対人恐怖症でも人前でピアノ演奏ができるようになるために、ここ数日自分で考えてみたことをまとめてみました。
ぜひ参考になれば幸いでございます。
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社会人ピアノサークルにて僕が感じたこと
この前、社会人ピアノサークルに久しぶりに行ってきました。
僕は完璧な幽霊部員で、半年か、1年に一度のペースでサークルに行くのですが、その度に周りの人々のピアノのうまさに圧倒されてしまいます。
そして、いつも演奏するときに視野が狭くなり、思ったように音が出せず、無残な結果に終わります。
ピアノサークルの仕組みを簡単に説明しておくと、スタジオを貸し切りにして、全体時間を演奏する部員の人数で割り、その持ち時間で適当に弾いていくという仕組みです。
演奏中の私語はOKなのですが、すごい演奏の時は私語が少なくなったりします。
基本的には「練習会」と銘を打っており、練習中の曲や、譜読み中の曲でも全然発表してOKです。
初心者も大歓迎で、ピアノ音楽ならばクラシックではなくても、ジャズでもポップスでもアニソンでもゲーム音楽でもまらしぃ系でもなんでもOKです。
僕は今回、ショパンのノクターン(夜想曲8番op.27–2)を譜面を見て弾いたのですが、まず、ピアノの前にいって、イスを調節する段階で、すでに緊張していました。
「ああ、みんなこっち見てる。
注目されている、どうしよう?
頭のてっぺんからつま先まで見られている、みんな期待しているかな?
出落ちだけは避けなければ。
さっき演奏した人のドビュッシーの『アナカプリの丘』すげーうまかったなぁ、あのレベルで弾かなければ!
というか、みんなこっち見んな!」といった妄想をしてしまいました。
たかだかピアノサークルの練習会で大げさな!
と思う方もいらっしゃるとは思いますが、僕は承認欲求は強いとは思うのですが、極度の緊張症で対人恐怖症なのです。
なんとか演奏を始めたものの、ピアノからは普段より大きな音が出てきて、弾いている自分でもビックリしました。
グランドピアノだったのですが、普段家では電子ピアノで練習をして、たまにピアノスタジオみたいなところを借りて練習をしていたのですが、あまりにも音をコントロールできなくて次第に視野が狭くなっていきました。
ショパンのこのノクターンは大変美しい曲のはずですが、僕の演奏は本来ならば伴奏に徹してあまり大きな音で弾いてはならない左手の音が馬鹿でかくなっていました。
そして「表現」なんて言葉は二の次三の次。
バスト80、ウエスト80、ヒップ80のような、まるで丸太のような、最初から最後まで強弱をつけることができない演奏でした。
おまけに譜めくりする時に、普段であれば広い視野で弾きながらめくることができるのですが、めくる度に止まってしまいました(これは一番いけない)。
ある自分で出した音は、音自体は合っているにも関わらず、普段と違う音に聴こえそのことが瞬時の焦りにつながり、次のフレーズを間違えてしまい、ペダルも変なところで踏んだり離したり、最後はウナコルダ(弱音ペダル)を踏んだらピアノのタッチが微妙に変わってここでもミスする始末。
そして、当然ペダルを踏む足がガクガクと震えていました。
こんな演奏でしたので、次第に周りの私語が増えていきました。
弾き終えて挨拶(あいさつ)をするも皆さんは温かく拍手をしてくれましたが、僕はその後1時間ぐらいはおなかが痛くてたまりませんでした。
自分のメンタルが弱いことは認識していましたが、まさかこんなにも弱いとは!
加えて自分は「こっち見んな」とか「みんな聴かないで〜」とか思っている時点で、表現者、ピアノを弾く人として失格だと思いました。
というか、こういう思考回路は、人間としても失格のような気がするのです。
- 内気な人間とか気の弱い人間=優しい人
みたいな誤った固定概念がありますが、少なくとも僕の場合、勝手な妄想をして演奏中は他人を憎んでいるわけです。
これはちょっと根が深い問題だと思いました。
これは何もピアノに限らず、カラオケでも僕は注目されるのが苦手です。
人前でのスピーチも嫌いです。
他人と他愛ない雑談をするということでも、よっぽど慣れた人でないと不可能です。
その「場」を支配しているという感覚が、僕にとっては脳の容量オーバーな感じになります。
以下、対人恐怖症でも人前でピアノ演奏ができるようになるために、ここ数日自分で考えてみたことをまとめます。
その1.とにかく、練習する

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これにつきると思います。
練習すれば不安要素が減るのは確かです。
しかし、ただ練習するのではなく、暗譜を意識して練習する、演奏が止まったとしてもどこからでも再開できるように、頭の中に楽譜をたたき込んでおくことが重要だと思いました。
あとは、効率的に暗譜することにもつながりますが、「曲の構造を理解する」「曲に対してイメージを持つ」という事が重要だと思います。
「この小節から変ニ長調から変ロ短調に変わる、だからこのアウフタクトの一音目は曲想が変わることを意識して気持ち一呼吸置いてから指を置く」とか、「ここは貴婦人にありあまる恋心を打ち明ける場面なので、フォルテで多少せき込むように」とか、「理論+イメージ」を最大限駆使して、曲を自分のものにしていく過程が必要に思います。
今までの自分はこのようなアナリーゼであるとか、意識的にイメージを持つことをしていませんでした。
だから、音楽がすっからかんになり、人前で演奏する時に確固たる信念のある音が出せないために、アガってしまうのです。