ピアノの発表会で緊張しないための5つのポイント
ありふれたテーマではありますが、ステージで演奏する人にとっては、永遠の課題でもあります。
あらためて、今回は5つのポイントに絞って、挙げてみたいと思います。
ピアノの発表会で緊張しないための5つのポイント

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1. 納得するまでの練習
やはりこれに勝るものはないように思います。
どんなに期間が短くても、その中で精一杯練習に尽くすことです。
体力、精神力、集中力、できることは全て、やってみることです。
2. 発表会前により緊張感を味わえる場を用意しておく
本当の本番前に一度、いや一度と言わず、何度でも人に聴かれる場面を作るのです。
意外なところで間違ってしまったり、普段は覚えているところを忘れてしまったりするでしょう。
それ自体は悪いことではありません。
もちろん、何事も起きなければ、問題ありません。
まだしっかりと体に染み込んでいなかったところをあぶり出すことが、この場の目的です。
「弾き合い会」と私は読んでいます。
リハーサルと呼ぶ人もいるでしょう。
リハーサルは、とっても大切です。
録音や録画をすると、なお緊張感が出て、有意義なリハーサルとなるでしょう。
3. 当日のシミュレーションを行う(同じような動きをしてみる、衣装を着てみる)
ステージでする動きを同じにしてやってみます。
できれば2の「弾き合い会」または「リハーサル」でそれをやることができれば越したことはございません。
衣装も靴もアクセサリーも着用して、髪の毛もセットする予定ならば簡単にまとめます。
ピアノまでの動線もできる限りステージに近いカタチを考えて、歩き始めるところからやるのです。
もちろん、あいさつもします!
衣装を着た時の違和感、上手な歩き方のチェックにもなります。
4. 何度も経験する
定期的にステージに上がって演奏する機会を設ければ設けるほど、またその年齢が早ければ早いほど、本番に慣れるでしょう。
どんなに緊張感をする人でも、何度も経験すれば、さすがに慣れてきます。
「ステージに上がる機会がない!」という方がいらっしゃいましたら、周りの人に相談して、時間を空けてもらいましょう。
数人集めたら、どこかのスタジオや少し広いところを借りて(もちろん会場費は払って)聴いてもらいましょう。
そこまでしなくても、ご自宅で、「これから発表会を行います。
今日のピアニストは○○○○さんです!
では、お願いします!」パチパチ(拍手)……と、ご家族に言っていただいてお辞儀をして弾くだけでもいいですよね。
周りの人に楽しんでもらうための演奏ですから、まずは家族から。
こんなほんの少しの工夫から緊張しても弾けるような精神力が育つんだと思います。
5. 緊張しない人なんていない
緊張は、体の自然な現象です。
だから、いざという時に限って、避けることはできないんです。
だから「緊張しない人なんていない」「緊張は誰でもする」「緊張するのは当たり前」と自分を説得するのです。
別に運動しているわけじゃないのにドキドキして止まらなくて、それがきっかけで混乱、頭が真っ白…よくある話ですよね。
それを改善したい場合は、日々の練習の時に実際にドキドキするまで運動してからすぐ弾いてみてください。
「ゼェゼェ」するくらいまで運動しなければ、ピアノの前について弾き始めてややもすれば、案外収まっているんです。
これは本番に強くなるの中から学んだことです。
わたくしも、実際に本番で使え驚きました。
ドキドキしているのに、落ち着いて演奏できたのですから。
別に運動してきたわけでも、全力で走って、ピアノの前にきたわけじゃないんです。
優雅にゆったりと歩いてピアノの前に着いたのですから(笑)。
思い込みとは、本当に恐ろしいものです。
運動すること、スポーツをすることの大切さを実感した瞬間でした。
最後に
いかがでしたか?
身近にありふれたテーマですが、乗り越えて欲しいです。
その先にきっと何かがあるはずなんです。