【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!
ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。
さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。
そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!
演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。
そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。
次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。
【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(1〜10)
花の歌Gustav Lange

ドイツの作曲家グスタフ・ランゲの作品中でもっとも有名な1曲です。
冒頭のゆっくりと流れる美しいフレーズと、中間の憤りのような暗く激しいフレーズ、喜びが爆発したような明るく突き抜けるフレーズの対比を大切にすると、スケールの大きな演奏に仕上がります。
『花の歌』にはペダルが必須!
音が跳躍するため、指だけで音をつなぐのは困難です。
ペダルを自由に使って演奏できるようになったら、さっそくチャレンジしてみましょう!
アラベスク-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2番Johann Burgmüller

ピアノの教則本の定番としておなじみの『ブルグミュラー25の練習曲』。
その中でも有名で発表会曲としても人気が高いのが、第2曲目の『アラベスク』です。
数々の子供向けピアノコンクールの課題曲にもなっており、ピアノ学習者が一度は通る曲といっても過言ではありません。
冒頭の、左手の和音で拍を刻んだあとに出てくる右手の細かいパッセージは、華やかで演奏効果抜群!
中間部で左手がメインになるところでやや難しくなるので、丁寧に練習してみてくださいね。
はつかねずみの運動会平吉毅州

独特なリズムで軽快に進行していく、元気がいっぱいの1曲!
平吉毅州さんは、子供向けの合唱曲やピアノ曲を手掛けた作曲家として知られています。
この曲は、ピアノ曲集『虹のリズム』に収録されており、発表会の定番曲としても人気があります。
白いネズミたちが楽しく遊ぶ様子を描いた本作は、リズミカルで明るいメロディが特徴的。
簡単な音楽理論に基づいた構成でありながら、子供たちが演奏しやすいように工夫されています。
練習しがいのある要素が多く含まれているので、発表会でかわいく弾きこなすために、まずは片手でリズムをしっかり把握することからはじめましょう。
ワルツレントOskar Merikanto

フィンランドの音楽界で輝かしい足跡を残したオスカル・メリカント。
メリカントが1898年に発表した本作は、エレガントな雰囲気が漂うピアノ曲です。
A-B-Aの三部形式で構成され、優美な旋律と柔らかな和音が心を癒やします。
フィンランドの自然や民謡から着想を得たという本作は、聴く人の心に安らぎをもたらす魅力にあふれています。
ピアノを習い始めて間もない方や、優雅な雰囲気の曲を弾いてみたい方にオススメ。
発表会で演奏すれば、きっと聴衆を魅了することでしょう。
アルプスの夕映えTheodor Oesten

アルプスの美しい自然を音楽で表現した、テオドール・エステンの代表作品です。
ピアノ発表会の定番曲としてもおなじみのこの作品は、1861年にライプツィヒで初めて出版されました。
豊かな和声とメロディが特徴的で、ロマンティックな情緒があふれています。
技術的な難易度は中程度ですが、表現力を磨くのにピッタリ!
アルプスの夕暮れを想像しながら弾けば、聴衆の心にも響く演奏になるはず。
ピアノを学ぶ皆さんにオススメの1曲です。
子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian

スタッカートが印象的な1分30秒の小品は、子供が楽しみながら演奏できる作品として長年愛されています。
軽快なリズムと、シンプルながらも情感が豊かなメロディが、アルメニアの民族色と見事に融合した音楽世界を作り出しています。
両手のバランスや、リズムの正確さが求められますが、発表会で演奏する際には聴衆の心をつかむ魅力に満ちています。
4分の4拍子のハ長調で書かれた本作は、リズム感や指の独立性を高めたい方、また民族音楽の要素を取り入れた表現力が豊かな作品に挑戦したい方におすすめです。
パッヘルベルのカノンJohann Pachelbel

弾きながら幸せな気持ちになれる美しいメロディーで人気の『パッヘルベルのカノン』。
正式な名称は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』とされています。
教会音楽として作曲された作品だけあって、終始穏やかでハーモニーの移り変わりの美しさが際立っていますよね。
この曲のポイントは、横の流れを大切にしてなめらかに音をつないでいくこと!
静かな協会に響く音楽を想像しながら、音の粒をそろえて弾いてみてくださいね!