【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?
前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。
今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。
紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。
ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(31〜40)
マズルカ 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin

マズルカは、ショパンの祖国ポーランドの伝統的な民族舞曲です。
ショパンは生涯を通して、マズルカの作品を50以上残しています。
そのなかの1曲である変ロ長調 Op.7-1は、1830年から1832年にかけて作曲されたマズルカ全5曲を集めた小品集の第1曲目。
テレビCMに起用されたり発表会で頻繁に演奏されたりする、ショパンのマズルカのなかでも特に耳にする機会の多い作品です。
マズルカ特有の三拍子のリズムを意識しながら、軽やかに演奏しましょう。
タランテラ 変イ長調 Op.43Frederic Chopin

ピアノの詩人、フレデリック・ショパンが1841年に作曲した変イ長調のタランテラは、ショパンの作品のなかでもユニークな存在。
イタリアの伝統的な踊りに着想を得たこの曲は、軽快で活発なリズムが特徴的です。
非常に速いテンポで演奏されるため、高度な技術が必要とされますが、その華やかさと躍動感は聴く人の心をつかんで離しません。
ピアノ愛好家の皆さん、ショパンの魅力を存分に味わえるこの曲に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
練習曲 Op.25-2Frederic Chopin

同時代を生きた作曲家ロベルト・シューマンから「独創的で一度聴いたら忘れられない」と評価を受けた、流れる右手のパッセージが美しいエチュードです。
非常に難易度の高い曲が集まる作品25のなかでは比較的難易度が低いとされています。
しかし、終始繊細でなめらかなタッチを求められるため、弾きこなすには安定したテクニックが必要!
左手の三連符は円を描くイメージ、右手のメロディーはピアニッシモでころころと転がすイメージで演奏してみましょう。
ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1Frederic Chopin

ショパンが1837年に作曲し、第10番とともにカミーユ・ド・ビルリング男爵夫人に献呈された作品です。
耳にする頻度は少ないかもしれませんが、夢見心地でロマンチックな雰囲気が非常に美しいノクターンです。
穏やかに流れるだけでなく、中間部に不穏な雰囲気漂う部分が出てきたり、盛り上がりを見せたかと思えば急に静まったり、変化の幅をつける練習に最適な作品といえるでしょう。
ショパンのノクターンのなかで、定番以外の作品にも触れてみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
変奏曲 イ長調「パガニーニの想い出」Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家、フレデリック・ショパン。
彼が1829年に作曲したピアノ曲は、パガニーニへのオマージュ。
技巧的で華やかな変奏曲ながら、ショパンらしい繊細さも感じられます。
パガニーニの名曲をモチーフに、ショパン独自の音楽語法で見事に再構築。
ロマン派の特徴を色濃く持ちつつ、感情豊かな表現が魅力です。
ピアノ愛好家はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもオススメ。
ショパンの世界観に触れる入口として、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(41〜50)
ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1Frederic Chopin

1843年に作曲、翌年に出版され、フレデリック・ショパンと恋人関係にあったともいわれている弟子のジェーン・ウィルヘルミナ・スターリングに献呈された『ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1』。
暗く重々しい雰囲気のヘ短調の主題から始まり、ヘ長調の主和音のアルペジオで締めくくられる意外な展開が印象的な作品です。
曲調の変化をわかりやすく表現することが求められますが、それほど高度なテクニックを必要としないため、ショパンのノクターンのなかでも比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家フレデリック・ショパンの代表作として知られる変ホ長調のワルツ。
1833年に作曲され、翌年に出版されたこの楽曲は、ショパンのワルツ作品の第1作目として注目を集めました。
当時流行していたウィンナ・ワルツとは一線を画す独自の作風で、華やかさのなかにも深い音楽性が込められています。
ショパンならではの繊細なタッチと表現力が求められますが、初心者の方でも楽しめる親しみやすさを持っています。
ピアノの詩人と称されるショパンの世界観に触れてみたい方にオススメの1曲です。