RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品

ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。

クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?

前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。

今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。

紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。

ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(21〜40)

ワルツ 第2番 変イ長調「華麗なる円舞曲」Frederic Chopin

ワルツ 第2番 作品34−1「華麗なる円舞曲」(ショパン)Chopin – Waltz in A-flat major, Op.34 No.1 “Valse Brillante”
ワルツ 第2番 変イ長調「華麗なる円舞曲」Frederic Chopin

華麗なる円舞曲、という愛称で親しまれている、フレデリック・ショパンの『ワルツ第2番作品34−1』。

演奏会や発表会で演奏される機会が多く、CMなどにも使われているため、どこかで耳にしたことがあるという方もいらっしゃることでしょう。

ショパンが1835年に作曲したこの作品は、華やかで快活な雰囲気が印象的なワルツ!

演奏効果が高く聴き映えする曲でもあるので、ピアノを披露する機会がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

ワルツ 嬰ハ短調 第7番 Op.64-2Frederic Chopin

1847年に作曲されたフレデリック・ショパンの晩年の作品である『ワルツ 第7番 Op.64-2』。

主題に祖国ポーランドの舞曲であるマズルカが用いられた、ショパンの作曲技術の集大成ともいわれている作品です。

比較的難易度が低い曲としても知られており、ピアノ発表会でもたびたび演奏されています。

静かに悲しみを訴えるような場面と、感情があふれ出す動きのある場面の対比を明確に表現することで、ただ暗いだけではない表情豊かな演奏に仕上がりますよ。

華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12Frederic Chopin

J J JUN LI BUI – Variations in B flat major, Op. 12 (18th Chopin Competition, second stage)
華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家として知られるフレデリック・ショパン。

1833年に生み出されたこの作品は、ショパン自身も気に入っていたと伝えられています。

パリで愛されたヴィルトゥオーゾスタイルへの別れを示す意味合いを持つ本作。

フェルディナン・エロルドのオペラから着想を得た主題に、4つの変奏とコーダを加えた構成で、ショパン特有の繊細な技巧と詩的感性が存分に発揮されています。

ショパンならではの優雅さと技巧を味わえる1曲です。

即興曲 第1番 変イ長調 Op.29Frederic Chopin

【演奏】ショパン 即興曲 第1番 Op.29 / Chopin Impromptu No.1 Op.29
即興曲 第1番 変イ長調 Op.29Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家として知られるフレデリック・ショパン。

1810年ポーランドに生まれ、わずか39歳で亡くなるまでの短い生涯で、数多くの名曲を残しました。

本作は、1837年に作曲された流麗な3連符が印象的な作品。

変イ長調の明るい響きと、中間部のヘ短調による詠嘆的な表現が印象的です。

技巧的には左手の広いパッセージに注意が必要ですが、ショパンならではの繊細な感性が光る1曲。

ピアノの詩人と呼ばれたゆえんを感じられる、魅力的な作品です。

ラルゴ 変ホ長調 聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」Frederic Chopin

KYOHEI SORITA – Largo in E flat major , Op. posth. (18th Chopin Competition, third stage)
ラルゴ 変ホ長調 聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家フレデリック・ショパン。

その作品のなかでも『変ホ長調のラルゴ』は、祖国への思いが込められた珠玉の1曲です。

1837年に作曲されたこの曲は、ショパンの死後、1938年に初めて出版されました。

シンプルな構造でありながら荘厳な雰囲気を醸し出す本作は、ショパン特有の繊細な感性が光る、美しいメロディが印象的です。

ピアノの音色に乗せて祈りのような思いを表現しているため、静かに音楽に耳を傾けたい方にオススメ。

ショパンの音楽世界に触れてみたい方は、ぜひこの曲から始めてみてはいかがでしょうか。