【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。
また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。
このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!
今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。
発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。
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もくじ
- 【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
- 華麗なる大円舞曲Frederic Chopin
- フーガ ト短調J.S.Bach
- 8つの演奏会用練習曲 第1番「プレリュード」Nikolai Kapustin
- クライスレリアーナRobert Schumann
- 12の超絶技巧練習曲 Op.11-10『レズギンカ』Sergey Lyapunov,
- ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第3楽章Ludwig van Beethoven
- 2つのラプソディ Op.79 第1曲Johannes Brahms
- 水の戯れMaurice Ravel
- ラ・カンパネラFranz Liszt
- 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt
- 8つの演奏会用練習曲 第3番「トッカティーナ」Nikolai Kapustin
- 英雄ポロネーズFrederic Chopin
- ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy
- 練習曲 作品10-12「革命」Frederic Chopin
- 喜びの島Claude Debussy
- 献呈Schumann=Liszt
- 前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov
- 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach
- トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart
- エチュード 嬰ト短調 作品25-6Frederic Chopin
- クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann
- 演奏会用練習曲「騎士」 Op.17Charles Valentin Alkan
- メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt
- 15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski
- 8つの演奏会用練習曲より 第5曲「冗談」Nikolai Kapustin
- 「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt
- すべての短調による12の練習曲 第2番 ニ短調 モロッシアのリズムでCharles Valentin Alkan
- 熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov
- エチュード集(練習曲集) 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調Frederic Chopin
- 演奏会用アレグロ 嬰ハ長調Enrique Granados
- ピアノソナタ第1番 作品2-1 第4楽章Ludwig van Beethoven
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin
- アルプスの夕映えTheodor Oesten
- 歌曲集「冬の旅」より「菩提樹」S.561 R.246Schubert=Liszt
- スケルツォ・フォコーソ 作品34Charles Valentin Alkan
- クープランの墓『トッカータ』Maurice Ravel
- 12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,
- 「パガニーニ大練習曲」より第4曲「アルペジオ」Franz Liszt
- サルタレッロ ホ短調 Op.23Charles Valentin Alkan
- 鉄道Charles Valentin Alkan
- ワルトシュタインLudwig van Beethoven
- ハンガリー狂詩曲 S.244 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt
- バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin
- スペイン組曲 第1集 作品47『アストゥリアス』Isaac Albéniz
- ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin
- 8つの演奏会用練習曲より 第8曲「終曲」Nikolai Kapustin
- ロンド・カプリチオーソ Op.14 U 67 ホ長調Felix Mendelssohn
- 4つの練習曲 Op.2 第1番Sergei Prokofiev
- 結婚行進曲Richard Wagner
- ラ・カンパネラFranz Liszt
- 即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc
- クープランの墓 第6曲「トッカータ」Maurice Ravel
- パルティータJ.S.Bach
- 3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt
- アレグロ・アパショナート Op.70Camille Saint-Saëns
- 6つの前奏曲とフーガ,Op.35 第1番 前奏曲Felix Mendelssohn
- 月の光Claude Debussy
- ピアノソナタ第18番 K.576Wolfgang Amadeus Mozart
- 即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Frederic Chopin
- ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin
- バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin
- 演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin
- 巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt
- ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin
- 幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rakhmaninov
- 舟歌 Op.60 CT6 嬰ヘ長調Frederic Chopin
- 夜のガスパール 第3曲「スカルボ」Maurice Ravel
- 「版画」より第3曲「雨の庭」Claude Debussy
- ロンド・ブリランテOp.62Carl Maria von Weber
- 別れの曲Frederic Chopin
- 幻想曲 ニ短調,K.397Wolfgang Amadeus Mozart
- 古風なメヌエットMaurice Ravel
- アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin
- 伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt
- 幻想小曲集 作品12-2「飛翔」Robert Schumann
- 楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov
- メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」より「スケルツォ」Mendelssohn=Rakhmaninov
- パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov
- スペインChick Corea
- 絵画的練習曲「音の絵」Op.33 第1番 ヘ短調Sergei Rachmaninov
- スケルツォ第1番ロ短調 作品20Frederic Chopin
- トッカータ ニ短調 Op.11Sergei Prokofiev
- ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt
- 映像 第1集 水の反映Claude Debussy
- 超絶技巧練習曲集4番「マゼッパ」Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin
- ピアノソナタ 第34番 ホ短調Franz Joseph Haydn
- ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章Sergei Prokofiev
- スケルツォ 第2番 Op.31Frederic Chopin
- 幻想即興曲Frederic Chopin
- 鐘Sergei Rachmaninov
- トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann
- 幻想的小品集 Op.3 第4曲 道化師Sergei Rachmaninov
- 半音階的大ギャロップFranz Liszt
- ハンガリー舞曲5番Johannes Brahms
- 12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin
- 軍隊ポロネーズFrederic Chopin
【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(1〜20)
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ発表会の定番曲として知られる、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ曲。
実は『ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331』の第3楽章ですが、単独で演奏されることも多い名曲です。
作曲当時流行していたトルコ趣味が反映された本作では、おなじみのメロディが変奏曲のように展開され、後半になるにつれて難易度が上がっていきます。
途中で軽やかさや勢いを失わず最後まで弾けるよう、細かいテクニックの練習を丁寧に行いながら仕上げていきましょう。
エチュード 嬰ト短調 作品25-6Frederic Chopin

