【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。
今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。
本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!
クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。
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【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(11〜20)
メインテーマNEW!星勝

主人公の胸に蘇る遠い日の思い出が目に浮かぶような、映画『おもひでぽろぽろ』の音楽です。
1991年7月に公開されたこの作品では、27歳の主人公が10歳の頃を回想する心象風景に寄り添うように、この美しいメロディが使われています。
アルバム『おもひでぽろぽろ オリジナル・サウンド・トラック』に収録された本作は、ピアノのアルペジオが中心の静かでノスタルジックな曲調が特徴です。
ゆったりとしたテンポで音の動きも穏やかなため、ピアノに初めて挑戦する方にも取り組みがしやすいでしょう。
記憶の断片がキラキラと光るような、透明感のある響きを大切に、一音一音を丁寧に弾いてみてくださいね。
ダニー・ボーイアイルランド民謡

『ロンドンデリーの歌』として知られるアイルランド民謡のメロディに、戦地へ向かう息子を送り出す母親の心情を描いたともいわれる切ない歌詞が付けられた名曲『ダニー・ボーイ』。
現在では歌詞付きで歌われるだけでなく、さまざまな楽器で演奏され世界中で愛されている1曲です。
とにかくゆったりとした曲のため、ピアノを始めたばかりの方でも、落ち着いて音符を追いながら演奏できるでしょう。
手元に余裕が出てきたら、メロディや伴奏が途切れないようペダルも入れてみてくださいね。
愛は花、君はその種子NEW!Amanda McBroom

映画『おもひでぽろぽろ』のエンディングで流れる、心に深く染み渡る歌声に感動した方も多いのではないでしょうか。
ベット・ミドラーの歌唱で広く知られ、1980年にはゴールデン・グローブ賞を受賞した名曲です。
愛を川や刃といった厳しいものに例えつつ、最後には希望に満ちた花として描く、普遍的なメッセージが本当にすてきですよね。
メロディラインが非常に美しいため、伴奏がシンプルでも本作の持つ温かい世界観を十分に味わえます。
ゆったりとしたテンポで、メロディを慈しむように弾くのがポイント!
音の一つひとつに心を込めることで、聴く人の胸に響く、深みのある演奏に仕上がりますよ。
Moon RiverHenry Mancini

映画『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが歌唱したことで知られる名曲『Moon River』。
ロマンティックなメロディーが特徴のこの作品は、ゆったりとしたテンポで音もそれほど複雑ではないため、初心者の方でも十分に曲の美しさを味わいながら練習できます。
さらに、ロックやジャズなど幅広いジャンルでアレンジされているため、スタンダードにこだわらず、自分の好きなアレンジを選べるのもポイント!
おしゃれに弾きたい方はジャズ風、元気に演奏したい方はロック風など、お好みのアレンジで楽しく演奏しましょう。
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

2023年の3月28日、惜しくもこの世を去った日本が世界に誇るミュージシャンの教授こと坂本龍一さん。
イエロー・マジック・オーケストラとしての活躍はもちろん、幅広いジャンルに精通したバックグラウンドと天才的な作曲ならびにアレンジセンスを持ち、J-POPはもちろん映画音楽の歴史においても多くの名曲を世に送り出した坂本さんですが、本人のソロ名義で最も有名な楽曲はやはり『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲『Merry Christmas Mr. Lawrence』ではないでしょうか。
高音から始まる右手のフレーズと、左手の和音が徐々に降りてくる構成の厳かなイントロから、誰もが一度は聴いたことがあるメインの旋律へと展開していく流れは聴いているだけで涙が出てくるほど美しいですよね。
高度な技術を必要とする曲ではないのですが、楽曲の雰囲気や世界観をつかんで自分なりに弾きこなすことが大切です。
前述したメインのフレーズは形を少しずつ変えて何度も登場しますから、その時々で単調にならないように注意しながら弾いていくといいでしょう。
白鳥の歌 『セレナーデ』Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1828年8月以降に手掛けた歌曲集、名盤『Schwanengesang』に収められている一曲です。
夜の静寂のなか、愛する人に秘めた想いを囁きかけるような、甘くも切ない旋律がとても印象的です。
この楽曲の繊細なピアノ伴奏は、主人公の心の震えや夜風の気配までも描き出しており、聴く人を物語の世界へ引き込みます。
1933年の映画『Gently My Songs Entreat』で使われたことでも知られています。
本作に漂う哀愁は、どうしようもない悲しみに暮れたい夜にそっと寄り添ってくれるので、感傷に浸りたい時にぜひ聴いてほしい名曲です。
【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(21〜30)
メロディOp.4-2Fanny Mendelssohn

まるで歌曲のように歌う旋律が印象的な、嬰ハ短調の小品です。
この楽曲は、兄フェリックスとは異なる独自のピアノ様式を模索していたファニー・メンデルスゾーンのピアノ曲集『6 Melodies Op.4』に収録されています。
繊細な旋律に重なる濃密な和声は、ファニー・メンデルスゾーンならではの表現力。
感情の機微をただように描き出しており、少しでも表現を誤ると曲の持つ内省的な魅力が損なわれかねません。
1846年に自らの名で作品を出版したファニー・メンデルスゾーンの、静かながらも確固たる意志を感じさせます。
悲しみに深く沈みたい夜、一人でじっくりと味わいたい方にこそ聴いてほしいものです。
本作を弾く際は、旋律をどう歌わせるかが最大のカギとなるでしょう。