RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品

ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。

クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?

前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。

今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。

紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。

ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(1〜20)

プレリュード ホ長調 作品28 – 9Frederic Chopin

Chopin / Martha Argerich, 1974: Prelude Op. 28 No. 9 in E Major (Largo)
プレリュード ホ長調 作品28 - 9Frederic Chopin

ここでクラシック音楽の簡単に演奏できるピアノ曲を紹介します。

その曲は19世紀に活躍したポーランド出身の作曲家の作品です。

全24曲からなる前奏曲集の中の1曲で、演奏時間はわずか1分ほど。

右手の付点リズムと左手の三連符が特徴的な曲で、荘厳で堂々とした雰囲気があります。

初めてピアノに触れる人にとっては難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりと練習すれば弾けるようになるでしょう。

クラシックは難しいという印象がありますが、作曲家や曲の背景を調べながら練習すると、より深く音楽を楽しめますよ。

これを機にクラシック音楽の世界に踏み込んでみませんか?

3つの新練習曲 第2番 変イ長調Frederic Chopin

Chopin Nouvelle Etude No.2 (Take 2) Paul Barton, FEURICH piano
3つの新練習曲 第2番 変イ長調Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの練習曲『3つの新練習曲』から第2番の曲を紹介します。

アレグレットのテンポで、右手は3連符、左手は8分音符という異なるリズムを両手で演奏する難しさがありますが、ゆっくり練習すればきっと弾けるようになりますよ。

メロディーが右手の上声部にあるので、そこを際立たせて弾くのがポイントです。

左手の音域移動も広いので、跳躍の練習もしっかりしましょう。

1839年に作曲されたこの曲は、技術向上だけでなく音楽的表現も学べる素晴らしい作品です。

ピアノを始めたばかりの方にもおすすめですよ。

ショパンの世界に触れてみましょう!

プレリュード 第15番「雨だれ」Frederic Chopin

ショパン「雨だれ」28の前奏曲集 第15番 – Chopin – Prelude Op.28 No.15 – クラシックピアノ – Classic Piano – CANACANA
プレリュード 第15番「雨だれ」Frederic Chopin

雨のしずくがポタポタと落ちるような、そんな連打音が美しい、ポーランド出身のピアニスト、作曲家、フレデリック・ショパンによるピアノ曲『雨だれ』。

正式名称は『28の前奏曲集 第15番』といいます。

序盤の穏やかな雨から、中盤の雨が激しくなってきて強く打ち付ける様子、そして雨が収まっていくような穏やかな終盤へとつながるA、B、A構成。

その中で一貫して鳴っている変イ音の連打が、雨の日の美しい情景を豊かに描写しています。

5、6分程度の小品ですが、降りしきる雨音を見事に表現したピアノ作品です。

プレリュード(前奏曲) 作品45 嬰ハ短調Frederic Chopin

フランツ・リストやフリードリヒ・シューマンと並ぶロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンの作品です。

わずか40小節ほどの短い曲ながら、ショパンらしい繊細なハーモニーと転調の妙技が光る本作。

ノクターンを思わせる優雅な雰囲気で、夢幻的な響きを持ちます。

1841年に完成されたこの曲は、特に転調の巧みさで注目を集めました。

ショパン本人も「かつて転調がこれほどうまくいったことはない」と語ったそうですよ。

ピアノを学ぶ方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの1曲です。

子犬のワルツFrederic Chopin

Minute Waltz (Chopin Op.64-1) 子犬のワルツ by Hayato Sumino
子犬のワルツFrederic Chopin

『子犬のワルツ』として親しまれている『ワルツ第6番変ニ長調作品64-1』は、1846年から1848年にかけて作曲された作品です。

「子犬がしっぽを追いかけてクルクル回るかわいらしい様子を音楽で描写してほしい」と恋人のジョルジュ・サンドから依頼を受け、作曲されたと伝えられています。

華やかでありながら繊細で素朴な印象も受ける本曲は、発表会やコンサートでも大人気!

子犬の動きをイメージしながら軽やかに弾いてみましょう。