このフレデリック・ショパンの練習曲はピアノを弾く人にとって大きな挑戦になるでしょう。
右手で三度の重音をなめらかに奏でるのは難しく、高度な技術が必要です。
でも単なる練習曲ではありません。
浮遊感のある美しい旋律や、ため息のようなフレーズが印象的で、ロマンティックな雰囲気に包まれています。
1835年に作曲されたこの曲は、技巧と表現を兼ね備えたショパンらしい名曲。
ピアノの魅力を存分に味わえる一曲なので、クラシック音楽に興味のある人にぜひ聴いてほしいですね。
【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(21〜40)
クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann

非常に情熱的で劇的な表現が特徴的なこの曲。
急速なテンポとハ短調の調性が融合し、聴く者の心をつかみます。
約2分30秒の短い演奏時間ながら、ロベルト・シューマンの内面的な葛藤や情熱が凝縮されています。
激しいアクセントを持つアルペッジョの繰り返しが緊張感を高め、中間部のフガートとの対比が印象的です。
1838年に作曲された本作は、シューマンがクララ・ヴィークとの結婚に反対され苦悩していた時期の作品。
ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさが存分に発揮されており、ピアノ演奏の技術と表現力が試される1曲です。
クラシック音楽の深い感動を味わいたい方におすすめの名曲です。
演奏会用練習曲「騎士」 Op.17Charles Valentin Alkan

変ロ長調の壮大な世界が広がる楽曲で、シャルル=ヴァランタン・アルカンの傑作として知られています。
高速パッセージと和音の連打、両手で奏でるオクターブ技法など、次々と繰り出される華麗な演奏技術は、まるで中世の騎士が颯爽と馬を駆る姿を彷彿とさせます。
1844年に出版された本作は、力強さと優雅さを兼ね備えた6分間の演奏で、会場全体を圧倒的な存在感で魅了します。
極めて高度な技巧を要する曲ですが、ピアノの魅力を存分に引き出せる作品として、発表会でインパクトのある演奏を目指す方にぴったりです。
聴衆を魅了する表現力と確かな技術を持つピアニストの皆様に、ぜひチャレンジしていただきたい一曲です。
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt

ピアノ発表会の定番として愛され続けているのは、悪魔のフィドル弾きと美しい踊り子の恋を描いた情熱的なワルツ。
19世紀ロマン派を代表するピアニスト、フランツ・リストの作品です。
1856年から1861年にかけて作曲され、村の居酒屋を舞台に繰り広げられる官能的な物語を音楽で表現しています。
冒頭から響き渡る五度の和音の積み重ねや、激しいリズムの中に織り込まれたロマンティックな旋律は、聴衆を魅了せずにはいられません。
本作はさまざまな映画やドラマでも使用され、その劇的な音楽性が映像作品の中でも効果的に活かされています。
ピアノの技巧を存分に活かし、聴衆を圧倒したい発表会でぜひ演奏してみてはいかがでしょうか。
15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski

情熱的な旋律と緻密な技巧が織りなす、ロマン派の傑作。
2分程度という短い演奏時間ながら、左手に響く3連音符が印象的な本作は、聴く人の心を確実につかんでいきます。
アレグロ・ブリランテの指示通り、輝かしい雰囲気を醸し出すアプローチが求められ、豊かな表現力と確かな技術が必要とされます。
手首の回転を意識した繊細なタッチで、音の粒をきらびやかに響かせることで、華やかな発表会の舞台を彩ることでしょう。
1903年にパリで出版されたこの曲は、ツェルニーの先にある新たな音楽の扉を開く、魅力的なレパートリーとなっています。