【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?
前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。
今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。
紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。
ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(41〜50)
アルバムの一葉 ホ長調Frederic Chopin

ポーランドが生んだピアノの詩人、フレデリック・ショパン。
1843年に作曲された本作は、彼の没後に発見され、1910年に初めて出版されました。
わずか1分11秒の短い曲ながら、ショパンらしい繊細な旋律と調和が光る美しい小品です。
ホ長調で穏やかなテンポのなかに、ロマン派特有の情感豊かな表現が凝縮されています。
技術面での難易度はそれほど高くありませんが、感情表現の奥深さを追求できる作品です。
ショパンの世界観に触れたい方、情緒豊かな演奏を楽しみたい方にピッタリの曲といえるでしょう。
マズルカ ヘ長調 Op.68-3Frederic Chopin

マズルカ ヘ長調 Op.68-3は1849年にパリで作曲された作品です。
同年にショパンは亡くなっており、本作品はスケッチ状態のまま清書されていなかったため、フォンタナをはじめとする複数の音楽家によって手が加えられ、現在演奏されている形に落ち着きました。
和音で進んでいく明朗快活な雰囲気が特徴の美しいマズルカです。
和音なかでも特にメロディーラインを響かせることを意識し、リズムを際立たせられるようすべての音をしっかりそろえて弾きましょう。
ワルツ 第10番 ロ短調Frederic Chopin

非常に哀愁のある出だしのメロディーが印象的なこのピアノ作品、ワルツ第10番ロ短調は、ポーランド出身のピアニスト、フレデリック・ショパンの1829年発表のもの。
スラブ的な憂いのある作品で、マズルカ風の作品中盤では長調と短調が交互にあらわれます。
難易度的にはそれほど高いものではありませんが、長く弾くごとに音楽の成熟度があらわれる魅力的な楽曲です。
ロマンティックな曲ですが、あまり感傷的にならず甘美にしすぎないのが演奏のポイントです!
ノクターン 第6番 ト短調 Op.15-3Frederic Chopin

フレデリック・ショパンのノクターン2作目となるOp.15の第3曲目『ノクターン 第6番 ト短調 Op.15-3』は、ト短調から嬰ハ長調、そしてト長調へと転調していく珍しい構成をとっている作品です。
ショパン作品のなかでも非常にマイナーなため、あまり耳にする機会はないかもしれませんが、難易度としては易しめなので、はじめてノクターンにチャレンジされる方にもピッタリ!
あえて他の人が絶対に選ばないショパン作品を発表会で演奏したい!という方にもオススメですよ。
ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作「ソステヌート」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの死から100年以上も経過した1952年に、イギリスの個人所蔵で発見され出版に至った『ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作』。
『ソステヌート』のタイトルでも知られているこの作品は、大きな変化や高度なテクニックを要する箇所がないため挑戦しやすいといえますが、シンプルだからこそ表現力が試される曲ともとらえられるでしょう。
ちなみに、ショパンのワルツの中でも人気が高い『華麗なる大円舞曲』は「作品18」。
番号では18番ではなく「第1番」となりますので、混同しないようご注意くださいね!
ピアノソナタ 第2番第3楽章Frederic Chopin

ショパンが残した3つのソナタのうちの一つである第2番。
中でもとくに有名なのが、「葬送行進曲」とも呼ばれる第3楽章です。
日本では、1980年代に人気を博したアーケードゲームでゲームオーバーした際の音楽に使用され、広く知られるようになりました。
うなるような左手の伴奏の上に重なるおどろおどろしい旋律が、なんとも不気味で印象的な本曲。
腕全体の重みを鍵盤に伝えるイメージで、深みのある音を意識しながら弾いてみてくださいね。
ポロネーズ第11番 ト短調(遺作)Frederic Chopin

ポーランドが生んだロマン派の巨匠、フレデリック・ショパン7歳で作曲した本作。
親しみやすい旋律と、短いながらもピアノ表現の豊かさを感じさせる構成は、まさに圧巻です。
テクニック的に難しい部分は少なく、丁寧なタッチで音の粒をそろえて弾くことで引き込まれる演奏に仕上がります。
「今の自分よりうんと幼い頃にこんな曲を作ってしまったショパンって、やっぱり天才!」そう思わずにはいられないことでしょう。
ピアノを始めたばかりの方にもオススメの1曲です。