【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?
前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。
今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。
紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。
ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(41〜50)
ワルツ 第10番 ロ短調Frederic Chopin

非常に哀愁のある出だしのメロディーが印象的なこのピアノ作品、ワルツ第10番ロ短調は、ポーランド出身のピアニスト、フレデリック・ショパンの1829年発表のもの。
スラブ的な憂いのある作品で、マズルカ風の作品中盤では長調と短調が交互にあらわれます。
難易度的にはそれほど高いものではありませんが、長く弾くごとに音楽の成熟度があらわれる魅力的な楽曲です。
ロマンティックな曲ですが、あまり感傷的にならず甘美にしすぎないのが演奏のポイントです!
練習曲 Op.25-2Frederic Chopin

同時代を生きた作曲家ロベルト・シューマンから「独創的で一度聴いたら忘れられない」と評価を受けた、流れる右手のパッセージが美しいエチュードです。
非常に難易度の高い曲が集まる作品25のなかでは比較的難易度が低いとされています。
しかし、終始繊細でなめらかなタッチを求められるため、弾きこなすには安定したテクニックが必要!
左手の三連符は円を描くイメージ、右手のメロディーはピアニッシモでころころと転がすイメージで演奏してみましょう。
変奏曲 イ長調「パガニーニの想い出」Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家、フレデリック・ショパン。
彼が1829年に作曲したピアノ曲は、パガニーニへのオマージュ。
技巧的で華やかな変奏曲ながら、ショパンらしい繊細さも感じられます。
パガニーニの名曲をモチーフに、ショパン独自の音楽語法で見事に再構築。
ロマン派の特徴を色濃く持ちつつ、感情豊かな表現が魅力です。
ピアノ愛好家はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもオススメ。
ショパンの世界観に触れる入口として、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
ピアノソナタ 第2番第3楽章Frederic Chopin

ショパンが残した3つのソナタのうちの一つである第2番。
中でもとくに有名なのが、「葬送行進曲」とも呼ばれる第3楽章です。
日本では、1980年代に人気を博したアーケードゲームでゲームオーバーした際の音楽に使用され、広く知られるようになりました。
うなるような左手の伴奏の上に重なるおどろおどろしい旋律が、なんとも不気味で印象的な本曲。
腕全体の重みを鍵盤に伝えるイメージで、深みのある音を意識しながら弾いてみてくださいね。
ノクターン 第6番 ト短調 Op.15-3Frederic Chopin

フレデリック・ショパンのノクターン2作目となるOp.15の第3曲目『ノクターン 第6番 ト短調 Op.15-3』は、ト短調から嬰ハ長調、そしてト長調へと転調していく珍しい構成をとっている作品です。
ショパン作品のなかでも非常にマイナーなため、あまり耳にする機会はないかもしれませんが、難易度としては易しめなので、はじめてノクターンにチャレンジされる方にもピッタリ!
あえて他の人が絶対に選ばないショパン作品を発表会で演奏したい!という方にもオススメですよ。
ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作「ソステヌート」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの死から100年以上も経過した1952年に、イギリスの個人所蔵で発見され出版に至った『ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作』。
『ソステヌート』のタイトルでも知られているこの作品は、大きな変化や高度なテクニックを要する箇所がないため挑戦しやすいといえますが、シンプルだからこそ表現力が試される曲ともとらえられるでしょう。
ちなみに、ショパンのワルツの中でも人気が高い『華麗なる大円舞曲』は「作品18」。
番号では18番ではなく「第1番」となりますので、混同しないようご注意くださいね!
ポロネーズ第11番 ト短調(遺作)Frederic Chopin

ポーランドが生んだロマン派の巨匠、フレデリック・ショパン7歳で作曲した本作。
親しみやすい旋律と、短いながらもピアノ表現の豊かさを感じさせる構成は、まさに圧巻です。
テクニック的に難しい部分は少なく、丁寧なタッチで音の粒をそろえて弾くことで引き込まれる演奏に仕上がります。
「今の自分よりうんと幼い頃にこんな曲を作ってしまったショパンって、やっぱり天才!」そう思わずにはいられないことでしょう。
ピアノを始めたばかりの方にもオススメの1曲です。






