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Martin Carthy の検索結果(21〜30)

The Lincolnshire Poacherイングランド民謡

リンカンシャー州の“非公式州歌”とも呼ばれれば、あの陽気なメロディかと得心する方も多いのではないでしょうか。

夜の闇にまぎれて獲物を追う密猟者の冒険を描いた、イングランドの有名な民謡ですね。

危険と隣り合わせのスリルを、まるで楽しい遊びのように歌い上げる主人公の姿がとても痛快です。

この楽曲は1776年頃に初めて印刷物として記録され、映画『Tom Brown’s School Days』の主題歌や軍隊の行進曲にもなりました。

本作がジャズの名曲『St. Thomas』の元になったり、多くのアーティストに歌い継がれているのも、その魅力の証ですよね。

思わず足でリズムを取りたくなるような、愉快な気分になりたい時にぴったりです。

Here’s Adieu, Sweet Lovely Nancyイングランド民謡

「Here’s Adieu, Sweet Lovely Nancy」はイギリスに古くから伝わるフォークソングとしてさまざまなミュージシャンがカバーしてきました。

この曲にはいろいろなバージョンがありますが、船乗りが陸に残してきたガールフレンドを思って歌うバラードとして知られています。

現在のように移動手段が発達していなかった時代なので、一度の航海に何年も費やす船乗りたちが歌う曲として愛されていました。

The Skye boat songThe Corries

The Corries – The Skye boat song with lyrics
The Skye boat songThe Corries

ワルツとしても演奏されることの多い、スコットランドのフォーク・ソング。

Tom JonesやRod Stewartなど、多くのアーティストによってレコーディングされています。

このバージョンは、スコットランドのフォーク・グループであるThe Corriesによるものです。

When the Boat Comes Inイングランド民謡

北イングランドの港町に古くから伝わる、心温まる調べを持つイングランド民謡です。

伝統的な歌詞は、漁から帰る父親を待つ家族の情景を歌っており、日々の暮らしの中にあるささやかな愛情が感じられます。

子守唄としても親しまれてきた歴史があり、その優しいメロディはどこか懐かしく、穏やかな気持ちにさせてくれますね。

この楽曲は1849年刊行の書物で初出が確認できるほど歴史が古く、1976年から放送が始まったBBCの同名テレビドラマ『When The Boat Comes In』でテーマ曲に起用されたことで、改めて広く知られるようになりました。

ブリティッシュトラッドの入門編として、また歴史に思いを馳せながらゆったりと過ごしたい時に聴いてほしい一曲です。

Molly Bawnアイルランド民謡

The Chieftains & Alison Krauss – Molly Ban
Molly Bawnアイルランド民謡

霧深いアイルランドの情景が目に浮かぶような、悲しくも美しいバラッドです。

本作が描くのは、猟に出た若者が、茂みに隠れた恋人を白鳥と誤って撃ってしまうという、あまりに痛ましい物語。

恋人を失った若者の絶望が胸に迫ります。

ですが、ただの悲劇で終わらないのがこの歌の奥深いところ。

いくつかの伝承では、恋人の霊が現れて若者の過ちを許し、彼を救うのです。

まるでケルト神話の変身物語のようでもあり、幻想的な雰囲気が漂いますね。

1799年頃に初めて印刷物として登場し、ザ・ダブリナーズがアルバム『At It Again』で取り上げるなど、多くの歌い手によって大切に歌い継がれてきました。

物語に浸りたい静かな夜に、じっくりと聴き入ってみてはいかがでしょう。

Lavender’s Blueイングランド民謡

心温まるメロディーが印象的な、イングランドの有名な民謡です。

もともとは17世紀の酒場で歌われるような陽気で少し大人びた恋の歌だったそうですが、やがて子ども向けの愛らしい歌詞に変わっていきました。

王様と女王様になぞらえて真っ直ぐな想いを伝える内容は、なんとも微笑ましいですよね。

本作は、1948年公開のディズニー映画『So Dear to My Heart』でバール・アイヴスさんによって歌われ、1950年のアカデミー歌曲賞にノミネートされたことで世界的に知られるようになりました。

イギリスのバンド、マリリオンがアルバム『Misplaced Childhood』でカバーしたことも有名ですね。

穏やかな昼下がりや、ゆったり過ごしたい休日のBGMにぴったりでしょう。

Brave Benbowイングランド民謡

海の男たちの勇壮さと悲哀が詰まった、イングランドの伝承歌です。

この歌は1702年に起きた実際の海戦がもとになっており、重傷を負いながらも最後まで戦い抜いた提督の物語なのですね。

脚を失うといった血なまぐさい描写も含まれていて、そういった部分にフォークソングならではの迫力を感じさせます。

本作は1820年代にはすでに印刷物として存在し、録音としてはダニー・スプーナーによる1968年のアルバム『Soldiers and Sailors (Folksingers of Australia Volume 2)』などがあります。

また、作曲家ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズがこの旋律を用いて組曲『Sea Songs』を1923年に編曲したという逸話も興味深いですよね。

歴史的な背景を想像しながら聴くと、また違った味わいを感じられるでしょう。