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【上級者におすすめ】ピアノ発表会で挑戦したいクラシックの名曲

ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。

また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。

このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!

今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。

発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。

【上級者におすすめ】ピアノ発表会で挑戦したいクラシックの名曲(41〜50)

超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

リスト : 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』 【43_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

幻想的な雰囲気と超絶技巧が融合した傑作です。

眩いばかりの半音階のパッセージと跳躍が、まるで夜空に揺らめく鬼火のように聴き手を魅了します。

短い演奏時間の中に、リズムの変則性や不協和音が織り込まれ、神秘的な世界観を描き出しています。

1851年に完成したこの楽曲は、ピアノの可能性を押し広げた革新的な作品として評価されています。

技術的な挑戦を求めるピアニストや、幻想的な音楽世界に浸りたい方におすすめです。

多くのコンクールでも取り上げられる名曲をぜひ一度聴いてみてください。

即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Frederic Chopin

幻想即興曲−ショパン【Fantasie Impromptu-Chopin】ピアノ/CANACANA
即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家、フレデリック・ショパンの4つの即興曲のうち、最初に作曲された作品で、今日最も広く知られている1曲です。

1音目のオクターブが鳴った瞬間、この曲だと気づく方も少なくないはず。

左手は1拍を6等分、右手は8等分したリズムになっているため、練習し始めてしばらくは両手奏のコツをつかむのが難しいかもしれません。

しかし、練習を重ねることで、自然に拍頭を合わせられるようになるでしょう。

1834年に作曲された本作は、ショパンが生前に公表しなかった作品の一つ。

根気強く練習を続けてみてくださいね!

アルプスの夕映えTheodor Oesten

アルプスの夕ばえ(エステン)Oesten – Alpenglühen (Alpine Glow) Op.193 – pianomaedaful
アルプスの夕映えTheodor Oesten

テオドール・エステンは、19世紀のドイツで活躍したピアノ教師兼作曲家です。

1813年12月にベルリンで生まれ、幼少期から音楽に親しんだエステン。

本作は、アルプスの夕暮れ時の美しさを表現した小品です。

豊かな和声とメロディが特徴的で、ロマンティックな情緒が感じられます。

美しい自然景観を音楽で表現しようとする19世紀の音楽の伝統が感じられる本作を、アルプスの風景を想像しながら演奏してみませんか?

ピアノの魅力を存分に味わえる作品なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

クープランの墓 第6曲「トッカータ」Maurice Ravel

戦争の悲惨さと友情の尊さが込められた『クープランの墓』は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルさんが、第一次世界大戦で失った友人たちへの追悼の思いを込めて作曲した全6曲からなる組曲です。

最終曲の『トッカータ』は、同音連打が続く技巧的な難しさと感情的な深みを兼ね備えた楽曲。

4分の2拍子のホ短調で始まり、途中で調性が変化しながら壮大なクライマックスへと向かいます。

音楽の力強さを感じさせてくれる1曲です。

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲/モーツァルト/Turkish March/Mozart/ピアノ-Piano/CANACANA
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ発表会の定番曲として知られる、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ曲。

実は『ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331』の第3楽章ですが、単独で演奏されることも多い名曲です。

作曲当時流行していたトルコ趣味が反映された本作では、おなじみのメロディが変奏曲のように展開され、後半になるにつれて難易度が上がっていきます。

途中で軽やかさや勢いを失わず最後まで弾けるよう、細かいテクニックの練習を丁寧に行いながら仕上げていきましょう。

パルティータJ.S.Bach

Bach: Partita No. 1, Gould (1959) バッハ パルティータ第1番 グールド
パルティータJ.S.Bach

バッハの名作『パルティータ』。

バッハの作品は音楽性の強さが目立つため、難しい作品のイメージがないかもしれませんが、実はこの『パルティータ』は難易度の高い作品として知られています。

そんなこの作品の難しさを底上げしているのは、2曲目の『アルマンド』と4曲目の『サラバンド』!

テクニック面で高度な要求をされる作品ではありませんが、雰囲気や表現といった部分では上級者向けの曲といえるでしょう。

ぜひ挑戦してみてください。

バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin

Nobuyuki Tsujii plays Chopin’s Ballade No.1 in G minor, Op.23
バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin

ショパンの作品のなかでも、特に右手が難しいことで有名な作品『バラード 第1番ト短調 Op.23』。

冒頭と終盤を除けば、4分の6拍子にまとめられています。

要するに「ズン・タッ・タッ」のリズムですね。

このリズムをベースに、裏打ちのアクセントが多い右手のメロディが展開されていきます。

そもそも、4分の6拍子は日本人にとってなじみのないリズムです。

このリズムをキープしながら複雑なメロディを弾いていくのは、それだけで高難易度といえるでしょう。

コーダに関しては非常に演奏効果が高いのですが、その分、難易度も圧倒的ですので、ぜひ終盤を意識しながら聴いてみてください。

月の光Claude Debussy

高音質【Clair de lune−Debussy】ドビュッシー-月の光/CANACANA
月の光Claude Debussy

これから上級者にステップアップしていこうとされている中級者の方にオススメしたい作品が、クロード・ドビュッシーの『月の光』です。

非常に難しい作品というわけではありませんが、ピアニッシモの部分が多く、繊細なタッチが求められます。

この静けさのなかで、クレッシェンドやデクレッシェンドを付けながら表情豊かな演奏に仕上げるの至難の業!

実際に演奏してみると、譜面やピアニストたちの演奏からは気づけない難易度の高さに驚かれるはずです。

繊細なタッチを習得したい方は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?

ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin

【感謝!90万人】ショパン – ピアノ・ソナタ第3番第4楽章 – Chopin Piano Sonata No.3 h-moll Op.58-4 Finale – クラシック – CANACANA
ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin

激しさときらびやかさが印象的なショパンの名曲『ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章』。

この作品のポイントはなんといっても冒頭部分と終盤ではないでしょうか。

冒頭の部分は転調が繰り返されるため、圧倒的な没入感を持っています。

終盤に関してはロンド形式の特徴である激しいものに仕上がっています。

そんな本作は、高難易度の作品としても有名です。

特に3版の難易度は相当に高いのでチェックしてみてください。

3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt

F.Liszt: “La leggerezza”, Trois études de concert No.2 pf.福間洸太朗
3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt

いくつもの恐ろしく難しい練習曲を作り上げてきたリスト。

『超絶技巧練習曲』や『パガニーニによる大練習曲』が有名ですが、今回はサロン音楽の要素を持った練習曲を紹介したいと思います。

それがこちらの『3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』。

3連符から7連符に変わる印象的な構成で、右手に関してはさまざまな技術が詰め込まれています。

リストの作品の中ではマイナーな部類に入るかもしれませんが、非常にドラマティックで美しい作品ですのでぜひチェックしてみてください。