【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。
また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。
このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!
今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。
発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。
- 【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽
- 【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
- 【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選
- 【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
- 【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選
- 【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
- 美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
- 【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち
- 【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(71〜80)
ラ・カンパネラFranz Liszt

鐘の音を模した繊細な旋律が印象的で、高音域での跳躍や装飾音が美しく響き渡ります。
1851年に改訂されたピアノ曲は、ロマン派音楽の真髄を感じさせる情熱的な表現力と、技巧的な演奏が特徴です。
フランツ・リストは、1831年にパガニーニの演奏に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲の主題をピアノ用に編曲。
映画やテレビ番組のBGMとしても度々使用され、多くの人々の心を魅了してきました。
本作は、静かな環境で集中して勉強したい方にオススメです。
鐘の音のような透明感のある音色は、心を落ち着かせながらも適度な緊張感を保ってくれるでしょう。
ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt

ピアノの魔術師フランツ・リストが手掛けた『ピアノソナタ ロ短調 S.178』は、彼の代表作として知られる大作。
1852年から1853年にかけて作曲され、1854年に出版されました。
この曲は、リストの革新的な試みが詰まった作品で、3つの楽章を単一楽章に圧縮し主題変容の技法を駆使することで統一感を生み出しています。
発表当時は賛否両論でしたが、19世紀に入りピアノ音楽の重要作品として認められるようになりました。
ピアノの技巧はもちろん、音楽的理解力も問われる難曲。
新たな可能性に挑戦したい上級者の方にオススメです!
スケルツォ・フォコーソ 作品34Charles Valentin Alkan

極上の超絶技巧と情熱が融合した華麗なピアノ曲で、観客を魅了する作品です。
まるで炎のような熱烈なエネルギーが、指先から奏でられる音色の一つひとつに宿っており、聴く人の心を惹きつけてやみません。
シャルル=ヴァランタン・アルカンが1847年に作曲した本作は、高度な演奏技術と深い表現力を要求する、まさに発表会の主役にふさわしい一曲。
エネルギッシュで生き生きとした表現が特徴的で、会場全体を圧倒的な存在感で包み込みます。
ピアノの技術を存分に活かしながら、聴衆を魅了したい方におすすめです。
豊かな音楽性と卓越した技巧を兼ね備えた方なら、きっと素晴らしい演奏を披露できるはずです。
【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(81〜90)
ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin

ピアノ独奏のために書かれたこの楽曲は、軽快で華やかなメロディが特徴的です。
右手の速いスケールと左手の安定したワルツリズムが絶妙に組み合わさり、まるで小犬が楽しげに駆け回る様子を描写しているかのようです。
1846年から1848年にかけて作曲され、デルフィナ・ポトツカ伯爵夫人に献呈されました。
演奏時間は約1分半から2分と短めですが、高度な技術と表現力が要求される曲でもあります。
クラシック音楽ファンはもちろん、ピアノ演奏を学ぶ方にもおすすめの一曲です。
映画やアニメのBGMとしても使用され、幅広い層に親しまれています。
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

アレクサンドル・スクリャービンの名作『12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」』。
スクリャービンの作品のなかでも特に難しい楽曲として知られています。
跳躍が非常に多い楽曲なので、楽譜にしがみついた状態では演奏不可能!
暗譜して演奏にのぞみたいところです。
ただし、ポジション移動は激しいものの、細かいアルペジオが登場するわけではないので、細かい指さばきに自信がない方にとっては、挑戦しやすい作品といえるかも。
しっかりと聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。
ピアノソナタ 第34番 ホ短調Franz Joseph Haydn

ハイドンの名作『ピアノソナタ 第34番 ホ短調』。
軽快なリズムが印象的な作品です。
一般的には中級者程度と言われている作品ですが、それはあくまでも演奏できるか否かの話。
この作品の魅力を十分に伝えるという観点でいえば、十分上級者向けと言うに値する作品といえるでしょう。
そんなこの作品の難しさは、なんといっても全体にちりばめられた速弾きではないでしょうか?
軽快なリズムでありながら、意外にも指の持久力が求められる構成のこの曲にチャレンジすることで、ピアノの実力向上をはかれるはずです。
ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章Sergei Prokofiev

プロコフィエフの難曲として名高い『ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章』。
『戦争ソナタ』とも呼ばれる作品で、第二次世界大戦中の混とんとした世界観が表現されています。
演奏効果の高い作品ですが、演奏者に高度な技巧も要求します。
特に第3楽章のピアノ曲には珍しい7拍子の曲で、八分音符単位で2-3-2で構成されています。
リズムを取るだけでも多くの練習時間を必要とする難曲といえるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。






