Z世代が沼落ちしたボカロ曲。今聴くべき名曲たち
Z世代の若者を中心に広がり続けるボーカロイド(ボカロ)シーン。
自分の好きな曲を誰かと共有したり、話題の新曲について語り合ったりしたことはありますか?
独特の世界観と魅力を放つボカロ曲は、今や音楽シーンに欠かせない存在となっています。
この記事では、Z世代の共感を集めるボカロ曲をプレイリスト感覚でご紹介。
思わず友達と共有したくなるような魅力的な楽曲の数々をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
Z世代が沼落ちしたボカロ曲。今聴くべき名曲たち(1〜10)
ヴァンパイアNEW!DECO*27

「あの人のことが忘れられない」そんな恋の渇きを、吸血鬼の喉の渇きに重ね合わせた名曲です。
2021年3月にミクの日にあわせて公開された本作は、従来のロックサウンドにダンスミュージックの要素を取り入れた意欲作。
編曲を担当したRockwellさんのアレンジもさえわたっています。
相手への想いを抑えきれず、奪いたい、独占したい、けれどそれは罪なのかもしれない……揺れ動く少女の心情を描いた歌詞が印象的です。
ポップなメロディーとアップテンポなリズムが魅力で、思わず踊りたくなるようなナンバーです。
KINGNEW!Kanaria

王座に君臨する者と、その転落を描いたドラマティックな世界観に引き込まれる楽曲です。
デビュー2作目にして名をとどろかせたKanariaさんによる代表作で、2020年8月に公開されました。
フランス革命を思わせる処刑のモチーフや、権力と支配をめぐる深いテーマ性が歌詞に込められ、リスナーによってさまざまな解釈が交わされています。
疾走感あるビートと、シームレスに展開するメロディーラインがたまりません。
歌い手やVtuberの方々によるカバー動画も多数投稿されているので、聴き比べてみるのもおすすめですよ!
テレキャスタービーボーイNEW!すりぃ

疾走感あふれるロックサウンドと、心の奥底に響く歌詞が魅力的な作品です。
ボカロP・すりぃさんによる楽曲で、鏡音レンが歌唱を担当。
現代を生きる若者の孤独や葛藤を描いた歌詞には、愛を求める切実な想いと自己破壊的な衝動が交錯します。
サビで使用されているコード進行の中毒性は圧倒的で、何度もリピートしたくなる魅力にあふれています。
前を向いて進みたいけれど踏み出せない、そんなもどかしさを抱える人にぜひ聴いてほしい一曲です。
フォニィNEW!ツミキ

リズム感とメロディーのバランスが抜群で、思わず体が動き出すボカロ曲です。
『トウキョウダイバアフェイクショウ』などで知られるボカロP、ツミキさんの作品で、2021年6月に公開されました。
ドラムンベースのエッセンスを取り入れたテンポの良さと、ニセモノをテーマにした歌詞がマッチしていますね。
CeVIO AI「可不」を起用した本作は、アルバム『KAF+YOU KAFU COMPILATION ALBUM「シンメトリー」』にも収録。
SNS時代の仮面を被った人間関係を描いた哲学的な世界観が、多くのリスナーの心をつかんでいます。
音量を上げて、ヘッドホンで聴くのがオススメです。
エイリアンエイリアンNEW!ナユタン星人

2016年4月にニコニコ動画で公開され、ミリオン達成となった一曲。
四つ打ちのリズムに乗せて、異星人に心を奪われるような恋の衝動を描いた歌詞が印象的です。
宇宙的なモチーフながら、伝わらないもどかしさや一途な想いといった普遍的な恋心が込められているので、多くの人の胸に響くはず。
2017年1月リリースのアルバム『ナユタン星からの物体Y』に収録され、音楽ゲームへの収録や声優陣によるカバーなど幅広い展開を見せています。
ボカロならではのハイトーンボイスとダンサブルなサウンドが気分を盛り上げてくれるので、友達とのドライブや気持ちを切り替えたいときにぴったりですよ。
ドーナツホールNEW!ハチ

「穴が空いている」という感覚を例えた、誰しもが抱える喪失感や欠落を描いた楽曲です。
ハチさんが2013年10月に、約2年9か月ぶりに制作した作品で、アルバム『YANKEE』にセルフカバー版も収録されています。
オルタナティブ・ロックのサウンドとGUMIの切ない歌声が特徴的で、壊れたものを受け入れながらも前へ進もうとする心の動きが込められています。
2024年10月には高級チョコレートブランド「GODIVA」とのコラボレーション企画も実現しました。
心に穴が空いたような感覚を抱えながらも、それでも何かを探し続けている方に響く作品です。
パメラNEW!バルーン

疾走感あふれるロックサウンドと切なさが同居する、心を揺さぶるナンバーです。
バルーンさんが2021年10月に公開した本作は、ボカコレランキングで1位を獲得し、公開からわずか17日でミリオンを達成しました。
夜の孤独や偽りの愛をテーマに、心に風穴が空いたような痛みを抱えながらも前へ進もうとする主人公の葛藤が描かれています。
flowerの張り裂けそうな歌声がギターと打ち込みの融合したアレンジに乗り、感情の揺らぎをダイレクトに伝えてくれるんです。
切なさを抱えた夜にそっと寄り添ってほしい、そんなときに聴いてほしい一曲です。