【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲
ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。
特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。
独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。
本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!
クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。
【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(1〜10)
戦場のメリークリスマス坂本龍一

日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一さんの代表曲です。
坂本本人も出演した映画のメインテーマとして制作されたこの曲は、冬の雪景色や穏やかな雰囲気に浸れるロマンチックな1曲。
魅力的なメロディでありながらも、シンプルかつ繰り返しが多い構成のため、ピアノを学び始めたばかりの方でも落ち着いて演奏しやすい作品といえるでしょう。
東洋と西洋の音楽要素を融合させた独特の響きは、多くの人々の心に深く刻まれています。
1983年にリリースされて以降、今なお色褪せることのない魅力を放つ本作で、坂本龍一さんの世界観を堪能してみてはいかがでしょうか。
ツェルニー100番練習曲 op.849 第1番Carl Czerny

ベートーヴェンの弟子として知られるピアノ教育界の巨匠カール・ツェルニーが作曲したこの曲は、指の独立性と手首の柔軟性を養うことを目的とした練習曲。
明るく活発なテンポで進行するメロディは、初心者の方でも親しみやすく、基本的な技術を楽しみながら身につけられます。
1849年に発表されたこの練習曲集は、ツェルニー自らがベートーヴェンの教え子に使用したことでも知られています。
ピアノを始めたばかりの方や、基礎からしっかりと技術を磨きたい方にオススメの1曲です。
Summer久石譲

映画音楽の巨匠として知られる久石譲さんが手掛けた本作は、映画『菊次郎の夏』のサウンドトラックとして1999年に発表されました。
日本の夏の情景を見事に描いたピアノの繊細なメロディラインと学校のチャイムを思わせるフレーズには、懐かしい思い出を呼び起こす不思議な魅力があります。
初級用、中級用、上級用など、さまざまなアレンジが存在するため、ピアノ初心者の方にもピッタリの楽譜が見つかるでしょう。
夏の思い出を音楽で表現してみませんか?
ドラゴンクエスト「序曲」すぎやまこういち

日本を代表するゲーム音楽として知られる本作は、壮大なオーケストラサウンドが特徴的です。
冒頭のファンファーレから始まり、高揚感のある旋律が展開されていきます。
冒険の始まりを告げるようなメロディーは、聴く人の心を奮い立たせる力を持っています。
ゲーム音楽の枠を超えて、さまざまな場面で演奏されることも多く、2021年の東京オリンピック開会式でも使用されました。
ゲームファンはもちろん、ピアノでチャレンジしたい1曲です。
短いながらもストーリー性のある構成で、弾く度に新たな冒険への期待が膨らむことでしょう。
ソナチネ 第7番 Op.36-1 第1楽章Muzio Clementi

イタリアのローマに生まれ、作曲家やピアニストとして活躍したムツィオ・クレメンティの代表とするソナチネの一つ。
本作は、初級から中級への移行期に多くのピアノ学習者が練習する作品で、ソナタ形式を縮小した構成になっています。
曲の魅力は、シンプルながら魅力的なメロディと明確なクラシック様式にあります。
ピアノの基本的なテクニックや表現力を養いたい方にオススメです。
曲のかわいらしさを楽しみつつ、クラシック音楽の基礎を学べる素晴らしい1曲といえるでしょう。
ニュー・シネマ・パラダイス「愛のテーマ」Ennio Morricone

1988年公開のイタリア映画から生まれた名曲です。
映画のストーリーと深く結びついた楽曲で、主人公の初恋や別れ、再会といった感情的なシーンで効果的に使用されています。
美しいメロディーと深い歌詞が特徴的で、多くの人々の心に響く曲となっています。
弦楽器やピアノを中心とした編成で、ゆったりとしたテンポが印象的で、ピアノで練習しても映える名曲です。
映画音楽の枠を超えて、さまざまなアーティストによってカバーされており、クラシックやイージーリスニングのファンにもおすすめです。
映画と音楽が融合した感動を味わいたい方に是非弾いていただきたい1曲です。
君をのせて井上あずみ

ジブリ映画の音楽の中でも人気が高い、映画『天空の城ラピュタ』の主題歌『君をのせて』。
井上あずみさん透き通る声で歌われる切ないメロディが耳に残っている方も多いのではないでしょうか?
親しみのある曲をピアノ練習に取り入れることで、音やリズムの把握にかかる時間を減らせるため、音の出し方や指の動かし方、手の正しいフォームなどに気を配りやすくなります。
また、練習により意欲的に取り組めるのも、なじみのある曲を使うことによるメリットの1つ。
思わず口ずさみたくなる名曲で、ピアノに触れる経験を増やしましょう!