ピアノの詩人として世界中で愛され続けるフレデリック・ショパン。
あの美しい旋律を自分の指で奏でてみたいと思ったことはありませんか?
「ショパンの曲は難しそう」というイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。
しかし、ショパンが残した数々のピアノ作品のなかには、比較的難易度が低めで、ピアノを始めて間もない方や中級レベルの方でも心地よく取り組める楽曲が存在します。
シンプルな構成ながらもショパンらしい気品や叙情性をたっぷり味わえる作品ばかりで、弾くほどにその魅力に引き込まれていくはずです。
本記事では、ショパンの簡単な曲を中心に、初級から中級の方が無理なく挑戦できる作品を紹介していきます。
憧れのショパンをレパートリーに加えたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(1〜10)
ワルツ 第14番 ホ短調 遺作Frederic Chopin

ピアノの詩人フレデリック・ショパンが20歳でポーランドを離れる直前に作曲したとされるこの作品。
演奏時間はわずか3分程度と短いながらも、激しさとロマンチックな要素が凝縮されており、ピアニストの表現力を引き出す曲といえるでしょう。
ホ短調で書かれた本作は、ショパンらしい繊細で詩的なスタイルが色濃く反映されています。
生涯の緊密さと軽やかさが共存しており、ピアノ演奏の魅力を存分に感じられる1曲です。
マズルカ 第1番 6-1Frederic Chopin

ポーランドの伝統的な舞曲をモチーフにした、哀愁漂う美しいピアノ独奏曲です。
1833年当時に公開された作品で、ショパンが祖国を離れてパリへ向かう時期に手がけました。
全体でおよそ60曲ある彼のマズルカのなかでも、最初期に位置づけられています。
この楽曲は、短調ならではの陰影のある響きと、都会的で洗練された繊細な旋律が魅力です。
三拍子の独特な揺れやアクセントのずれが、心地よい浮遊感を生み出しています。
本作は派手な速弾きなどは登場しないため、ピアノに少し慣れてきた方にもおすすめです。
とはいえ、豊かな演奏に仕上げるためには、弱音の扱いや自然な装飾音など細やかなニュアンスづけが欠かせません。
ぜひ、自分なりの表現を意識しながら挑戦してみてください。
練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

1832年に作曲されたエチュード作品10のなかの1曲です。
ゆったりと流れる美しい冒頭部分から、快活な中間部分へ、そして最後にはまた平穏が訪れるという変化に富んだ内容となっています。
日本で『別れの曲』として知られるようになったのは、1934年に『別れの曲』の邦題で公開されたドイツ映画で本曲が使用されたことがきっかけだったそうです。
エチュードとされているだけあり、中間部の速いパッセージでは高度なテクニックが必要!
まずはゆっくりとしたテンポで、曲の美しさを堪能しながら弾いてみてくださいね。
軍隊ポロネーズFrederic Chopin

明るく威厳のある曲想から『軍隊ポロネーズ』として知られている『ポロネーズ第3番イ長調 作品40-1』。
堂々たる曲調とリズムは、フレデリック・ショパンの祖国ポーランドの雄大さを表現しているともいわれています。
ひねりのないシンプルな構成で作曲されているため、親しみを感じやすいのもこの曲の魅力の一つ。
最初から最後まで力強さを保ったまま演奏するためには、腕や肩の力を抜くことが大切です。
和音の連続で体が固まりやすいので、まずは少し簡単にアレンジされた楽譜から挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2Frederic Chopin

ショパンが10代の頃に作曲したとされるピアノ独奏曲で、1855年に遺作として出版された『葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2』。
同じく葬送行進曲と呼ばれる有名なピアノ・ソナタ第2番の第3楽章とは異なる、より早い時期に書かれた独立作品です。
規則的な歩みを思わせるリズムと低音域を中心にした沈鬱な和声で、厳粛な雰囲気が作られています。
超絶技巧を要求する作品ではありませんが、重音の響かせ方や弱音のコントロールなど、行進曲的な規則性と哀歌的な歌心の両立が求められます。
ショパン特有の旋律感や和声感に触れたい方にぴったりな一曲です。
ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1Frederic Chopin

ショパンの夜想曲のなかでも、とくに劇的で重厚な響きを持つのが、1842年の初版刊行から今も名曲として名高い『ノクターン第13番』です。
悲しげな旋律から始まり、中間部で穏やかな祈りのようなコラールへ移り、やがて嵐のような力強い展開へと向かう、まるでひとつの物語のような構成が魅力です。
技術面だけでなく、静けさから激しさへの感情の移り変わりを表現する構成力が求められるため、じっくりと時間をかけて取り組みたい方におすすめの作品。
憧れのショパンの奥深い世界に、ぜひ触れてみてください。
ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2Frederic Chopin

ショパンが作曲した全21曲のノクターンのなかでも特に有名な作品です。
数々の映像作品に使用され、フィギュアスケーターの浅田真央さんがプログラムに使ったことでも知られています。
難易度はそれほど高くありませんが、和音で厚みのある左手の伴奏とロマンチックで繊細な右手のメロディーのバランスをよく演奏するためには、ある程度時間をかけてじっくり練習することが必要です。
ゆったりしたテンポのなかで、十分に歌いながら演奏しましょう。









