フォークシンガーとしてデビューし、プロテストソングとして有名な社会的な差別問題を題材に取り上げた曲「チューリップのアップリケ」や「手紙」、1960年代安保の学生運動が共闘を歌うアンセムとなった「友よ」など、多数の名曲を世に送り出した岡林信康の人気曲をランキング形式で紹介します。
岡林信康の人気曲ランキング【2025】
山谷ブルース岡林信康1位

「フォークの神様」と呼ばれた伝説のシンガーソングライター、岡林信康のデビューシングル。
1968年リリース。
東京の山谷で生活する肉体労働者たちのリアルな心境を、アコースティックギターに乗せて切々と歌い上げています。
私たちの望むものは岡林信康2位

「政治の季節」といわれた60年代に若者の心をとらえたフォークの神様の1曲。
現代の不自由から自由な世の中へと絶叫します。
自由とは望まなければ得られないし、実は邪魔するものが多い、というのは決して古臭くないメッセージでしょう。
26番目の秋岡林信康3位

この曲にはおばあちゃんが登場しますが、とくにテーマとしてとらえている訳ではありません。
しかし岡林信康さんの祖母に対する思いや、考え方が伝わってくる曲です。
一時は「元祖フォークの神様」と持てはやされた時代から、人間嫌いが災いしてうつ病をわずらい、三重県で農耕生活も経験しました。
70年代のフォークソングは「生きる意味」や「人生」をテーマにした詞が多く、若者が悩みを共有する、そんな時代の曲ですね。
がいこつの唄岡林信康4位

岡林信康1946年7月22日生まれ。
フォークシンガー。
1968年、京都第3回フォークキャンプに参加。
同年「山谷ブルース」でビクターよりデビューしました。
反戦フォークソングを歌い「フォークの神様」と評価される。
ユーモラスな曲調に痛烈なメッセージの曲ですね。
友よ岡林信康5位

夜明け前の暗闇に響く力強いフォークソング。
1969年9月にリリースされた岡林信康さんの代表作です。
アコースティックギターの響きとともに、友への呼びかけが心に沁みわたります。
当時の社会運動とも結びつき、多くの人々の心を揺さぶりました。
全日本フォークジャンボリーで全参加者によって歌われるなど、大きな反響を呼んだのです。
希望と意志を歌う普遍的なメッセージは、時代を超えて今なお多くの人々に愛されています。
友人との絆を感じたい時や、困難に立ち向かう勇気が欲しい時にぴったりの1曲ですね。