【演歌・歌謡曲】チャレンジ!こぶしを出しやすい曲まとめ
よく演歌の歌い方として耳にする「こぶし」。
発声したメロディーの母音、その音程を一瞬上下させるテクニックのことを指します。
「こぶしを効かせる」という言葉がありますが、歌メロに変化を与えて情感など演出する表現技法で、つまり楽曲に対してのスパイスのような役割を果たしているんです。
今回この記事では、これから「こぶし」にチャレンジしようと思っている方へのオススメ曲をご紹介していこうと思います。
「こぶし」は技法ですので、会得するには当然しっかりとした練習が必要。
その第一歩として、ここに載っている曲に挑戦してみましょう!
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【演歌・歌謡曲】チャレンジ!こぶしを出しやすい曲まとめ(1〜20)
命かれても森進一

森進一さんの『命かれても』はこぶしを習得するのにぴったりな1曲です!
歌にはたくさんのテクニックがありますが、どのテクニックを習得するにおいても共通して大切なことが「あえて大げさにやってみること」です。
こぶしだけでなく、ビブラートやしゃくりといった表現系のテクニックを練習していると、「できているかどうかわからない」という気持ちになることがありますよね。
そんな時には一度思いっきりやってみて感覚をつかむということが大切です。
森進一さんは大胆な表現を歌いこなせる達人なので、参考にさせてもらいましょう!
練習する際には自分の歌声を録音して、客観的に聴くという作業もお忘れなく!
また君に恋してる坂本冬美

「よく歌うのはポップスだけど、演歌に挑戦してみたい!」という方にオススメの練習曲が坂本冬美さんの『また君に恋してる』です。
CMでおなじみの1曲なので、聴いたことがある人がほとんどだと思います。
この曲をこぶしの練習曲に選ぶ利点は、こぶしの難易度が優しいというところです。
演歌歌手の方には民謡をやっていた方も多いので、彼らの曲には非常に高度なこぶしが入っていることが多いのです。
それを簡単にアレンジして練習するのもいいですが、アレンジするのもまた一苦労。
そこでオススメなのは、演歌よりもポップスに近い存在である歌謡曲を練習に使うことです。
もともと歌謡曲としてリリースされている曲なので、演歌の本格的なこぶしよりもカジュアルにこぶしの練習ができる1曲ですよ。
男の背中増位山太志郎

大相撲の力士と親方を経験したのち、ムード歌謡や演歌の世界で活躍する増位山太志郎さんの代表的な曲のひとつです。
男の生きざまや心についてが表現されたセクシーな空気感の楽曲です。
音の上下が少なくまっすぐに歌われる曲だからこそ、細かいテクニックを使っての世界観の表現が光る楽曲ですね。
こぶしの表現によって、楽曲のセクシーな世界観がより強調されているようにも感じられます。
歌い上げる曲でないからこそ、こぶしの練習に集中できるようにも思えますね。
雪陽炎丘みどり

若い世代の方にも挑戦してみてほしい演歌です!
兵庫県淡路市出身の演歌歌手、丘みどりさんの楽曲で、2022年にシングル発売されました。
伸びやかかつ美しい歌声と、影のある女性から思い人への心情がつづられた歌詞の世界観が特徴。
その壮大な作風から、終わる頃には1本の映画を観た気分になれます。
主人公の気持ちを代弁する心持ちで、こぶしを効かせていきましょう。
雰囲気を出すのは難しいかもしれませんが、だからこそ完成した時にはレベルアップしています!
北の漁場北島三郎

演歌界の伝説的人物である北島三郎さんを代表する曲のひとつです。
荒れ狂う波しぶきをかき分けながら、獲物を目指して海を進んでいくすがたが思い浮かんできますね。
歌詞の情景を確実に伝えるように、また心を静かに奮い立たせるように、おだやかでありながら勇ましい歌唱が印象的です。
テンポがゆるやかだからこそ、曲の世界に引き込むためのテクニックが大切に思える楽曲ですね。
ゆるやかなので、着実にこぶしを練習していける曲ですし、こぶしを利用した情景の表現についても考えられるような楽曲です。