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【演歌・歌謡曲】チャレンジ!こぶしを出しやすい曲まとめ

よく演歌の歌い方として耳にする「こぶし」。

発声したメロディーの母音、その音程を一瞬上下させるテクニックのことを指します。

「こぶしを効かせる」という言葉がありますが、歌メロに変化を与えて情感など演出する表現技法で、つまり楽曲に対してのスパイスのような役割を果たしているんです。

今回この記事では、これから「こぶし」にチャレンジしようと思っている方へのオススメ曲をご紹介していこうと思います。

「こぶし」は技法ですので、会得するには当然しっかりとした練習が必要。

その第一歩として、ここに載っている曲に挑戦してみましょう!

【演歌・歌謡曲】チャレンジ!こぶしを出しやすい曲まとめ(1〜10)

都会の迷子岩出和也

【ミュージックビデオ】岩出和也『都会の迷子』
都会の迷子岩出和也

丁寧なこぶしを練習して、歌えば自然と出るよう身につけてしまいましょう!

大阪府岸和田市出身の歌手、岩出和也さんの作品で、2022年にシングルリリースされました。

トレンディドラマの主題歌を思わせる切なげな曲調と、忘れられない元恋人の姿を探す歌詞がマッチしていて、胸がぎゅっと締め付けられる仕上がり。

何か、自分に置きかえて聴いてしまいますね。

こぶしとビブラートが混ざり合ったような歌い方なので、そのどちらもが練習できるはずです。

ズンドコ節氷川きよし

氷川きよし / きよしのズンドコ節(Short Ver.)【公式】
ズンドコ節氷川きよし

合いの手が入ることでおなじみの『きよしのズンドコ節』。

演歌歌手の氷川きよしさんが2002年にリリースした楽曲で、氷川きよしさんの代表曲としても名があがる1曲です。

こぶしには音程を上下させるものと、一瞬だけ裏声を混ぜるものの2種類があります。

この曲ではとくにAメロの部分で2種類のこぶしが多用されています。

本人の歌唱を聴くとわかりやすいですね。

まだこぶしの練習を始めたばかりの方は、本人のように歌おうとすると難しく感じるかもしれません。

なので、まずは各フレーズに1回ずつを目標にこぶしを入れられるようにしてみましょう。

そうすれば、自分のペースで練習できるので確実にこぶしが上達していきますよ。

慣れてきたら2種類を使い分けてみましょう!

南部蝉しぐれ福田こうへい

【公式】福田こうへい「南部蝉しぐれ」【MVフル】
南部蝉しぐれ福田こうへい

元サラリーマンという、演歌界では異色の経歴を持つ福田こうへいさん。

福田さんのデビュー曲『南部蝉しぐれ』は演歌を練習し始めたばかりという方にオススメの練習曲です。

この曲の特徴はメロディの音数が少なく、一定の長さ、声を伸ばす、ロングトーンというテクニックをよく使うところです。

こぶしは母音を使って音程を上下させるというテクニックなので、歌詞やメロディが詰まっている曲よりも、音同士の距離があるほうが練習しやすいのです。

そのためロングトーンの多い曲はこぶしの練習に向いているといえます。

【演歌・歌謡曲】チャレンジ!こぶしを出しやすい曲まとめ(11〜20)

道頓堀人情天童よしみ

天童よしみさんの代表的な楽曲であり、大阪を象徴する曲としても語り継がれている名曲です。

生まれ育った大阪の町へ深い愛情と、大阪の人間としてのプライドが表現されています。

力強くもおだやかな空気感で進行する楽曲で、故郷を回想するようなあたたかい気持ちも感じられます。

そしてこぶしの表現によって、くじけそうな心を奮い立たせるようす、決意を固めるような強い思いが伝わってきます。

ゆるやかなテンポに合わせて、ひとつずつ着実にこぶしを習得していきたい楽曲です。

北酒場細川たかし

細川たかし / 北酒場 ~歌手生活15周年リサイタル「人生歌列車」より
北酒場細川たかし

演歌界の大御所、細川たかしさんの代表曲『北酒場』でこぶしを習得してみましょう!

こぶしは一瞬で音程を上下させるテクニックです。

意外にもスピード感が大切ということもあります。

その「一瞬」という感覚をつかむために、テンポの早い曲を選ぶこともオススメですよ。

また、ゆっくりとした曲で、深くこぶしをかけられるようになったという方にとっても、レベルアップのためにぜひとも取り組んでほしい1曲です。

どんな曲でもこぶしを入れられるようになると、より自信を持って歌えるようになりますよ。

兄弟船鳥羽一郎

鳥羽一郎 「兄弟船」(公式ライブ映像)
兄弟船鳥羽一郎

力強く入れるこぶしと、優しく入れるこぶしを使い分ける練習になる曲が鳥羽一郎さんの『兄弟船』です。

演歌をうまく歌う上で大事な要素がよくようをつけることです。

よくようが入っていると情感たっぷりに歌えるので、演歌には必要不可欠ですよね。

こぶしを入れる時にも、よくようは関係します。

たとえば、やさしく歌っているところなのに、こぶしの部分で力んでしまい、そこだけ強く歌ってしまうと、不自然な歌唱になってしまいます。

こぶしも含めてよくようをコントロールできるようになると、より本格的に演歌を歌いこなせるようになりますよ。

雪椿小林幸子

本格派な曲を歌って、こぶしのニュアンスを体に染み込ませましょう!

若い世代からも支持されている人気ベテラン歌手、小林幸子さんの楽曲で、43枚目のシングルとして1987年に発売されました。

小林さんの故郷や思い出を題材にして制作された作品で、聴けば郷愁を誘われます。

自分の両親の姿が目に浮かんでしまうかも。

そうなるのはやはり、ゆったりとした歌声に心震わされるからでしょう。

それを自分のものに出来るよう、しっかり練習してみてください!