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【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリのかっこいい作品を集めました。

繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!

そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。

定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。

発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(21〜40)

闘う者たち植松伸夫

ゲーム内バトル時の高揚感を見事に表現した迫力満点のインストゥルメンタル楽曲です。

オーケストラの壮大な響きに、エレキギターやシンセサイザーの音色が織り交ぜられ、緊張感とともに疾走感があふれるメロディが印象的です。

本作は通常の戦闘シーンをドラマチックに演出し、プレイヤーの心を鼓舞する役割を果たしています。

1997年の発売後、オーケストラやロックバンドによるさまざまなアレンジバージョンが演奏され、世界中のファンを魅了し続けています。

プレイヤーの情熱と戦闘の緊迫感を見事に表現した本作は、ピアノ発表会でも聴衆を引き込む魅力にあふれており、表現力が豊かな演奏を目指す方におすすめです。

こどものピアノ曲 エチュードアレグロ中田喜直

エチュード・アレグロ《ピアノ発表会におすすめの曲》中田喜直 – Etude allegro – CANACANA
こどものピアノ曲 エチュードアレグロ中田喜直

優美で爽やかなハ長調の練習曲は、16分音符の連続と多彩なフレーズが織りなす魅力的な1曲です。

スピード感のある演奏とグリッサンドの輝かしい響きが、発表会で聴衆を魅了することでしょう。

本作は、1956年に出版された全17曲からなる名作アルバム『こどものピアノ曲』の最終曲として発表されました。

音の粒立ちを大切にしながら、テンポの変化や強弱をつけることで、技術的な要素と音楽性を両立した演奏が可能です。

指の独立性を養いたい方や、華やかな発表会曲をお探しの方にぴったりの1曲となっています。

10の小品 Op.12 第7番 前奏曲「ハープ」Sergei Prokofiev

第41回 入賞者記念コンサート C級[金賞]細田 悠貴美/プロコフィエフ:10の小品 Op.12 より 第7番 前奏曲「ハープ」、第10番 スケルツォ
10の小品 Op.12 第7番 前奏曲「ハープ」Sergei Prokofiev

20世紀を代表する作曲家セルゲイ・プロコフィエフさんの初期の作品。

繊細な響きと力強さが同居する魅力的な1曲です。

2分程度のコンパクトな作品ながら、プロコフィエフらしい大胆な和声とリズミカルな複雑さを感じられます。

ハ長調で書かれたこの作品は、ハープの優雅な響きを思わせる幻想的な雰囲気が特徴的。

サンクトペテルブルク音楽院の学生時代に作曲され、1914年にモスクワで初演されました。

中級レベルの方や、発表会でちょっと変わった曲に挑戦したい方にもオススメですよ!

ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ブラームス: 6つの小品,Op.118 第3番 バラード ト短調 Brahms, Johannes/6 Stücke Op.118-3 Ballade Pf.萬谷衣里:Mantani,Eri
ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」Johannes Brahms

ドイツを代表する偉大な作曲家、ヨハネス・ブラームス。

中級レベルの楽曲をいくつも生み出してきたブラームスですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『ピアノのための6つの小品 Op.118-3「バラード」』。

ブラームスの魅力である重厚な旋律が印象的な1曲ですね。

本作の難易度はツェルニーで言うところの40~50番あたりでしょうか。

中間部には重音のレガート奏法が求められるため、激しいパッセージが連発するような作品よりもディティールに注意を払わなければいけません。

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】(41〜60)

風の即興曲中田喜直

中田喜直:風の即興曲 / 原 志拓(第43回入賞者記念コンサート A1級[金賞]) Nakada Yoshinao – The Wind’s Improvisation
風の即興曲中田喜直

アルバム『こどものゆめ』に収録された一曲は、まるで風が吹き抜けていくような爽やかな旋律が印象的です。

軽やかで流れるような自由なメロディが心地よく、グリッサンドの技法を取り入れた仕上がりは発表会でも魅力的な要素となっています。

本作は、流麗なフレーズと繊細なタッチが溶け合い、ピアノならではの表現力を存分に引き出した1分20秒の小品。

2011年のピティナ・ピアノコンペティションでC級の課題曲に選ばれた本作は、音楽の楽しさを感じながら技術を磨きたい方におすすめの一曲です。

手の大きさを考慮した自然な運指で、誰もが楽しく演奏できる工夫が施されています。

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲/モーツァルト/Turkish March/Mozart/ピアノ-Piano/CANACANA
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

陽気で軽快な旋律が印象的な本作は、18世紀後半に流行したトルコ風音楽の影響を受けた名曲です。

オスマン帝国の軍楽隊を模倣した独特のリズムと、シンバルや太鼓を思わせる力強い音色が特徴的。

1783年頃に作曲されたこの曲は、ウィーン時代のモーツァルトの創造性が遺憾なく発揮された傑作といえるでしょう。

親しみやすい旋律とエキゾチックな雰囲気が見事に融合しており、クラシック音楽入門者から上級者まで幅広く楽しめる一曲です。

華やかな演奏会や発表会でもきっと映えることでしょう。