【ヒナステラのピアノ曲】ラテンアメリカを代表する作曲家の名作を厳選
「ラテンアメリカで最も影響力のある作曲家」と称されるスペイン、ブエノスアイレス出身の作曲家、アルベルト・ヒナステラさん。
1916年に生まれ、音楽院を優秀な成績で卒業した彼は、作曲だけでなく、作曲家協会の設立や音楽・舞台芸術院など、音楽界の発展のために精力的に活動したことで知られています。
本記事では、そんなヒナステラさんの作品のなかからピアノ作品を厳選!
タンゴ発祥の地といわれるブエノスアイレス生まれの作曲家らしい、リズミカルで情熱的な作品の数々をお楽しみください!
もくじ
- 【ヒナステラのピアノ曲】ラテンアメリカを代表する作曲家の名作を厳選
- クリオージョ舞踏組曲 Op.15 第1曲「アダージェット ピアニッシモ」Alberto Ginastera
- ピアノソナタ 第3番 Op.55Alberto Ginastera
- トッカータAlberto Ginastera
- ピアノソナタ 第1番 Op.22Alberto Ginastera
- アルゼンチンの童謡によるロンド Op.19Alberto Ginastera
- 12のアメリカ風前奏曲 Op.12 第1曲「アクセントのために」Alberto Ginastera
- 3つの小品 Op.6 第1曲「クジャーナ」Alberto Ginastera
- ピアノ協奏曲 第1番 Op.28Alberto Ginastera
- アルゼンチン舞曲集 Op.2 第1曲「年老いた牛飼いの踊り」Alberto Ginastera
- アルゼンチン舞曲集 Op.2 第3曲「ガウチョの踊り」Alberto Ginastera
- バレエ組曲エスタンシア Op.8a 第4曲「終幕の踊り(マランボ)」Alberto Ginastera
- ピアノソナタ 第2番 Op.53Alberto Ginastera
- ピアノ協奏曲 第2番 Op.39Alberto Ginastera
- マランボ Op.7Alberto Ginastera
- ミロンガAlberto Ginastera
【ヒナステラのピアノ曲】ラテンアメリカを代表する作曲家の名作を厳選
クリオージョ舞踏組曲 Op.15 第1曲「アダージェット ピアニッシモ」Alberto Ginastera

ラテンアメリカを代表する20世紀の作曲家、アルベルト・ヒナステラさん。
彼の『クリオージョ舞踏組曲 Op.15』の第1曲『アダージェット ピアニッシモ』は、作曲家の故郷アルゼンチンの伝統舞踊のリズムとメロディを織り交ぜた感動的な1曲です。
静かなテンポと繊細なタッチで奏でられるこの曲は、聴き手をアルゼンチンの大地へと誘います。
独自の音楽語法で民族的要素を現代のクラシック音楽に昇華させたヒナステラさんの才能を、存分に味わえる作品といえるでしょう。
アルゼンチンの文化に興味がある方や、ラテン音楽の魅力を探求したい方にぜひオススメしたい1曲です。
ピアノソナタ 第3番 Op.55Alberto Ginastera

アルゼンチン出身の作曲家、アルベルト・ヒナステラさんの代表作のひとつが、1982年に完成された『ピアノソナタ 第3番 Op.55』。
本作は彼の晩年の作品で、アルゼンチンの伝統的な要素を抽象化した形で表現しています。
全4楽章から成るこの曲は、複雑なハーモニーと豊かな音色が特徴。
本作の演奏には高度な技術が求められますが、情熱的なラテン音楽のエッセンスを存分に味わえるでしょう。
ピアノ上級者にぜひ弾いていただきたい1曲です!
トッカータAlberto Ginastera

20世紀を代表するラテンアメリカの作曲家、アルベルト・ヒナステラさん。
『トッカータ』は、アルゼンチンの民族音楽の要素を取り入れつつ、複雑な現代音楽の技法が駆使された意欲作です。
トッカータとは、高速のパッセージや細かな音形の変化を伴った即興的な楽曲のこと。
本作は、技巧的なだけでなく、作曲者の内面を映し出すかドラマティックな展開が魅力的です!
ヒナステラさんの音楽的探求心と創造性が作り上げた本作は、彼の世界観に浸りたいピアニストにオススメです。
ピアノソナタ 第1番 Op.22Alberto Ginastera

20世紀のラテンアメリカを代表する作曲家アルベルト・ヒナステラさんは、ブエノスアイレス出身の音楽家。
彼の『ピアノソナタ 第1番 Op.22』は、1952年に作曲されたピアノ独奏のための作品です。
全4楽章から成るこの曲は、リズミカルなアルゼンチンの民族音楽の影響が色濃く表れ、作曲家の独自の音楽語法との融合が見事に表現されています。
強烈でエネルギッシュな第1楽章、神秘的な第2楽章、叙情的な第3楽章、荒々しい第4楽章は、それぞれ演奏者の高度な技術を要求しつつ、ラテンの情熱をダイナミックに描いています。
ヒナステラさんの作品に触れたい方にぜひオススメしたい1曲です。
アルゼンチンの童謡によるロンド Op.19Alberto Ginastera

スペイン、ブエノスアイレス出身の20世紀を代表する作曲家アルベルト・ヒナステラさん。
彼のピアノ作品『アルゼンチンの童謡によるロンド Op.19』は、1947年に発表された明るく親しみやすい曲調が特徴的な1曲です。
伝統的なアルゼンチンの子供の歌をテーマにしたこの作品からは、無邪気な喜びや楽しさが感じられ、民族音楽の要素がクラシックに融合された彼ならではの作風が現れています。
変化に富んだリズムとメロディは、中級〜上級のピアニストの技術向上にもピッタリ。
ヒナステラさんの音楽を通して、アルゼンチンの文化の豊かさに触れてみてはいかがでしょうか。
12のアメリカ風前奏曲 Op.12 第1曲「アクセントのために」Alberto Ginastera

20世紀を代表するラテンアメリカの作曲家、アルベルト・ヒナステラさん。
彼のピアノ作品『12のアメリカ風前奏曲 Op.12』は、アルゼンチンの民族音楽の要素を巧みに取り入れた魅力的な曲集です。
第1曲『アクセントのために』は、変拍子や複雑なリズムパターンを特徴とし、民族音楽に根ざした力強さと独特の緊張感を醸し出します。
演奏には高度な技術と音楽的理解が求められますが、リズムの多様性を通じて深い音楽体験を味わえるでしょう。
ピアノの魅力を再発見したい方にぜひオススメしたい作品です。