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【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲

私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。

今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。

本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!

クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。

【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(91〜100)

2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy

ドビュッシー/2つのアラベスク 1.ホ長調/演奏:中井正子
2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、特に有名な名作『2つのアラベスク 第1番 ホ長調』。

ピアノ発表会などで最も耳にする機会の多いドビュッシーの作品ですね。

難易度は中級のなかでも上位に近いくらいです。

そんなこの作品のポイントは、力の入れ方。

アラベスクとは模様という意味です。

そのため、無機質な演奏を強調しているのですが、そのためには一定の強さで引き続けるテクニックが必要です。

『鬼火』のように手の体力が必要とされる楽曲と言えるでしょう。

亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調Maurice Ravel

ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ/演奏:大導寺錬太郎
亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調Maurice Ravel

独創性にあふれた作風で多くのアーティストに影響を与えた作曲家、モーリス・ラヴェル。

日本でも多くのファンがいる作曲家ですね。

そんなラヴェルの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調』。

ト長調4拍子でロンド形式を取る本作は、ゆったりとしたリズムとエキゾチックな雰囲気を持った主題が特徴の作品です。

美しい旋律といえばこの作品の名前を挙げる方も多いのではないでしょうか?

ヴォカリーズ 作品34-14Sergei Rachmaninov

Daniil Trifonov – Rachmaninov: Vocalise, Op. 34 No. 14 (Extended Version, Arr. Trifonov)
ヴォカリーズ 作品34-14Sergei Rachmaninov

重厚でいて陰影に富んだメロディ、繊細さと壮大さとを表現するセロシアの偉大な作曲家、ルゲイ・ラフマニノフの作風は聴く者の心にずっしりと響き渡ります。

本稿で紹介している『ヴォカリーズ』は、ラフマニノフの中でも著名なピアノ伴奏つきの歌曲で、ピアノ独奏のみならず多くの楽器による編曲が行われている人気の高い名作ですね。

あまりにも美しくメランコリックな主旋律を聴いていると、まるで誰かの人生の1ページが垣間見えるかのようです。

誰かの歌詞が存在しないからこそ、演奏する人のイメージや表現力が問われる作品ですし、ピアノと歌唱によるもともとの『ヴォカリーズ』はもちろん、前述したように多くのアレンジでこの曲を聴いてみることをおすすめします!

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲 朝Edvard Grieg

Edvard Grieg – Peer Gynt : Morning Mood – Piano Solo | Leiki Ueda
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲 朝Edvard Grieg

イントロの旋律を聴けば、ほとんどの方が「朝がきたなあ」と感じるのではないでしょうか。

テレビ番組などで朝に絡んだシーンのBGMとしても多く使われており、作曲者や出典を知らずとも、日本人としては爽やかな朝を思わずイメージしてしまうこちらの『朝』は、ノルウェーの作曲家であるエドヴァルド・グリーグが手掛けた組曲『ペール・ギュント』の1曲です。

ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』を舞台で上演するにあたって、グリーグに劇音楽の作曲を依頼して生まれた組曲なのですね。

朝にぴったりのさわやかで美しい旋律は、暑い夏の朝も気分よく目覚めさせてくれそうです。

余談ですが、劇音楽としての『朝』の舞台は主人公が実に最低な状況に置かれた際に流れるのですよ。

戯曲のストーリーや作者がこの曲に込めた思いを知ることで、よく知られたこの『朝』に対するイメージも変わるかもしれませんね。

子守歌 Op.49-4Johannes Brahms

Brahms Lullaby op 49 n 4 – Arranged for piano solo (easy)
子守歌 Op.49-4Johannes Brahms

クラシック作品のなかには、「子守歌」のタイトルを持つ作品が複数存在します。

なかでも、シューベルトやモーツァルトの作品と並んで有名なのが、『ブラームスの子守歌』として知られているヨハネス・ブラームスの『子守歌 Op.49-4』です。

子供の眠りを誘う子守歌特有の音数の少ない穏やかなメロディはピアノでも演奏しやすく、初心者の方にピッタリの作品といえます。

ただ、シンプルだからこそ、音質や流れの美しさが重要!

聴いている方が安心して眠れるような、心地よい演奏を目指したいですね。

The BeatlesLet It Be

男性が弾き語りの練習をする際に最初にチャレンジしてほしい洋楽といえばビートルズの『Let It Be』です。

演奏するだけで伝わるピアノイントロのある名曲ですよね。

実は伴奏は簡単でコードを4つ覚えれば演奏でき、しかもハ長調なので全部白鍵だけで弾けるので覚えるのも簡単なんです。

イントロと間奏はコードだけでは演奏できませんが、ちょっと頑張って練習すればすぐクリアできるはずです。

洋楽がお好きなら、ぜひ『Let It Be』から練習してみてください!

フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲 – モーツァルト – 12 variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265-Mozart-Piano-クラシックピアノ-CANACANA
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

神童、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名作『フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」』。

子供の頃に誰しも一度は耳にする名作ですね。

有名なパートは初心者でも演奏できるほど簡単な作品ですが、第2の変化から一気に難易度が跳ね上がります。

とはいえ、全体の難易度としては中級のなかでも上位といったところで、簡単な部分も頻繁に登場するため、演奏はしやすい部類と言えるでしょう。