人を笑わせる言葉の魔法。心が軽くなる面白フレーズ集
「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑いには心を明るくする不思議な力があります。
特に誰かと一緒に笑い合えるひとときは、日々の疲れや悩みを吹き飛ばしてくれる特別な時間。
そこで今回は、思わず笑みがこぼれる言葉の魔法をご紹介します。
ユーモアたっぷりのフレーズから、クスッと笑えるシュールな一言まで、あなたの周りの人を笑顔にする言葉が見つかるはずです。
心が軽くなるような面白い言葉の数々を、ぜひ大切な人との会話に取り入れてみてください。
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人を笑わせる言葉の魔法。心が軽くなる面白フレーズ集(1〜10)
法律は蜘蛛の巣である。大きな虫は突き抜け、小さな虫だけが引っかかる。オノレ・ド・バルザック
フランスの作家オレノ・ド・バルザックさんの名前の真ん中にある「ド」。
貴族を気取りたいからといって本人が勝手に付けているだけなんだとか。
なんか面白い人ですよね。
もちろんバルザックさんは『ゴリオ爺さん』や『サキュパス』の作者として世界的に有名な作家なんです。
そんな彼のこの言葉、どこか物語めいた響きさえあります。
刑事ドラマでいうなら、悪党の末端の小物は逮捕されるのに肝心の親玉が逮捕されない、そんなもどかしさにも似た感覚。
面白いながらも、神妙にも捉えられる言葉です。
馬鹿には会いたくないというのなら、まず自分の鏡を壊すことだ。フランソワ・ラブレー
フランス・ルネサンスを代表する人物であるフランソワ・ラブレーは、『ガルガンチュワ物語』や『パンタグリュエル物語』などの作品でも知られています。
そんなパロディ小説の分野で活躍した歴史的な作家による、愚かな人との遭遇についての考え方を表現した言葉です。
愚かな人にあいたくないと感じることこそがもっとも愚かな考えで、鏡を壊せば愚かな人にはあわずにいえられるのだと、ユーモアを交えつつ伝えています。
周りを愚かだと決めつけるのではなく、まずは自分のことを顧みた方がいいのだと、アドバイスを投げかけるような内容ですね。
財布が軽ければ心は重いヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

ドイツの劇作家や詩人として知られているゲーテは、『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』などの数々の作品を残しました。
そんなドイツ文学における歴史的な人物が語った、財力と心のバランスについてを表現した言葉です。
財力が豊かであることが心の余裕にもつながるということを、ユーモアを感じる財布と心の重さの関係で伝えていますね。
いい結果を生むためには、財力をはじめとした環境の余裕をめざし、心にも余裕を持たせるべきなのだと思わせてくれます。
人を笑わせる言葉の魔法。心が軽くなる面白フレーズ集(11〜20)
友情とは、誰かに小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を期待する契約である。シャルル・ド・モンテスキュー

フランスの哲学者であったシャルル・ド・モンテスキューは、時代の変化の中で保守主義を貫いたことで知られています。
そんな社会学の父とも呼ばれる偉大な哲学者が残した、友情についての考え方を示した言葉です。
友情も美しいものだとは限らず、大きな親切が返ってくることを期待して、相手に親切を与えているかもしれないのだと語っています。
誰もが無意識に見返りを求めているのだという、人間のあり方についてを考えさせられるような言葉です。
最初は君が酒を飲む。それから酒が酒を飲み、最後に酒が君を飲む。フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド
スマートドリンク、いわゆる「スマドリ」の言葉がだんだんと定着しつつある日本。
無理やりお酒につき合わせられるようなことも少なくなりました。
それでも楽しいお酒ならいいのですが、飲むと豹変する様な方も一部にはいて、万一絡まれでもしたら「なんだかなあ」とやるせない気持ちになります。
『華麗なるギャッツビー』の作者としても有名なフィッツジェラルドさんのこの言葉は、人がお酒に飲まれてゆくさまをコマ送りにして見せたかのよう。
どうせ飲むなら気分良く飲みたいですね。
恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻すゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク
ドイツで科学者や風刺家として活躍したゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクは、死後に発見されたノートから格言家として注目されました。
そんな風刺や考察など、さまざまな角度で言葉を操った人物が残した、恋と結婚の違いについての考え方を示した言葉です。
恋と結婚は近いようにみえて大きく異なるものだと主張、盲目になった視力も結婚で戻るのだと語っています。
夢だけでは結婚という現実は乗りこえられない、恋とは違って地に足をつけることが必要なのだと伝えている、苦しみも見えてくるような言葉ですね。
あまり利口でない人たちは、自分の理解できないことを、何でもけなす。フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー
ロシュフコーさんはフランスの貴族でまた文学者としても有名です。
『箴言集』は「しんげんしゅう」と読むのですが耳にしたことのある方もいるのでは?
人はよく知らないことでも判断してしまうことがあると思います。
例えば「映画と歌舞伎ならどちらが好き?」とかです。
歌舞伎のことをまったく知らないで「映画」と答える人も多々かと。
未知のものはある意味怖いもの、自衛本能が働いてつい攻撃的になることもあるでしょう。
笑える言葉なのですが何か大切なことを教えられる、そんな言葉でもあります。





