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【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリのかっこいい作品を集めました。

繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!

そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。

定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。

発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(11〜20)

組曲『展覧会の絵』より「キエフの大門」(The Great Gate of Kiev (Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

壮大な鐘の響きで始まり、堂々としたリズムが展開されるこの曲は、聴く者に深い感動を与えます。

荘厳な主題と静かなメロディが交錯し、キエフの大門の威厳と宗教的な敬虔さを見事に表現しています。

1874年に作曲されたこの作品は、ロシアの民族主義と西洋音楽の融合を象徴する重要な楽曲です。

壮大なスケールと色彩が豊かな音楽表現を楽しみたい方におすすめです。

また、ロシアの歴史や文化に興味がある方にとっても、魅力的な一曲となるでしょう。

Vamo alla Flamenco(ファイナルファンタジーⅨ ピアノコレクション)植松伸夫

ゲーム『ファイナルファンタジーⅨ』で使用される情熱的でリズミカルな旋律が印象的な本曲は、スペインのフラメンコ音楽から強い影響を受けています。

ギターやカスタネットのような音色が異国情緒があふれる雰囲気を醸し出していますね。

ピアノアレンジ版では、原曲の熱気を保ちつつより繊細な表現が施されています。

2001年1月にリリースされたファイナルファンタジーⅨピアノコレクションに収録されており、ファンの間で高い人気を誇ります。

フラメンコのリズムと哀愁を帯びたメロディーが特徴的で、キャラクターたちの活気や情熱を表現しています。

ゲーム音楽やスペイン音楽に興味がある方や、情熱的な曲が好きな方におすすめですよ。

Take FivePaul Desmond

Take Five   ピアノ (ぷりんと楽譜 中~上級)
Take FivePaul Desmond

ジャズのコアなファンでなくとも、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、ポール・デスモンドさん作曲のジャズの名曲!

デイブ・ブルーベック・カルテットでの録音が有名です。

こちらの曲は、当時の楽曲としては珍しい5拍子で演奏されています。

慣れない人には5拍子の曲の譜読みや演奏は、なかなか難しいもの。

拍を数えるというよりは、リズムを体に刻み込むようなイメージでとにかく慣れることが大切です!

両手で机をたたくなどしてリズムをしっかり把握しつつ、焦らず練習を進めてみてくださいね。

「虹のリズム」より 真夜中の火祭平吉毅州

真夜中の火祭 ピアノ 平吉毅州【発表会おすすめ】ピアニスト 近藤由貴/The Midnight Fire Festival Piano, Yuki Kondo
「虹のリズム」より 真夜中の火祭平吉毅州

力強いリズムと華麗なメロディーが織りなす情熱的な小品は、アルバム『虹のリズム』収録の意欲作です。

8分の6拍子と4分の3拍子が交互に現れる「ヘミオラ」と呼ばれるリズム手法により、スペイン音楽やフラメンコを思わせる野性的な躍動感を生み出しています。

本作は2024年のピティナ・ピアノコンペティションC級の課題曲に選ばれ、多くの若手ピアニストたちが魅了されています。

右手と左手のエキサイティングなやり取りや、スラー、スタッカート、アクセントなどの繊細な表現が織りなす世界観は、演奏者の技量を存分に引き出してくれます。

挑戦的でありながら、3分以内で演奏できる小品として、発表会やコンクールのレパートリーにぴったりの1曲です。

ジ・エンターテイナーScott Joplin

エンターテイナー ピアノ スコット・ジョプリン [ The Entertainer Piano Scott Joplin ]
ジ・エンターテイナーScott Joplin

こちらの曲はラグタイムというスタイルの曲で、さまざまなシーンで耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

作曲したのは、アフリカ系アメリカ人のピアニスト兼作曲家のスコット・ジョプリンさん。

ジョプリンさんが生きている間にこの曲がヒットすることはありませんでしたが、1973年に映画『スティング』の中で使われて一躍有名になりました。

譜面としては簡単ですが、クラシックの曲ではあまり見られない独特のアクセントがポイント!

1拍3拍目にリズムの重心を置かず、2拍4拍目にリズムの重心を置くのがかっこよく弾くコツです。

エチュード・アレグロ中田喜直

【ピアノ発表会おすすめ】エチュード・アレグロ ♫ 中田喜直 / Etude allegro, Yoshinao Nakada
エチュード・アレグロ中田喜直

『ちいさい秋みつけた』や『めだかの学校』の作曲者として知られている中田喜直さんが作った『エチュード・アレグロ』。

こちらの曲は、友人のピアノの先生からのリクエストを受けて作曲されたものなのだそう。

いい意味で日本の昭和を感じさせる曲調がなんとも心地よく、歯切れのよいリズムとテンポ、最後のグリッサンドもたまりません。

お茶目な感じもしますよね。

真ん中に感傷的なパートをはさんだ、緩急をつけやすい楽曲です。

「クラシックの定番曲以外から選びたい!」という方にもピッタリの1曲です。

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(21〜30)

ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

【ピアノ発表会おすすめ】ルーマニア民族舞曲 5. ルーマニア風ポルカ 6. 速い踊り ♫ バルトーク / Roumanian Folk Dances 5,6, Bartok
ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

かつて、現在のハンガリーを中心とした地域を統治していたハンガリー王国の一部であったトランシルヴァニアの民謡を題材として作曲された、ハンガリー王国出身の作曲家バルトーク・ベーラの作品です。

『ルーマニア民俗舞曲』は全6曲で構成されていますが、有名テレビ番組のBGMにも使用されている第5曲『ルーマニア風ポルカ』と第6曲『速い踊り』は、特に日本人にとってなじみ深い作品といえるでしょう。

わずかな時間の中で、日本の民謡などとはまったく異なる独特な雰囲気を楽しめる1曲です。