【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリのかっこいい作品を集めました。
繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!
そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。
定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。
発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!
【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(1〜10)
ジプシーダンス(ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

情熱的でリズミカルな旋律が印象的なこの作品。
ジプシー音楽の要素を取り入れたエキゾチックな雰囲気が魅力です。
16分音符の連続や左手のパッセージなど、技術的にも挑戦しがいのある曲ですね。
演奏者はリズム感やダイナミクスの表現にも注意を払いましょう。
発表会などでも人気の高い曲なので、聴衆を魅了する演奏を目指してみてはいかがでしょうか。
ピアノの練習に飽きてきた方や、新しい挑戦をしたい方におすすめの1曲です。
ハンガリー舞曲5番Johannes Brahms

情熱的でリズミカルな旋律が特徴の本作は、ハンガリーの民族音楽に影響を受けた楽曲です。
急速な部分と緩やかな部分が交互に現れる構成で、聴衆に活気と情熱を伝えます。
1869年に発表されたこの曲は、ピアノ連弾用に作曲されましたが、後にオーケストラ版も作られ、広く親しまれています。
映画やテレビでも頻繁に使用され、由紀さおりさんが1999年8月にカバーを発表するなど、多くの人々に愛されています。
クラシック音楽に興味がある方や、情熱的な曲を探している方におすすめの1曲です。
ファイナルファンタジーⅩ ピアノコレクションより「決戦」植松伸夫

ゲームの中の戦闘曲というと想像がつかないと思いますが、ゲーマーの中では語り継がれる名曲があります。
それは人気ゲーム『ファイナルファンタジーX』の重要な戦闘シーンに使用される曲です。
ゲーム内では力強さと緊張感が強調されていますが、ピアノアレンジ版では繊細さや深みが加えられています。
本作は聴き手に戦闘の緊張感を伝えるだけでなく、登場人物たちの心情やストーリーの深みを感じさせるよう工夫されています。
2002年2月にリリースされたアルバム『ファイナルファンタジーX ピアノコレクション』に収録されており、ゲームをプレイしたことがある人だけでなく、音楽そのものを楽しみたい人々にとっても魅力的な一曲です。
フラメンコWilliam Gillock

情熱的でリズミカルなスペインの伝統音楽をピアノで表現した短い作品です。
冒頭から力強いリズムと情熱的なメロディーが特徴的で、スペインの情景が目に浮かぶようです。
中間部には「singing(歌うように)」との指示があり、まるで語りかけるようなメロディーラインが印象的です。
この部分を効果的に演奏するために、ある教室では生徒とともに歌詞を考案し、表現力を高める工夫をしているそうですよ。
本作は、リズム感や表現力を養う良い教材となっています。
スペインの情熱的な音楽スタイルに興味がある方や、表現力を磨きたい方におすすめの1曲です。
組曲『展覧会の絵』より「バーバ・ヤーガ」(Baba Yaga (Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

ロシアの5人組の一人、モデスト・ムソルグスキーの代名詞となっている名曲です。
その曲名にある『魔女』とは、ロシアの民間伝承に登場する恐ろしい存在『バーバ・ヤーガ』のことを指し、鉄の臼に乗って空を飛ぶという特徴的な姿が音楽で表現されています。
組曲『展覧会の絵』の中でも特に印象的な曲で、ムソルグスキーの中では最も有名な曲であり、この曲を良く知っているとムソルグスキーという作曲家も知るべき楽曲です。
オーケストラのコンサートなどで、組曲とは独立に演奏されることも多く、不気味さや荒々しさを表現したい方におすすめです。
映画やテレビ番組のBGMとしても使用され、緊迫感のあるシーンで効果的に用いられています。
ゲーム音楽や映画音楽のような曲想を探しているピアノ中級者にぜひチャレンジしてほしい曲ですね!
幻想曲「さくらさくら」平井康三郎

日本の伝統音楽と西洋音楽の融合を得意とする平井康三郎さんが手掛けた作品です。
箏曲『さくらさくら』をモチーフにした、ピアノ独奏のための幻想曲。
日本の美しさを象徴する桜をテーマに、ロマン派ピアノの手法と箏の華やかな響きが見事に調和しています。
序奏に始まり、のびやかな『さくら』の旋律が展開され、太鼓を模したリズムとともに高揚していく構成が魅力的。
日本の風景や文化を音楽で表現したい方にオススメの1曲です。
1971年に発表された本作は、平井さんの代表作の一つとして今なお親しまれています。
エチュード Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

繊細な響きと力強いアルペジオが魅力のフレデリック・ショパンの作品。
ポーランド生まれのこの天才作曲家は、ピアノの表現力を極限まで引き出しました。
本作は、風琴のような音色を模倣した美しい旋律が特徴的。
自然の風景を連想させる優雅な音の流れに、思わず引き込まれてしまいます。
技巧的には高度ですが、感情が豊かな表現力を磨きたい方にピッタリの1曲です。
1836年に作曲されたこの曲で、ロマン派音楽の真髄を体感してみませんか?