【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?
前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。
今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。
紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。
ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(1〜10)
プレリュード イ長調 Op.28-7Frederic Chopin

『プレリュード イ長調Op.28-7』よりも「太田胃散のあの曲!」と言った方がピンとくる方が多いかもしれませんね。
演奏時間が1分程度と短く、全体にゆったりしたテンポで進んでいくため、ピアノ初心者の方でも取り組みやすい作品です。
プレリュードは本来、ピアノなどの鍵盤楽器で即興的に演奏されていたもの。
ショパンのプレリュードを演奏する際も、ただ楽譜の音を並べるだけでなく、自分の表現したい音楽を思い浮べながら自由に弾いてみましょう。
コントルダンス 変ト長調Frederic Chopin

1827年にフレデリック・ショパンが作曲した、軽快で華やかな小品です。
パリの社交界で人気を博したコントルダンスのスタイルを取り入れており、楽しい舞踏会の雰囲気が感じられます。
アレグレットのテンポで演奏される本作は、ショパンの若々しい才能が光る1曲。
ピアノの詩人と呼ばれたショパンの繊細な感性と技巧が、軽やかな音の流れのなかに見事に表現されています。
ポーランドの民俗音楽の影響も感じられる、ロマンチックでありながらどこか素朴な魅力があふれる作品です。
ショパン作品に興味をお持ちの方にオススメの、親しみやすい作品といえるでしょう。
3つの新練習曲 第2番 変イ長調Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの練習曲『3つの新練習曲』から第2番の曲を紹介します。
アレグレットのテンポで、右手は3連符、左手は8分音符という異なるリズムを両手で演奏する難しさがありますが、ゆっくり練習すればきっと弾けるようになりますよ。
メロディーが右手の上声部にあるので、そこを際立たせて弾くのがポイントです。
左手の音域移動も広いので、跳躍の練習もしっかりしましょう。
1839年に作曲されたこの曲は、技術向上だけでなく音楽的表現も学べる素晴らしい作品です。
ピアノを始めたばかりの方にもおすすめですよ。
ショパンの世界に触れてみましょう!
【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(11〜20)
練習曲 Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

演奏を聞いていると難しく聞こえていますが、その中でも優しそうな1曲を紹介します。
それがフレデリック・ショパンの有名な練習曲『練習曲 Op.25-1「エオリアンハープ」』です。
『牧童』ないし『牧童の笛』という名前でも知られている作品で、ショパンの作品のなかでは中級者の登竜門のような存在として知られています。
楽曲全体を通じて奏でられる分散和音の音色が特徴で、テクニックだけでなく高い表現力が求められます。
広いアルペジオ部分はテンポやタッチの揺れが起きやすいため、そこを意識しながら仕上げましょう。
プレリュード ホ長調 作品28 – 9Frederic Chopin

ここでクラシック音楽の簡単に演奏できるピアノ曲を紹介します。
その曲は19世紀に活躍したポーランド出身の作曲家の作品です。
全24曲からなる前奏曲集の中の1曲で、演奏時間はわずか1分ほど。
右手の付点リズムと左手の三連符が特徴的な曲で、荘厳で堂々とした雰囲気があります。
初めてピアノに触れる人にとっては難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりと練習すれば弾けるようになるでしょう。
クラシックは難しいという印象がありますが、作曲家や曲の背景を調べながら練習すると、より深く音楽を楽しめますよ。
これを機にクラシック音楽の世界に踏み込んでみませんか?
ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2Frederic Chopin

ポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家フレデリック・ショパンの生前最後に出版された2曲のノクターンのうちの1つである『ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2』。
非常にゆったりと流れる優美な主題と、情熱的な中間部の対比が美しくドラマチックな作品です。
テンポの遅い曲ほどごまかしが効かないため、音の美しさや表現に対するこだわりが重要になります。
テクニック的な難易度はそれほど高くありませんが、一つひとつの音の鳴らし方や表情の付け方を工夫しながら弾いていくのがこの曲のポイントといえるでしょう。
プレリュード(前奏曲) 作品45 嬰ハ短調Frederic Chopin

フランツ・リストやフリードリヒ・シューマンと並ぶロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンの作品です。
わずか40小節ほどの短い曲ながら、ショパンらしい繊細なハーモニーと転調の妙技が光る本作。
ノクターンを思わせる優雅な雰囲気で、夢幻的な響きを持ちます。
1841年に完成されたこの曲は、特に転調の巧みさで注目を集めました。
ショパン本人も「かつて転調がこれほどうまくいったことはない」と語ったそうですよ。
ピアノを学ぶ方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの1曲です。