RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品

ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。

クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?

前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。

今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。

紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。

ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(11〜20)

プレリュード 第4番 Op.28-4Frederic Chopin

Eric Lu – Prelude in E minor Op. 28 No. 4 (third stage)
プレリュード 第4番 Op.28-4Frederic Chopin

ヨハン・セバスチャン・バッハの『平均律クラヴィーア曲集』に敬意を表し、24曲すべてが異なる調で作曲したとされている『24の前奏曲 Op.28』。

第4曲目は、シンプルなメロディを左手の半音階が支える構成が特徴的な作品です。

深い悲しみを静かに訴えるような切ない旋律が印象的なこの曲は、ショパンの葬儀で演奏されたともいわれています。

穏やかさが単調な演奏につながらないよう、細かい強弱や和声の変化を意識しながら演奏しましょう。

プレリュード ホ長調 作品28 – 9Frederic Chopin

Chopin / Martha Argerich, 1974: Prelude Op. 28 No. 9 in E Major (Largo)
プレリュード ホ長調 作品28 - 9Frederic Chopin

ここでクラシック音楽の簡単に演奏できるピアノ曲を紹介します。

その曲は19世紀に活躍したポーランド出身の作曲家の作品です。

全24曲からなる前奏曲集の中の1曲で、演奏時間はわずか1分ほど。

右手の付点リズムと左手の三連符が特徴的な曲で、荘厳で堂々とした雰囲気があります。

初めてピアノに触れる人にとっては難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりと練習すれば弾けるようになるでしょう。

クラシックは難しいという印象がありますが、作曲家や曲の背景を調べながら練習すると、より深く音楽を楽しめますよ。

これを機にクラシック音楽の世界に踏み込んでみませんか?

3つの新練習曲 第1番 ヘ短調Frederic Chopin

Chopin Nouvelle Etude No.1 – P. Barton FEURICH Harmonic Pedal piano
3つの新練習曲 第1番 ヘ短調Frederic Chopin

フレデリック・ショパンは有名な作品10、25の全24曲のエチュードのほかに3つの練習曲を残しています。

そのうちの1曲が『3つの新練習曲集第1番 ヘ短調』です。

メロディーの3連符と伴奏の8分音符が絡み合いながら進んでいく様子からは、テンポや曲調は異なりますが『幻想即興曲』の奏法と似たものが感じられます。

指練習というには美しすぎる悲しみをたたえたような静かな音楽。

波風を立てないよう、粒をそろえて演奏できるといいですね。

プレリュード(前奏曲) 作品45 嬰ハ短調Frederic Chopin

フランツ・リストやフリードリヒ・シューマンと並ぶロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンの作品です。

わずか40小節ほどの短い曲ながら、ショパンらしい繊細なハーモニーと転調の妙技が光る本作。

ノクターンを思わせる優雅な雰囲気で、夢幻的な響きを持ちます。

1841年に完成されたこの曲は、特に転調の巧みさで注目を集めました。

ショパン本人も「かつて転調がこれほどうまくいったことはない」と語ったそうですよ。

ピアノを学ぶ方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの1曲です。

プレリュード ハ短調 作品28 – 20Frederic Chopin

簡単に演奏できる曲フレデリック・ショパンのピアノ作品として知られるこの作品。

短い演奏時間ながら、重厚で厳かな雰囲気が印象的です。

低音の和音が繰り返され、葬送行進曲を思わせる荘厳な響きが特徴的。

ゆったりとしたテンポで進行し、フォルテとピアノのコントラストが内面の感情を表現しています。

ピアノ初心者の方でも取り組みやすい曲ですが、感情表現の難しさがあるため、上級者の方にも人気があります。

クラシック音楽に興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

プレリュード 嬰ヘ長調 作品28 – 13Frederic Chopin

ショパン 前奏曲第13番 楽譜 ピアノ Chopin Prelude in F sharp major Op. 28 No. 13
プレリュード 嬰ヘ長調 作品28 - 13Frederic Chopin

静かで内省的な雰囲気が漂うフレデリック・ショパンの楽曲です。

右手の三声のハーモニーが宗教的なコラールを思わせる響きを持ち、左手のアルペジオが静かに流れる構成が特徴的。

中間部では右手の旋律が単音となり、よりシンプルで内面的な表現が際立ちます。

演奏には高度な技術と表現力が求められますが、静けさの中に秘められた感情を感じ取ることが可能で、奥深い作品です。

ピアノを学ぶ方や、内省的な音楽を好む方におすすめです。

ショパンの音楽的な探求心が感じられる重要な一曲といえるでしょう。

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(21〜30)

ワルツ 第4番 ヘ長調Frederic Chopin

ショパン ワルツ4番 Op.34-3 子猫のワルツ  [ Chopin waltz No.4 Op,34-3 ]
ワルツ 第4番 ヘ長調Frederic Chopin

快活な曲調から『子猫のワルツ』とも呼ばれている、『ワルツ 第4番 ヘ長調 作品34-3』。

ネコが走り回って遊んでいる光景が目に浮かぶような、かわいらしい作品ですよね。

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることも多く、演奏効果の高い曲として親しまれています。

冒頭部分のアルペジオは、高らかに堂々と、そして、キラキラと輝くような右手の細かなパッセージは、明るくクリアな音で演奏しましょう。

左手の伴奏は、とにかく軽やかに前向きに弾けるよう、片手の練習も丁寧に行ってみてくださいね。