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【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選

ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。

また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。

このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!

今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。

発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(51〜60)

演奏会用練習曲「騎士」 Op.17Charles Valentin Alkan

変ロ長調の壮大な世界が広がる楽曲で、シャルル=ヴァランタン・アルカンの傑作として知られています。

高速パッセージと和音の連打、両手で奏でるオクターブ技法など、次々と繰り出される華麗な演奏技術は、まるで中世の騎士が颯爽と馬を駆る姿を彷彿とさせます。

1844年に出版された本作は、力強さと優雅さを兼ね備えた6分間の演奏で、会場全体を圧倒的な存在感で魅了します。

極めて高度な技巧を要する曲ですが、ピアノの魅力を存分に引き出せる作品として、発表会でインパクトのある演奏を目指す方にぴったりです。

聴衆を魅了する表現力と確かな技術を持つピアニストの皆様に、ぜひチャレンジしていただきたい一曲です。

アレグロ・アパショナート Op.70Camille Saint-Saëns

2008入賞者記念 横山 瑠佳/Saint-Saens:アレグロ・アパッショナート Op.70
アレグロ・アパショナート Op.70Camille Saint-Saëns

フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスによる情熱的なピアノ曲。

1884年に作曲されたこの作品は、嬰ハ短調で始まり、嬰ハ長調で終わる複合三部形式の曲で、冒頭のファ♯-ソ♯-シ♯の3音モチーフが印象的。

力強い主題と叙情的なエピソードが交錯する構成は、演奏者の技術と表現力を存分に引き出します。

高度な技巧を要する本作は、発表会はもちろん、コンクールやリサイタルでの演奏にもオススメの、ダイナミックな楽曲です。

パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

S.ラフマニノフ(平井丈二郎編曲)/パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 アンダンテ・カンタービレ/ 新崎洋実(Pf.)【OPUS Vol.03】
パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフの代表作の一つに数えられる『パガニーニの主題による狂詩曲』は、伝説的なイタリアのバイオリニスト兼作曲家ニコロ・パガニーニによる『24の奇想曲 第24番』の主題を変奏した作品です。

主題と24の変奏で構成された作品のなかで、今回紹介している第18変奏は特に著名な部分で単独で演奏されることも多く、映画の中のBGMとしても好んで使われていま。

甘美でいて哀愁を帯びた旋律を耳にしたことがある方も多いのでは?

バイオリンが入ってこその第18変奏と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピアノソロでも十分に美しい旋律を楽しめますよ。

トッカータ ニ短調 Op.11Sergei Prokofiev

2019ピティナ 特級セミファイナル 秋山 紗穂 プロコフィエフ /トッカータ ニ短調 Op.11
トッカータ ニ短調 Op.11Sergei Prokofiev

20世紀を代表する作曲家の1人、セルゲイ・プロコフィエフさんの作品です。

1912年に完成した本作は、高度な技巧を要する難曲として知られています。

複雑な音の重なりが特徴的で、作曲者自身も演奏に苦心したといわれるほどの難易度ですが、その分演奏者の技量を存分に発揮できる曲でもあります。

迅速なテンポと力強いリズムが織りなす独特の世界観は、聴く人の心をつかんで離しません。

ピアノの技巧を極めたい方にぜひオススメしたい1曲です。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin

AIMI KOBAYASHI – Polonaise in E flat major, Op. 22 (18th Chopin Competition, second stage)
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin

管弦楽とピアノによる協奏曲的作品、『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22』。

後にピアノ独奏版として編曲された本作は、ショパンの作品のなかでも屈指の難易度をほこることで知られています。

そんな本作のポイントは、なんといってもコーダの付いた三部形式。

右手の装飾音に高度な技巧が要求されるため、繊細なタッチを苦手とする演奏家からは避けられています。

華やかで明るい繊細が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。