ピアノの発表会、どんな曲を演奏しようか迷ってしまうことって多いのではないでしょうか?
「〇〇な雰囲気の曲を演奏したい」となんとなくイメージがあっても、具体的にどんな曲があるのか思い付かないこともありますよね。
クラシック音楽の有名曲は短調も多くかっこいいのですが暗くなりがちではないでしょうか?
そこでこの記事では、ピアノの発表会で演奏したい明るい雰囲気の曲を一挙に紹介していきます。
有名な曲から聴き映えのする隠れた名曲まで幅広くピックアップしましたので、ご自身のレベルに合った難易度の曲を選んでみてください。
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ピアノの発表会にオススメ!明るい雰囲気の曲まとめ(1〜10)
《25の練習曲》第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ロマン派時代に活躍したヨハン・ブルクミュラーは、子供向けのピアノ練習曲で知られるドイツの作曲家です。
1806年生まれのブルクミュラーは、1832年にパリへ移住し、軽やかな演奏スタイルを確立しました。
本作は、華麗な乗馬の情景を想起させる楽曲で、スタッカートやスラー、三連符など多彩な技巧が盛り込まれています。
4分の4拍子、ハ長調で書かれたこの曲は、勇壮で華やかな雰囲気を持ち、発表会でも人気があります。
ピアノ学習者にとって、技術向上と音楽性の発展を目的とした教育的価値の高い一曲といえるでしょう。
インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

バロック音楽の巨匠、ヨハン・セバスティアン・バッハが1723年に作曲した鍵盤楽曲をご紹介します。
教育目的で書かれたこの曲は、対位法の技術を磨くための練習曲として広く親しまれています。
ヘ長調で書かれたこの2声の対位法による作品は、右手と左手が異なるメロディを奏でながら、ハーモニーとして一体となって響きます。
バッハの巧みな対位法が光る本作は、リズムの変化やシンコペーションが加わり、動的で魅力的な構造となっています。
ピアノ初心者からプロまで、対位法の理解を深めたい方におすすめの一曲です。
ソナチネ第8番ト長調作品36−2Muzio Clementi

ピアノの父と呼ばれるムツィオ・クレメンティが作曲した、明るく親しみやすい曲調が魅力の作品です。
1797年に発表されたこの曲は、3つの楽章からなり、それぞれに異なる表情を持っています。
第1楽章の軽快なリズム、第2楽章の優雅な旋律、第3楽章の活発なテンポと、変化に富んだ構成が楽しめます。
技術的な基礎を養いながら、音楽的表現力も磨ける教育的な意図が込められており、ピアノ学習者にとって重要な曲となっています。
明るい雰囲気の中にも、豊かな音楽性が感じられる本作は、ピアノの発表会で演奏したい方におすすめです。
ピアノソナタk.545 ハ長調Wolfgang Amadeus Mozart

18世紀のクラシック音楽を代表する天才作曲家であるモーツァルトが残した名作です。
3つの楽章からなり、それぞれが異なる雰囲気を醸し出しています。
第1楽章は明るく活気に満ちた調べ、第2楽章は穏やかで抒情的なメロディ、第3楽章は楽しげなロンド形式と、変化に富んだ構成になっています。
モーツァルトは1788年8月2日に姉ナンネルへの手紙で本作について触れており、彼の想いが込められた作品だと言えるでしょう。
ピアノの学習者や、クラシック音楽入門者にもおすすめの親しみやすい一曲です。
トランペット・セレナーデFritz Spindler

19世紀のドイツで活躍したピアニスト兼作曲家、フリッツ・シュピンドラーによる作品です。
約400曲もの作品を残し、その中でも300曲以上がピアノ曲というほど、ピアノ音楽に力を注いだ人物です。
本作は、トランペットの音色をピアノで表現した軽快な曲調が特徴的です。
明るく元気なファンファーレを思わせるメロディーが印象的で、聴く人の心を弾ませます。
ピアノ初心者の方にも親しみやすく、発表会などで演奏される機会も多い人気曲です。
明るい雰囲気の曲を探している方や、軽やかな演奏を楽しみたい方におすすめの1曲です。
エチュード・アレグロ中田喜直

1956年に公開された楽譜集『こどものピアノ曲』に収められた、きらびやかで快活な作品です。
この楽曲の特徴は、弾むような16分音符が絶え間なく続く点で、まるで太陽の下を元気に駆け回る姿が目に浮かぶようです。
クライマックスのグリッサンドは虹をかけるような華やかさがあり、聴く人の心を一瞬で掴むことでしょう。
本作は、少し背伸びした曲に挑戦したいという意欲が芽生えた6歳のお子さまにおすすめです。
指を速く動かす技術を楽しみながら磨けるため、弾き終えた時の達成感は格別ですよ!
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の巨匠ベートーヴェンが、初心者向けに作曲したピアノ曲をご紹介します。
1795年頃に書かれた本作は、初版は「2つのやさしいソナタ(Deux Sonates Faciles)」とあり、2楽章構成の短くて親しみやすい曲調が特徴です。
第1楽章は堂々とした主和音と3連符の動機、第2楽章は優雅なメヌエットのような旋律が印象的です。
演奏が比較的容易でありながら、ベートーヴェンの作曲技法や美的感覚を感じられる点が魅力です。
ピアノを始めたばかりの方や、クラシック音楽に興味を持ち始めた方におすすめの1曲です。
明るく温かな雰囲気で、発表会でも聴衆を魅了することでしょう。