文章を表していますよ。
『世説新語』に登場する故事由来の言葉で、古代中国にて東晋の桓温が袁虎に布告文を書くよう命じたところ、桓温が馬に寄りかかっている間に書き上げたことから来ているそうです。
そんな才能なら一度は持ってみたいと感じますね。
褒め言葉として誰かに言われてみたい四字熟語です。
塞翁失馬NEW!
@tanetam33 「塞翁失馬(さいおうしつば)」 「塞翁失馬」は、一見不幸や失敗に見える出来事が、後に幸運を招く可能性があることを意味します。この熟語は、予測不能な時代において、逆境を柔軟に受け入れ、それをチャンスに変えるリーダーシップに通じます。 #塞翁失馬#逆境をチャンスに#四字熟語#経営の知恵#逆転の発想#リーダーシップ#変化の時代
♬ オリジナル楽曲 – Soala – Soala
人の幸と不幸はその時々で変わるということ、幸や不幸は予測ができないという意味をあらわした四字熟語です。
塞翁は辺境に住む老翁のことで、その老人と馬にまつわるエピソードの中にある幸と不幸の入れ替わりに由来しています。
持っていた馬が逃げてしまい、その後によりいい馬が連れ帰れて、その後に息子が落馬、そのケガによって徴兵を逃れるというように、幸と不幸が交互にやってきます。
このような激動ではなくても、不幸をなげかずに幸を信じて前に進もうと思わせてくれる言葉ですね。
天馬行空NEW!
@yoji_niki 四字熟語 天馬行空 知識 霧島ヒカル VOICEVOX:小夜/SAYO VOICEVOX:小夜/SAYO
♬ オリジナル楽曲 – 四字熟語マスター – 霧島ヒカル
大空を自由に駆ける天馬を表した四字熟語「天馬行空」。
転じて、自由奔放で何者にもとらわれない文章表現や行動をする人を指す言葉として使われるようになりました。
読み方は「てんばこうくう」または「てんまこうくう」です。
「天馬行空に生きるあの人は、とても幸せそうだ」という感じで使いますよ。
人によって良い意味、悪い意味、どちらにも捉えられる言葉ですが、天馬行空に生きてみたいと思っている方は、意外に多いのではないでしょうか?
管仲随馬NEW!
昔の人の経験を尊重する姿勢や、聖人の知恵を借りることを表現した言葉です。
管仲という人物の経験がもととされている言葉で、道に迷った管仲が放った馬についていくことで帰れたというエピソードとともに語られます。
さまざまな道を走ってきた馬の経験によって自分が助かった、このように経験者にしたがうことがいい結果につながるのだと教えてくれます。
自分でなんとかするだけではなく、時には経験者の意見を聞くのも大切だと思わせてくれるような内容ですね。
老馬之智NEW!
長い経験を積んだ者が持っているすぐれた知恵や知識を意味する言葉、そこから経験者の意見は参考にした方がいいというメッセージも伝えるような四字熟語です。
中国の管仲という人物の老馬の後をついていくことで迷った道から帰れた、というエピソードに由来しています。
長い経験は知識がしっかりとたくわえられているもので、それにしたがうことで自分にもいい影響があるのだと伝えてくれます。
まずは経験者にしたがい、そこから自分もじっくりと経験をたくわえようと思わせてくれる内容ですね。
長鞭馬腹NEW!
どれほど大きな力があったとしても、どうにもならないことがあるのだという事実を表現した四字熟語です。
また大きすぎる力や長すぎるものが、逆に役に立たなくなるという意味でも使われる場合があります。
鞭が長すぎると馬の腹に当たらないという意味からきた言葉で、中国の春秋時代の晋と楚、宋の関係を見て、伯宗が投げかけた言葉とされています。
大きな力を持っていたとしても、それを過信せずに慎重に進んでいこうというメッセージを感じさせる内容です。
飲馬投銭NEW!
小さなことでも誠実に行う姿勢を表現、そこから心も行いも清く正しいことをあらわした言葉です。
馬が水を飲むたびに、その代金として自らお金を水中に投げ入れるというエピソードが描かれ、連れている馬への責任感から誠実さが伝わってきます。
やらなくてもいい気遣いをしっかりとこなしているというところから、その人格が強く伝わってきますよね。
この熟語で描かれた人物のように、小さなことでもしっかりと誠実に、責任感を持って過ごしていきたいと思わせてくれる言葉ですね。






