【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。
今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。
本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!
クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。
【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(1〜10)
Beauty and the BeastAlan Menken

美しいメロディラインを耳にしただけで、劇中のシーンを思い出して思わず泣けてしまうという方も多いのでは?
第64回アカデミー賞歌曲賞も受賞、世界的なヒットを記録した『Beauty and the Beast』は、1991年のディズニーアニメ映画『美女と野獣』のテーマ曲として書き下ろされた名曲中の名曲です。
原曲はボーカルがある曲ですが、ぜひこの曲をピアノで弾いてみたいというディズニーアニメ好きも多いはず。
ゆったりとした4拍子のリズムでメロディをなぞるだけなら難しくはありませんが、ディズニーアニメの曲は凝ったコード進行の楽曲が多いということはぜひ注目してほしいところです。
こちらの『Beauty and the Beast』もsus4やセブンスコードが効果的に使われているのがとてもおしゃれですから、初心者向けのアレンジでも左手で慣らしている音と右手のメロディが重なった時の響きをしっかり感じ取りながら演奏してみてくださいね。
ファイナルファンタジーⅩ「ザナルカンドにて」(Piano collections ver.)植松伸夫

美しい旋律が印象的な切ないメロディーは、耳に心地よく響きながらも深い余韻を残します。
物語の舞台となる架空の都市を象徴する本作は、主人公の故郷への思いや、運命に翻弄されるキャラクターたちの葛藤が繊細に表現されています。
2004年7月にリリースされたアルバム『Piano Collections FINAL FANTASY X』に収録され、ピアノならではの表現力で物語性が一層引き立てられました。
本作はゲーム音楽の枠を超えて多くの場面で演奏される人気曲となり、その普遍的な魅力で聴く人の心を魅了し続けています。
ピアノを始めたばかりの方でも、美しいメロディーラインを丁寧に練習することで、深い感動を表現できる1曲です。
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅な宮廷舞踏曲パヴァーヌをモチーフに、新生児である王女の純真さと希望を表現した美しいピアノ小品です。
フランスの伝統とジャズの要素が見事に調和した、約1分25秒の短い演奏時間の中に、繊細な旋律と深い表現力が凝縮されています。
静謐でありながらも華やかな雰囲気を醸し出す本作は、新しい命の誕生を祝福する喜びに満ちています。
音楽的難易度は控えめで、ゆったりとしたテンポと優美な旋律が心を癒してくれるため、穏やかな気持ちでピアノに向き合いたい方にぴったりです。
表現力を養いながら音楽を楽しみたい方にもおすすめの1曲となっています。
Let It BeThe Beatles

初心者さんとしては、複雑に展開していく楽曲よりはシンプルで同じコード進行を繰り返すタイプの曲の方が、覚えやすいですし弾きやすいですよね。
世界で最も有名なロックバンドであり、世代をこえて愛され続けているビートルズの超有名曲『Let it be』は、実は4つのコードだけで構成されているため、初心者がソロピアノとして弾く曲としておすすめです。
作曲者のポール・マッカートニーさんのピアノの伴奏から始まる楽曲ですから、ソロピアノとして弾くイメージもわきやすいですよね。
メロディの突出した美しさは説明するまでもありませんし、左手でコードの和音を押さえて、右手でメロディを弾くだけでも十分曲を弾いている感覚を味わえますよ。
少しずつ両手で弾けるようになってきた、というレベルの方もぜひ挑戦してみてください!
ジムノペディ 第1番Éric Satie

フランスの作曲家エリック・サティが1888年に作曲した『ジムノペディ』。
なかでも印象派の絵画のような淡い雰囲気の第1番は広く親しまれており、サティの作品のなかでも耳にする機会の多い作品です。
聴いている印象以上に和声が複雑なため、はじめは譜読みに戸惑うかもしれません。
ただ、この和声がサティの作品の特徴であり魅力的なポイントですので、一つひとつの音を覚えるというより、響きを体に覚え込ませる感覚で練習を進めてみてはいかがでしょうか?
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第19曲「アヴェ・マリア」Johann Burgmüller

カテドラル教会に響き渡る聖歌隊の合唱をイメージして作られた宗教曲です。
荘厳で敬虔な雰囲気を持ち、豊かな和音の響きが印象的な名曲です。
1851年にパリで出版された本作は、祈りの心を込めた美しい旋律が特徴です。
4声のハーモニーと3声の部分を巧みに織り交ぜながら、カテドラル教会の残響のような豊かな響きを生み出しています。
和声の変化も色とりどりで、まるでステンドグラスの光のように曲を彩ります。
音楽を通して心を癒やしたい方や、宗教音楽に興味をお持ちの方におすすめです。
また、ペダルワークを学びたい方にとっても、格好の教材となるでしょう。
優雅な雰囲気と深い精神性を兼ね備えた本作は、きっと皆様の心に響くはずです。
オルゴールCharles-Henry

オルゴールの繊細な音色をピアノで表現した心温まる一曲です。
まるで宝石箱を開けたかのような優雅な旋律は、聴く人の心に穏やかな安らぎを与えてくれます。
アルバム『Histoires Presque Vraies』に収録された本作は、機械的でありながらも人間味が溢れる音色が見事に表現されており、懐かしい思い出が詰まったオルゴールの世界へと誘ってくれます。
優しい音色とシンプルな構成は、日々の喧騒から離れて心を癒やしたい方や、穏やかなひとときを過ごしたい方におすすめです。
また、ピアノ演奏に挑戦してみたい方にとっても、取り組みがしやすい曲になっています。