【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
ピアノの詩人と称されるポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
クラシック音楽を普段耳にする機会が少ない方でも、一度はショパンの名前と音楽を聴いたことがあるのではないでしょうか?
前期ロマン派を代表するショパンが生み出す音楽は、ロマンチックでありながらもどこか素朴で、親しみを覚えるものばかり。
今回はそんなショパンのピアノ作品のなかでも、初心者から中級者の方にオススメしたい比較的難易度の低い楽曲をセレクトしました。
紹介する作品のなかには、原曲の難易度は高いけれど、初級~中級でも演奏できるようアレンジされた楽譜が多数出版されているものもあります。
ショパン作品に興味をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(31〜40)
華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家として知られるフレデリック・ショパン。
1833年に生み出されたこの作品は、ショパン自身も気に入っていたと伝えられています。
パリで愛されたヴィルトゥオーゾスタイルへの別れを示す意味合いを持つ本作。
フェルディナン・エロルドのオペラから着想を得た主題に、4つの変奏とコーダを加えた構成で、ショパン特有の繊細な技巧と詩的感性が存分に発揮されています。
ショパンならではの優雅さと技巧を味わえる1曲です。
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家フレデリック・ショパンの代表作として知られる変ホ長調のワルツ。
1833年に作曲され、翌年に出版されたこの楽曲は、ショパンのワルツ作品の第1作目として注目を集めました。
当時流行していたウィンナ・ワルツとは一線を画す独自の作風で、華やかさのなかにも深い音楽性が込められています。
ショパンならではの繊細なタッチと表現力が求められますが、初心者の方でも楽しめる親しみやすさを持っています。
ピアノの詩人と称されるショパンの世界観に触れてみたい方にオススメの1曲です。
ノクターン第1番 変ロ短調 Op.9-1Frederic Chopin

ショパン初のノクターンとして出版された作品9の第1曲目『ノクターン第1番 変ロ短調 Op.9-1』。
穏やかな伴奏にもの悲しい雰囲気漂うメロディが重ねられた、切なくも美しい楽曲です。
ショパンで手掛けた21曲のノクターンの中では比較的難易度が低めとされているため、ピアノ初級者の方でも取り組みやすいはず。
ただ、技術的な面ではそれほど難しくありませんが、深みのある演奏に仕上げるためには強弱はもちろん、フレーズの意識や細かなニュアンス付けが欠かせません。
ぜひ、表現面に注目しながら練習してみてください。
ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1Frederic Chopin

ショパンが1837年に作曲し、第10番とともにカミーユ・ド・ビルリング男爵夫人に献呈された作品です。
耳にする頻度は少ないかもしれませんが、夢見心地でロマンチックな雰囲気が非常に美しいノクターンです。
穏やかに流れるだけでなく、中間部に不穏な雰囲気漂う部分が出てきたり、盛り上がりを見せたかと思えば急に静まったり、変化の幅をつける練習に最適な作品といえるでしょう。
ショパンのノクターンのなかで、定番以外の作品にも触れてみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1Frederic Chopin

1843年に作曲、翌年に出版され、フレデリック・ショパンと恋人関係にあったともいわれている弟子のジェーン・ウィルヘルミナ・スターリングに献呈された『ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1』。
暗く重々しい雰囲気のヘ短調の主題から始まり、ヘ長調の主和音のアルペジオで締めくくられる意外な展開が印象的な作品です。
曲調の変化をわかりやすく表現することが求められますが、それほど高度なテクニックを必要としないため、ショパンのノクターンのなかでも比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。
【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品(41〜50)
マズルカ ヘ長調 Op.68-3Frederic Chopin

マズルカ ヘ長調 Op.68-3は1849年にパリで作曲された作品です。
同年にショパンは亡くなっており、本作品はスケッチ状態のまま清書されていなかったため、フォンタナをはじめとする複数の音楽家によって手が加えられ、現在演奏されている形に落ち着きました。
和音で進んでいく明朗快活な雰囲気が特徴の美しいマズルカです。
和音なかでも特にメロディーラインを響かせることを意識し、リズムを際立たせられるようすべての音をしっかりそろえて弾きましょう。
アルバムの一葉 ホ長調Frederic Chopin

ポーランドが生んだピアノの詩人、フレデリック・ショパン。
1843年に作曲された本作は、彼の没後に発見され、1910年に初めて出版されました。
わずか1分11秒の短い曲ながら、ショパンらしい繊細な旋律と調和が光る美しい小品です。
ホ長調で穏やかなテンポのなかに、ロマン派特有の情感豊かな表現が凝縮されています。
技術面での難易度はそれほど高くありませんが、感情表現の奥深さを追求できる作品です。
ショパンの世界観に触れたい方、情緒豊かな演奏を楽しみたい方にピッタリの曲といえるでしょう。






