【上級者におすすめ】ピアノ発表会で挑戦したいクラシックの名曲
ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。
また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。
このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!
今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。
発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。
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【上級者におすすめ】ピアノ発表会で挑戦したいクラシックの名曲(51〜60)
巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

こちらの『エステ荘の噴水』は、ハンガリー出身のピアニスト兼作曲家で超絶技巧でも知られるフランツ・リストによるピアノ独奏曲集『巡礼の年』の『第3年』の第4曲で、代表作の一つとして知られる作品。
繊細かつ大胆なアルペジオで水の動きを表現した華麗な楽曲であり、後にモーリス・ラヴェルの『水の戯れ』やクロード・ドビュッシー『水の反映』に直接的な影響を与えたともいわれています。
全編に渡ってアルペジオやトレモロの響きが実に美しくドラマチックですが、暑苦しいものではなくどこまでも繊細でロマンチックというのが本当に素晴らしいですよね。
暑くて眠れない夏の夜、きらきらと舞う水をイメージしながらぜひ聴いてみてほしいです。
月の光Claude Debussy

これから上級者にステップアップしていこうとされている中級者の方にオススメしたい作品が、クロード・ドビュッシーの『月の光』です。
非常に難しい作品というわけではありませんが、ピアニッシモの部分が多く、繊細なタッチが求められます。
この静けさのなかで、クレッシェンドやデクレッシェンドを付けながら表情豊かな演奏に仕上げるの至難の業!
実際に演奏してみると、譜面やピアニストたちの演奏からは気づけない難易度の高さに驚かれるはずです。
繊細なタッチを習得したい方は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?
4つの練習曲 Op.2 第1番Sergei Prokofiev

20世紀を代表する作曲家の1人、セルゲイ・プロコフィエフさんの作品です。
1909年、18歳の若さで作曲された『4つの練習曲 Op.2』の第1番は、プロコフィエフさんの独創性と技術の高さを示す作品となっています。
複雑なリズムと力強い音楽性が特徴的で、演奏者の技術と表現力が試される本作。
ニ短調で書かれたこの曲は、短い作品でありながらも、情熱的で挑戦的な内容となっています。
彼の才能の片りんを垣間見ることができる貴重な1曲を、発表会で演奏してみませんか?
6つの前奏曲とフーガ,Op.35 第1番 前奏曲Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンの代表的な作品『6つの前奏曲とフーガ Op.35 第1番 前奏曲』。
バッハから強い影響を受けたメロディから徐々にロマン派の印象が見えてくる作品で、難易度の高さから現在でも多くのピアニストによって演奏されています。
そんなこの作品の難しさはなんといっても、後半のテンポが速くなる部分ではないでしょうか?
速弾きの難しさに加えて、高い表現力も求められるので、まさに上級者向けのピアノ曲といえるでしょう。
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt

ピアノ発表会の定番として愛され続けているのは、悪魔のフィドル弾きと美しい踊り子の恋を描いた情熱的なワルツ。
19世紀ロマン派を代表するピアニスト、フランツ・リストの作品です。
1856年から1861年にかけて作曲され、村の居酒屋を舞台に繰り広げられる官能的な物語を音楽で表現しています。
冒頭から響き渡る五度の和音の積み重ねや、激しいリズムの中に織り込まれたロマンティックな旋律は、聴衆を魅了せずにはいられません。
本作はさまざまな映画やドラマでも使用され、その劇的な音楽性が映像作品の中でも効果的に活かされています。
ピアノの技巧を存分に活かし、聴衆を圧倒したい発表会でぜひ演奏してみてはいかがでしょうか。
楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov

哀愁のただようメロディが印象的なセルゲイ・ラフマニノフさんの名曲『楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」』。
ラフマニノフさんはピアニストとしても評価が高く、非常に手が大きかったことで知られています。
この作品でもそんな彼の手の大きさはしっかりと反映されており、右手のオクターブが何度も登場します。
細かいスラーがあるにもかかわらず、スタッカートを強調しなければならない部分やオクターブの連続など、高度なテクニックを要する部分が多いので、上級者でこの楽曲を練習したことがない方は、ぜひ取り組んでみてください。
「版画」より第3曲「雨の庭」Claude Debussy

母国の庭園にふりかかる雨をテーマにしたクロード・ドビュッシーの作品『「版画」より第3曲「雨の庭」』。
豊かな表現で日本でも人気を集めているドビュッシー。
ピアノ曲に関しても小さくまとまらない、派手な作品が多いことで知られています。
こちらの楽曲にも、そんなドビュッシーの特徴が反映されていますよ。
主題が下段の最低音にある部分は、メロディを響かせにくいため。
ゆっくりじっくり練習する必要があります。
タッチのコントロールに自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。
幻想曲 ニ短調,K.397Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの代表的な高難易度の楽曲、『幻想曲 ニ短調 K.397』。
一般的に上級者向けとされるピアノ作品は、どれも速弾きであったり持久力が求められるような、わかりやすい難易度の高さが印象的な楽曲ばかりです。
しかし、こちらの楽曲は違います。
速弾きも持久力も求められないこの作品の何が難しいのか。
その答えは表現力にあります。
ただ音符を追うだけの演奏では、あまりにも無機質に聞こえてしまうこの曲。
抑揚や表現力の面で見れば、間違いなくトップクラスの難易度を持つ作品といえるでしょう。
伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

ひとくちに難曲といってもその種類はさまざま。
『マゼッパ』のような一点集中型の難しさもあれば、あらゆる技巧を含んだ『トッカータ』のようなあらゆる技巧が盛り込まれた難しさもあります。
今回、紹介するこちらの『伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」』は後者にあたる作品。
リストの独特の指使いは本作でもしっかりと反映されており、体力もそれなりに必要とする作品です。
カバーしなければならない技術が多いので、一般的な楽曲に対する評価以上に難しさを覚える作品といえるでしょう。
結婚行進曲Richard Wagner

結婚をテーマにしたクラシックの作品は多く存在します。
そのなかでも特に有名な作品といえば、メンデルスゾーンとワーグナーの『結婚行進曲』ではないでしょうか?
どちらも中級者から上級者へとステップアップするピアニストによって演奏されることの多い作品ですが、ワーグナーの方はメンデルスゾーンに比べてゆったりとしているため、より高い表現力が求められます。
華やかなメロディをうまく表現するのは難しいですし、編曲によって上級者でも難しいレベルになっているものもあるので、ぜひチェックしてみてください。



