RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選

ピアノ上級者になると、高速のパッセージや激しいポジション移動をともなう難曲に挑戦する機会が増えると思います。

また、技術面だけでなく、複雑な歴史的背景を持つ作品や、音楽的理解が難しい作品に出あい、つまずくこともあるでしょう。

このような要素を持つ楽曲を弾くことは、ピアノ学習者にとって大きなステップアップのチャンスです!

今回は、テクニックや表現、解釈、いずれの観点からも上級者向けとして知られている楽曲をピックアップしました。

発表会をきっかけに自分の可能性をさらに切り開いていきたい!という方は、最後までじっくりとご覧ください。

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(11〜20)

クライスレリアーナRobert Schumann

シューマン : クライスレリアーナ第7曲【04_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
クライスレリアーナRobert Schumann

8つの楽章からなるこの作品は、激しい情熱と静かな瞑想が交互に現れる構成になっています。

1838年に作曲されたこの曲は、ロベルト・シューマンの内面的な葛藤を反映しており、シューマンの創作活動の中でも特に重要な位置を占めています。

フロレスタンとオイゼビウスという二つの人格を象徴する音楽表現が、聴く人の心を揺さぶります。

高度な技術を要する難曲ですが、その深い感情表現は多くの人々に感動を与え続けています。

ピアノ演奏技術を磨きたい上級者や、ロマン派音楽の魅力を深く味わいたい方におすすめの1曲です。

半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach

亀井 聖矢/J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(2019ピティナ 特級セミファイナル )J.S. Bach – Chromatic Fantasia and Fugue
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach

バッハの楽曲のなかでも、特に難しいといわれている作品『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903』。

難易度としては同じくバッハの名曲である『ゴルトベルク変奏曲 BWV988』や『フーガの技法 BWV1080』よりは少しだけ簡単といったところでしょうか。

そもそもフーガ自体が演奏難易度の高い作曲技法であり、その上で速いパッセージが展開されます。

さらにアドリブでアルペジオを展開する箇所が3つもあるため、演奏家にとっては精神的なハードルが高い作品ともいえるでしょう。

前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov

Yuja Wang – Rachmaninov: Prelude in G Minor, Op. 23, No. 5 (Live at Philharmonie, Berlin / 2018)
前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov

ロシアの音楽家セルゲイ・ラフマニノフさんが1901年に完成させた本作は、ラフマニノフのロシア国民主義を象徴する力強い作品です。

満ちあふれる和音と魅惑的な旋律が特徴で、行進曲風の開始部分、メランコリックな中間部、そして最初のテーマへの再現部によって構成されています。

壮大な性質にもかかわらず、柔らかな音で終わるのも印象的。

難易度の高い作品ですが、ロシア音楽を体感したい方にピッタリのピアノ曲といえるのではないでしょうか。

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲/モーツァルト/Turkish March/Mozart/ピアノ-Piano/CANACANA
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ発表会の定番曲として知られる、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ曲。

実は『ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331』の第3楽章ですが、単独で演奏されることも多い名曲です。

作曲当時流行していたトルコ趣味が反映された本作では、おなじみのメロディが変奏曲のように展開され、後半になるにつれて難易度が上がっていきます。

途中で軽やかさや勢いを失わず最後まで弾けるよう、細かいテクニックの練習を丁寧に行いながら仕上げていきましょう。

超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

リスト : 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』 【43_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

幻想的な雰囲気と超絶技巧が融合した傑作です。

眩いばかりの半音階のパッセージと跳躍が、まるで夜空に揺らめく鬼火のように聴き手を魅了します。

短い演奏時間の中に、リズムの変則性や不協和音が織り込まれ、神秘的な世界観を描き出しています。

1851年に完成したこの楽曲は、ピアノの可能性を押し広げた革新的な作品として評価されています。

技術的な挑戦を求めるピアニストや、幻想的な音楽世界に浸りたい方におすすめです。

多くのコンクールでも取り上げられる名曲をぜひ一度聴いてみてください。

エチュード 嬰ト短調 作品25-6Frederic Chopin

ショパン : エチュード 作品25-6【33_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
エチュード 嬰ト短調 作品25-6Frederic Chopin

このフレデリック・ショパンの練習曲はピアノを弾く人にとって大きな挑戦になるでしょう。

右手で三度の重音をなめらかに奏でるのは難しく、高度な技術が必要です。

でも単なる練習曲ではありません。

浮遊感のある美しい旋律や、ため息のようなフレーズが印象的で、ロマンティックな雰囲気に包まれています。

1835年に作曲されたこの曲は、技巧と表現を兼ね備えたショパンらしい名曲。

ピアノの魅力を存分に味わえる一曲なので、クラシック音楽に興味のある人にぜひ聴いてほしいですね。

【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選(21〜30)

熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov

Yuja Wang plays the Flight of the Bumble-Bee (Vol du Bourdon)
熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov

ロシアの作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフによる色彩豊かな管弦楽曲。

オペラ『ツァール・サルタンの物語』の一場面を描いた本作は、熊蜂の飛行を表現した短い間奏曲です。

高速で連続する16分音符が特徴的で、その技巧的な難しさから演奏者の腕前を試す曲としても知られています。

1899年から1900年にかけて作曲された本作は、オペラの一部でありながら単独でも人気を博し、さまざまな楽器にアレンジされています。

華麗な旋律と躍動感あふれるリズムが魅力的な曲で、技術を磨きたい上級者の方にオススメです。