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【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリのかっこいい作品を集めました。

繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!

そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。

定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。

発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(11〜20)

Vamo alla Flamenco(ファイナルファンタジーⅨ ピアノコレクション)植松伸夫

ゲーム『ファイナルファンタジーⅨ』で使用される情熱的でリズミカルな旋律が印象的な本曲は、スペインのフラメンコ音楽から強い影響を受けています。

ギターやカスタネットのような音色が異国情緒があふれる雰囲気を醸し出していますね。

ピアノアレンジ版では、原曲の熱気を保ちつつより繊細な表現が施されています。

2001年1月にリリースされたファイナルファンタジーⅨピアノコレクションに収録されており、ファンの間で高い人気を誇ります。

フラメンコのリズムと哀愁を帯びたメロディーが特徴的で、キャラクターたちの活気や情熱を表現しています。

ゲーム音楽やスペイン音楽に興味がある方や、情熱的な曲が好きな方におすすめですよ。

ピアノソナタ 第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

「トルコ行進曲」モーツァルト – スタインウェイで弾き直し《Turkish March – Mozart》クラシックピアノ- Classical Piano – CANACANA
ピアノソナタ 第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ学習者が一度は弾いてみたいと思う作品の一つといっても過言ではない、モーツァルトの『トルコ行進曲』。

よく耳にする作品なので簡単だと思われがちですが、実は音の粒をそろえたりオクターブの連続を美しく弾いたりするのに、高度なテクニックを要する曲なんです!

一定のテンポを保ちながら、次々にやってくる難しいパッセージをサラッと弾いていくためには、部分的に取り出して丁寧に練習することが大切です。

誰もが知っている曲だからこそごまかしがきかない点も、難しさにつながっているといえるかもしれませんね。

Take FivePaul Desmond

Take Five   ピアノ (ぷりんと楽譜 中~上級)
Take FivePaul Desmond

ジャズのコアなファンでなくとも、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、ポール・デスモンドさん作曲のジャズの名曲!

デイブ・ブルーベック・カルテットでの録音が有名です。

こちらの曲は、当時の楽曲としては珍しい5拍子で演奏されています。

慣れない人には5拍子の曲の譜読みや演奏は、なかなか難しいもの。

拍を数えるというよりは、リズムを体に刻み込むようなイメージでとにかく慣れることが大切です!

両手で机をたたくなどしてリズムをしっかり把握しつつ、焦らず練習を進めてみてくださいね。

エチュード・アレグロ中田喜直

【ピアノ発表会おすすめ】エチュード・アレグロ ♫ 中田喜直 / Etude allegro, Yoshinao Nakada
エチュード・アレグロ中田喜直

『ちいさい秋みつけた』や『めだかの学校』の作曲者として知られている中田喜直さんが作った『エチュード・アレグロ』。

こちらの曲は、友人のピアノの先生からのリクエストを受けて作曲されたものなのだそう。

いい意味で日本の昭和を感じさせる曲調がなんとも心地よく、歯切れのよいリズムとテンポ、最後のグリッサンドもたまりません。

お茶目な感じもしますよね。

真ん中に感傷的なパートをはさんだ、緩急をつけやすい楽曲です。

「クラシックの定番曲以外から選びたい!」という方にもピッタリの1曲です。

ジ・エンターテイナーScott Joplin

エンターテイナー ピアノ スコット・ジョプリン [ The Entertainer Piano Scott Joplin ]
ジ・エンターテイナーScott Joplin

こちらの曲はラグタイムというスタイルの曲で、さまざまなシーンで耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

作曲したのは、アフリカ系アメリカ人のピアニスト兼作曲家のスコット・ジョプリンさん。

ジョプリンさんが生きている間にこの曲がヒットすることはありませんでしたが、1973年に映画『スティング』の中で使われて一躍有名になりました。

譜面としては簡単ですが、クラシックの曲ではあまり見られない独特のアクセントがポイント!

1拍3拍目にリズムの重心を置かず、2拍4拍目にリズムの重心を置くのがかっこよく弾くコツです。

ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクション「片翼の天使」植松伸夫

親しみやすい中にも荘厳さを秘めた傑作ラストバトルテーマのピアノアレンジが、圧巻のクオリティで蘇ります。

ゲームのCG制作技術で制作された映像作品『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のセフィロス戦でも使用された本作は、クラシックとロックを融合させた斬新な曲調で、合唱とオーケストラの壮大なサウンドをピアノ一台で表現することに成功。

1997年に世に出た原曲の雰囲気を損なうこともなく、むしろピアノならではの繊細さと力強さを加えた素晴らしいアレンジとなっています。

演奏は決して容易ではありませんが、ダイナミックな表現力と華麗なテクニックを存分に披露できる楽曲です。

発表会でかっこよく弾きたい男の子はもちろん、技術を活かした見せ場を作りたい上手な演奏者にぴったりの一曲といえます。

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(21〜30)

ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

【ピアノ発表会おすすめ】ルーマニア民族舞曲 5. ルーマニア風ポルカ 6. 速い踊り ♫ バルトーク / Roumanian Folk Dances 5,6, Bartok
ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

かつて、現在のハンガリーを中心とした地域を統治していたハンガリー王国の一部であったトランシルヴァニアの民謡を題材として作曲された、ハンガリー王国出身の作曲家バルトーク・ベーラの作品です。

『ルーマニア民俗舞曲』は全6曲で構成されていますが、有名テレビ番組のBGMにも使用されている第5曲『ルーマニア風ポルカ』と第6曲『速い踊り』は、特に日本人にとってなじみ深い作品といえるでしょう。

わずかな時間の中で、日本の民謡などとはまったく異なる独特な雰囲気を楽しめる1曲です。