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ピアノの発表会にオススメ!明るい雰囲気の曲まとめ

ピアノの発表会にオススメ!明るい雰囲気の曲まとめ
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ピアノの発表会にオススメ!明るい雰囲気の曲まとめ

ピアノの発表会、どんな曲を演奏しようか迷ってしまうことって多いのではないでしょうか?

「〇〇な雰囲気の曲を演奏したい」となんとなくイメージがあっても、具体的にどんな曲があるのか思い付かないこともありますよね。

クラシック音楽の有名曲は短調も多くかっこいいのですが暗くなりがちではないでしょうか?

そこでこの記事では、ピアノの発表会で演奏したい明るい雰囲気の曲を一挙に紹介していきます。

有名な曲から聴き映えのする隠れた名曲まで幅広くピックアップしましたので、ご自身のレベルに合った難易度の曲を選んでみてください。

もくじ

ピアノの発表会にオススメ!明るい雰囲気の曲まとめ(1〜20)

《25の練習曲》第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

F.ブルグミュラー《25の練習曲》第25番「貴婦人の乗馬」 【楽譜動画】
《25の練習曲》第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ロマン派時代に活躍したヨハン・ブルクミュラーは、子供向けのピアノ練習曲で知られるドイツの作曲家です。

1806年生まれのブルクミュラーは、1832年にパリへ移住し、軽やかな演奏スタイルを確立しました。

本作は、華麗な乗馬の情景を想起させる楽曲で、スタッカートやスラー、三連符など多彩な技巧が盛り込まれています。

4分の4拍子、ハ長調で書かれたこの曲は、勇壮で華やかな雰囲気を持ち、発表会でも人気があります。

ピアノ学習者にとって、技術向上と音楽性の発展を目的とした教育的価値の高い一曲といえるでしょう。

真夜中の火祭りNEW!平吉毅州

【リハーサル】リサイタル直前のジーンズホール(平吉毅州:真夜中の火祭り/Takekuni Hirayoshi: The Midnight Fire Festival)【児島市民交流センター】
真夜中の火祭りNEW!平吉毅州

炎が燃え盛る情景を思わせる熱烈な日本人作曲家、平吉毅州さんによるピアノ独奏曲です。

ダイナミックで激しい響きと、緻密なアーティキュレーションが見事に調和し、夜空に舞い上がる火の粒を表現しています。

独特の変拍子が生み出す躍動感と、スペイン舞踊を思わせるリズムパターンが、聴く人の心を高揚させます。

2024年度PTNAピアノコンペティションの課題曲に選定されており、ピアノ学習者の技術向上に役立つ作品としても評価が高まっています。

短調の響きながらも暗さを感じさせない力強さがあり、暑い夏の夜に聴くことで心が躍るような清涼感が得られる一曲です。

森にてNEW!Albert Ketèlbey

ケテルビー: 森にて[ナクソス・クラシック・キュレーション #かわいい]/Albert, William Ketèlbey: In the Woodlands
森にてNEW!Albert Ketèlbey

暑い夏の午後に、まるで木陰で涼んでいるかのような心地よさを運んでくれる、アルバート・ケテルビーのピアノ独奏曲はいかがでしょうか。

この楽曲を聴いていると、森の奥深く、木々の間から射し込む柔らかな光や、そよ風に葉が揺れる音までもが聞こえてくるような、そんな情景が目に浮かびます。

優しく親しみやすい旋律は、とても穏やかな時間の流れを感じさせてくれることでしょう。

本作は、1920年代に形になったと考えられているピアノ曲です。

アルバム『A Dream Picture』には1993年に録音されたローズマリー・タックの演奏が収められています。

日常の喧騒から離れてほっと一息つきたい時や、優しいピアノの音色に包まれて心静かに過ごしたい方に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。

ソナチネ第8番ト長調作品36−2Muzio Clementi

ピアノの父と呼ばれるムツィオ・クレメンティが作曲した、明るく親しみやすい曲調が魅力の作品です。

1797年に発表されたこの曲は、3つの楽章からなり、それぞれに異なる表情を持っています。

第1楽章の軽快なリズム、第2楽章の優雅な旋律、第3楽章の活発なテンポと、変化に富んだ構成が楽しめます。

技術的な基礎を養いながら、音楽的表現力も磨ける教育的な意図が込められており、ピアノ学習者にとって重要な曲となっています。

明るい雰囲気の中にも、豊かな音楽性が感じられる本作は、ピアノの発表会で演奏したい方におすすめです。

インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

バッハ / インヴェンション No.8 へ長調 ( J.S.Bach: Two-Part Invention No.8 in F Major, BWV 779 )
インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

バロック音楽の巨匠、ヨハン・セバスティアン・バッハが1723年に作曲した鍵盤楽曲をご紹介します。

教育目的で書かれたこの曲は、対位法の技術を磨くための練習曲として広く親しまれています。

ヘ長調で書かれたこの2声の対位法による作品は、右手と左手が異なるメロディを奏でながら、ハーモニーとして一体となって響きます。

バッハの巧みな対位法が光る本作は、リズムの変化やシンコペーションが加わり、動的で魅力的な構造となっています。

ピアノ初心者からプロまで、対位法の理解を深めたい方におすすめの一曲です。

ゴリウォーグのケークウォーク – 子供の領分Claude Debussy

ゴリウォーグのケークウォーク – 子供の領分(ドビュッシー)Debussy – Golliwogg’s Cakewalk – Children’s Corner – pianomaedaful
ゴリウォーグのケークウォーク - 子供の領分Claude Debussy

フランスの印象派音楽を代表する作曲家クロード・ドビュッシーが、1908年に愛娘シュシュのために作曲したピアノ組曲の一曲です。

当時流行していた黒人の人形「ゴリウォーグ」と、アメリカ南部発祥のダンス「ケークウォーク」をモチーフにした、ユーモアと創造性に溢れた作品です。

軽快なシンコペーションのリズムと愉快な旋律が特徴で、中間部にはワーグナーの楽劇からの引用も。

西洋音楽とアフリカ系アメリカ音楽の融合を試みた先駆的な曲として注目されています。

ピアノの発表会で演奏したい方におすすめです。

軽やかで明るい雰囲気が会場を華やかに彩ってくれるでしょう。

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