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【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
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【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選

ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。

また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。

このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!

今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。

発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(1〜10)

華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

【感謝!80万人】華麗なる大円舞曲 – ショパン- Grande Valse brillante Op.18-Chopin-クラシックピアノ-Classic Piano-CANACANA
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

クラシック音楽の世界で輝く名曲です。

華麗な旋律とリズムが特徴的で、舞踏音楽としての魅力を存分に発揮しています。

ウィーン風ワルツとは一線を画す独自の音楽世界を築き上げ、聴く者を魅了します。

1833年に発表されたこの曲は、後にバレエや管弦楽でも演奏されるなど、幅広い影響を与えました。

ピアノ演奏の技術を磨きたい方や、クラシック音楽の奥深さを感じたい方におすすめです。

優雅な雰囲気に包まれながら、ショパンの音楽的個性を堪能できる一曲となっています。

フーガ ト短調J.S.Bach

バッハ 小フーガト短調 – J.S.Bach Fugue In G Minor BWV578
フーガ ト短調J.S.Bach

美しい旋律と精緻な対位法が織りなすバロックの傑作です。

ゆったりとしたテンポで始まり、次第に複雑さを増していく展開は聴く人を引き込みます。

荘厳な雰囲気と、各声部が絡み合う様は、まるで大聖堂で響き渡るかのよう。

オルガン音楽の魅力をピアノでも存分に味わえる一曲です。

テレビアニメ『エリア88』のオープニングテーマにも使われており、現代でも親しまれています。

クラシック音楽に興味のある方はもちろん、バロック音楽の奥深さを知りたい方にもおすすめです。

8つの演奏会用練習曲 第1番「プレリュード」Nikolai Kapustin

ジャズとクラシックを融合させた斬新な作品です。

スウィングのリズムを基調とした明るくエネルギッシュな楽曲で、ピアノの技巧を存分に駆使しています。

複雑なリズムの交錯や予測しづらいメロディの進行など、演奏者にとっては非常に挑戦的ですが、聴衆には強い印象を与えます。

ジャズの自由なエネルギーとクラシックの精緻さが同時に楽しめる音楽的体験を提供していますね。

ピアノ技術を磨きたい方や、新しい音楽表現に興味がある方におすすめです。

1984年にニコライ・カープスチンさんによって完成されたこの曲集は、多くのピアニストに演奏され、高く評価されています。

12の超絶技巧練習曲 Op.11-10『レズギンカ』Sergey Lyapunov,

リャプノフ : レズギンカ【19_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
12の超絶技巧練習曲 Op.11-10『レズギンカ』Sergey Lyapunov,

コーカサス地方の民族舞踊を題材にした華麗な作品です。

激しいリズムと情熱的な旋律が特徴で、ピアニストの技量が存分に発揮されます。

1897年から1905年にかけて作曲された本作は、フランツ・リストの『超絶技巧練習曲』に触発されたものです。

エネルギッシュで活気に満ちた曲調は、聴く者を魅了します。

ピアノの表現力を極限まで引き出す、挑戦的なレパートリーとして知られており、コンサートやコンクールでも人気があります。

高度な技巧と豊かな音楽性を追求したい上級ピアニストの皆さんにぜひおすすめです。

2つのラプソディ Op.79 第1曲Johannes Brahms

ブラームス: 2つのラプソディ,Op.79 第1番 ロ短調 Brahms, Johannes / 2 Rhapsodien Op.79 h moll Pf.萬谷衣里:Mantani,Eri
2つのラプソディ Op.79 第1曲Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの名曲『2つのラプソディ Op.79 第1曲』。

すでに上級者の方は、誰しも一度はこの楽曲を経験しているといっても過言ではないほど有名な作品です。

中級者から上級者にステップアップするときや、上級者のはじめの課題曲として使用されることが多く、重音のパッセージの多さと手の交差が多いことが最大の特徴です。

とはいえ、速い指さばきやとてつもないオクターブが求められる作品ではないので、『トルコ行進曲』や『アラベスク第1番』を演奏できるレベルの方は、ぜひ挑戦してみてください。

水の戯れMaurice Ravel

角野 隼斗/ラヴェル:水の戯れ(2018PTNA特級セミファイナル)Ravel – Jeux d’eau
水の戯れMaurice Ravel

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルがパリ音楽院在学中に作曲した『水の戯れ』は、形の定まらない水の姿をそのまま音に表したかのような、流動的で美しい作品です。

ラヴェル作品の初演を数多く行ったピアニスト、リカルド・ビニェスによる初演では、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうクラシックの名作『亡き王女のためのパヴァーヌ』とともに演奏されたそうです。

この曲は、自由な水の様子をイメージしながら、とにかくなめらかにピアノを奏でるのがポイント!

全身を脱力させた状態で、横の流れを大切にしながら演奏しましょう。

ラ・カンパネラFranz Liszt

ラ・カンパネラ-リスト-クラシックピアノ-La Campanella-Liszt-Classic Piano-CANACANA
ラ・カンパネラFranz Liszt

プロのピアニストでも演奏する際に注意を払う、難易度の高い作品『ラ・カンパネラ』。

日本で有名なピアニスト、フジコ・ヘミングさんも『ラ・カンパネラ』は最も難しいと発言しているほどです。

そんな『ラ・カンパネラ』の難しさはなんといっても、跳躍にあると思います。

中盤に差し掛かると鍵盤の飛びが激しくなり、さらに指の動きも激しくなるので、上級者であっても仕上げるのが難しい作品といえるでしょう。

曲の練習だけでなく、テクニック面を強化するためのあらゆる練習を取り入れながらチャレンジしてみてください。

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