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【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選

ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。

また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。

このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!

今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。

発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(31〜40)

ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

Chopin:Nocturne No.8 Des-dur Op.27-2 Shohei Sekimoto(pf.)
ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

難曲の多いショパンの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『ノクターン 第8番 Op.27-2』。

ショパンの作品といえば左手の伴奏形が複雑なことでも知られていますが、本作でもそれは健在で、大きな跳躍を含む分散和音の伴奏型が用いられています。

右手の単旋律で見られる装飾的変化も印象的で、非和声音を盛り込んだ即興的なパッセージが登場します。

さらに、演奏が進むごとにそれらのパートの使用頻度が高くなっていくため、ゆったりとした曲でありながらも、相当な実力が求められる難曲といえるでしょう。

4つの練習曲 Op.2 第1番Sergei Prokofiev

Prokofiev Etude in D minor op. 2/1 | Keigo Mukawa – Queen Elisabeth Competition 2021
4つの練習曲 Op.2 第1番Sergei Prokofiev

20世紀を代表する作曲家の1人、セルゲイ・プロコフィエフさんの作品です。

1909年、18歳の若さで作曲された『4つの練習曲 Op.2』の第1番は、プロコフィエフさんの独創性と技術の高さを示す作品となっています。

複雑なリズムと力強い音楽性が特徴的で、演奏者の技術と表現力が試される本作。

ニ短調で書かれたこの曲は、短い作品でありながらも、情熱的で挑戦的な内容となっています。

彼の才能の片りんを垣間見ることができる貴重な1曲を、発表会で演奏してみませんか?

即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc

【解説付】「エディット・ピアフを讃えて」15の即興曲より / プーランク Poulenc 15 Improvisations “Hommage a Edith Piaf”
即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc

フランスの作曲家フランシス・プーランクさんが作曲した15のピアノ即興曲のなかでも、甘く切ない雰囲気で高い人気を誇る『エディット・ピアフを讃えて』。

その名のとおり、フランスの国民的象徴として今なお愛され続けているシャンソン歌手、エディット・ピアフさんに献呈された作品で、主題にはシャンソンの名曲『枯葉』のモチーフが使われています。

この曲が持つ大人な雰囲気を表現するためには、緩急や強弱などの工夫が不可欠!

実際にシャンソンを聴いて、テンポの動かし方などを研究してみるとよいかもしれません。

3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt

F.Liszt: “La leggerezza”, Trois études de concert No.2 pf.福間洸太朗
3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt

いくつもの恐ろしく難しい練習曲を作り上げてきたリスト。

『超絶技巧練習曲』や『パガニーニによる大練習曲』が有名ですが、今回はサロン音楽の要素を持った練習曲を紹介したいと思います。

それがこちらの『3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』。

3連符から7連符に変わる印象的な構成で、右手に関してはさまざまな技術が詰め込まれています。

リストの作品の中ではマイナーな部類に入るかもしれませんが、非常にドラマティックで美しい作品ですのでぜひチェックしてみてください。

クープランの墓 第6曲「トッカータ」Maurice Ravel

戦争の悲惨さと友情の尊さが込められた『クープランの墓』は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルさんが、第一次世界大戦で失った友人たちへの追悼の思いを込めて作曲した全6曲からなる組曲です。

最終曲の『トッカータ』は、同音連打が続く技巧的な難しさと感情的な深みを兼ね備えた楽曲。

4分の2拍子のホ短調で始まり、途中で調性が変化しながら壮大なクライマックスへと向かいます。

音楽の力強さを感じさせてくれる1曲です。