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ライブで打ち込みと同期する方法

ライブで打ち込みの音源を鳴らしたい!

打ち込みの音とどうやってテンポを合わせるの?

今回はライブにおいて生演奏と打ち込みパートを同期する方法についてまとめてみました。

ライブで生演奏と打ち込みパートを同期させる方法

CD-R音源を用意しておく

リズムトラックを打ち込みパートとして鳴らす場合は、リズムガイドの必要はありませんので、そのままCD-R音源を鳴らす方法がオススメです(普通にカラオケで歌うみたいな感じです)。

その際には、ライブ会場のPAさんと事前に打ち合わせしておきましょう。

「ドラマーがいない!」「バンドメンバーがいない!」という状況のライブステージではシンプルで確実な方法かもしれません。

用意するものも少なくていいので、機材トラブルなどのリスクもありません。

用意しておきたいもの

続いて用意しておきたいアイテムの紹介です。

打ち込み音源データ

ライブで打ち込みと同期する方法

https://www.pexels.com

これは必須です!

打ち込みパートは、ライブ会場での鳴りを想定したトラック作りが問われます。

練習やリハーサルも本番同様に、生演奏と一緒に鳴らしてチェックしておきましょう。

イヤホン・ヘッドホン

インナータイプのイヤホンがオススメです。

しっかりモニターでき、なおかつ演奏時に外れにくいものが理想です。

参考:打ち込みとの同期をしたい時のドラマー用モニターミキサーやイヤホンまわりの解説 (ドラムのセッティング)

ヘッドホンアンプ

クリック音が小さくて聞こえない!

」という場合は、ヘッドホンアンプを使います。

ヘッドホンアンプをイヤホン前につなぐことで、生音に負けないしっかりした音をモニターできるようになります。

ただしイヤホンからの音漏れが、ライブ会場で響き渡ってしまうと……かっこ悪いので音量はほどほどにしておきましょう。

参考:ドラマー用ヘッドフォンアンプ SLICK FLY DH-01

DI・各種ケーブル・キャノンケーブル

打ち込みパートの出力は、基本的にDIを通してPA側へ送ります。

DI(ダイレクトボックス)は、インピーダンス変換したり、アンバランス信号を、バランス信号に変換したりします。

こうすることで高域が減衰したり、ノイズが載りにくくなります。

ダイレクト・ボックス とは、電気楽器および電子楽器をミキシング・コンソールに接続するために用いるインピーダンス変換器である。

レコーディングの現場などにおいて機器の間のインピーダンスの相違を調節し、直接(=ダイレクトに)つなぐ目的で用いられる。

しばしばD.I (ディー・アイ)とも呼ばれる。

ダイレクト・ボックス wiki

ライブハウスなどではDIやキャノンケーブルは常備されているため、こちらでわざわざ用意する必要はないかもしれませんが、ステージセッティングの都合上、持っていると便利な場合もあります。

最低でもイヤホンプラグなどの各種変換ケーブルはこちらで用意しておくようにしましょう。

参考:楽器用ケーブルの種類と特徴。バンドマンのための基礎知識

機材を設置する台・スタンド

ライブ当日に置き場所で困らないように、事前に準備しておきましょう。

リアルタイムで操作する場合も多いので、演奏中にズレたり落ちたりしないように気をつけましょう。

電源タップ

電源を要する機材が多い場合は、あらかじめ電源タップでまとめて準備しておくようにしましょう。

これでセッティングもスムーズに行えるはずです。

リズムガイドをモニターするドラマーの方へ

ライブで打ち込みと同期する方法

https://pixabay.com

リズムガイド(クリック)を聴きながら演奏しなければいけないので、リズムキープが大切になります。

打ち込みパートを作成するに当たって、リズムガイドは自分がモニターしやすい音色やパターンを選ぶようにしましょう。

そして何よりその環境に慣れるために、何度も練習を重ねる必要があります。

それでは、ドラムを演奏するにあたって代表的な聴き取りにくい、演奏しにくいクリック音とはどんなものなのかを整理しておきましょう。

  • 小説の頭の拍がわからない
  • 表の拍、または裏の拍がわからない
  • シンバルの打音で一瞬クリック音が聴こえなくなる
  • 自分のショット音が全く聴こえない

これらが、問題点として最も多い4点です。

ドラムにとって聴き取りにくいクリックとは|DAW・DTM初心者導入ガイド|打ち込み夢空間

参考:ドラム練習を充実させる方法

最後に

バンドに打ち込みパートを加えるメリットとしてまず「表現の幅」が広がることが挙げられます。

なにより大切なのは「打ち込みと生演奏が同時に鳴って初めて成り立つサウンド」をイメージすることが重要だと思います。

生演奏の邪魔になっては本末転倒です。

試行錯誤はあると思いますが「ライブのクオリティをより高める手段」として、これを機に1度チャレンジしてみてはどうでしょうか。

ライタープロフィール

きんや

スタジオラグ スタッフ

きんや

京都河原町三条に位置する、リハスタのスタッフです。

バンド練習に適したデッドな音響のリハーサルスタジオ。

プロによる音楽教室。

ご予約はウェブにて24時間受付中!

あなたの一番店になるために「スタジオラグらしさ」を追求してまいります。

ウェブサイト:https://www.studiorag.com

Twitter:kawaramachi_rag

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