【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。
また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。
このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!
今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。
発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。
【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(91〜100)
軍隊ポロネーズFrederic Chopin

明るく威厳のある曲想から『軍隊ポロネーズ』として知られている『ポロネーズ第3番イ長調 作品40-1』。
堂々たる曲調とリズムは、フレデリック・ショパンの祖国ポーランドの雄大さを表現しているともいわれています。
ひねりのないシンプルな構成で作曲されているため、親しみを感じやすいのもこの曲の魅力の一つ。
最初から最後まで力強さを保ったまま演奏するためには、腕や肩の力を抜くことが大切です。
和音の連続で体が固まりやすいので、まずは少し簡単にアレンジされた楽譜から挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
ハンガリー舞曲5番Johannes Brahms

渋い作品で自分の実力を表現したいという方はブラームスの『ハンガリー舞曲5番』がオススメです。
ところで、この作品の何が渋いのか……。
それは技術面と構成面にあります。
結論から言って、この作品は非常に高い技術力を求められます。
しかし、構成がわかりやすいものではないため、聴衆にその難しさが伝わりにくい側面もあります。
そういったもどかしさを抱えた作品ですが、分かる人には分かる作品ですので、奇をてらいたい方はぜひチェックしてみてください。
おわりに
今回はピアノ発表会の曲としてオススメの上級者向けのピアノ曲をご紹介しました!
いずれも演奏効果が高いのはもちろん、ピアノの上達のために必要なテクニック・表現面の課題が数多く盛り込まれた作品ばかりです。
発表会は、普段はなかなか取り組めない難しい作品とじっくり向き合うとても貴重な機会!
気になる曲が見つかった方は、「私にはちょっとレベルが高いかも……」と消極的にならず、勇気をもってチャレンジしてみてくださいね。