【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲
ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。
特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。
独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。
本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!
クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。
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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(91〜100)
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第19曲「アヴェ・マリア」Johann Burgmüller

カテドラル教会に響き渡る聖歌隊の合唱をイメージして作られた宗教曲です。
荘厳で敬虔な雰囲気を持ち、豊かな和音の響きが印象的な名曲です。
1851年にパリで出版された本作は、祈りの心を込めた美しい旋律が特徴です。
4声のハーモニーと3声の部分を巧みに織り交ぜながら、カテドラル教会の残響のような豊かな響きを生み出しています。
和声の変化も色とりどりで、まるでステンドグラスの光のように曲を彩ります。
音楽を通して心を癒やしたい方や、宗教音楽に興味をお持ちの方におすすめです。
また、ペダルワークを学びたい方にとっても、格好の教材となるでしょう。
優雅な雰囲気と深い精神性を兼ね備えた本作は、きっと皆様の心に響くはずです。
トロイメライRobert Schumann

ヘ長調の4分の4拍子で紡がれる美しい夢見るような旋律は、聴く人の心を優しく包み込みます。
アルバム『Kinderszenen』の中から生まれたこの楽曲は、1839年2月にライプツィヒで出版され、映画『転校生』のオープニングとエンディングで使用された思い出が深い1曲です。
穏やかで透明感のある音色が心に染み入り、まるで子供の頃の純粋な感情や大人になってからの郷愁を呼び起こすかのよう。
本作は4小節の旋律が8回繰り返される中で、和声の変化や音域の広がりによって、夢の中での情景の移ろいを見事に描き出しています。
時に物憂げな表情を見せながらも、最後は温かな余韻を残して終わります。
ゆったりとした演奏時間ながら、深い感動を呼び起こす芸術性の高い作品なので、心静かに音楽に浸りたい方におすすめです。
美女と野獣Alan Menken

ディズニーアニメーション映画の象徴的なシーンで描かれる優美なワルツの調べです。
メロディーは穏やかで、ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
音域が広すぎず、転調を繰り返すことでドラマチックな展開を生み出しています。
本作は1991年のアニメーション映画でポット夫人により歌われ、主人公たちが心を通わせていく大切な場面で使用されました。
予期せぬ出会いから、互いを理解し合っていく様子が優しい旋律で表現されています。
メロディーラインがシンプルで音域も狭いため、ドレミを覚えたばかりの方にもぴったりな1曲です。
やさしい旋律で気持ちを込めて弾いてみたい方におすすめです。
ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

活気に満ちた3部構成の快活な作品で、低音部の同音連打から始まる印象的な第1主題と、スタッカートが特徴的な軽やかな第2主題が魅力的に展開されます。
1797年の初版以来、ピアノ学習者の重要なレパートリーとして愛され続けているこの楽曲は、2分30秒ほどの演奏時間ながら、華やかで表情が豊かな旋律が息づいています。
本作は、レガートとスタッカートの対比、ダイナミクスの変化など、表現力を養うのに最適な要素を含んでいます。
明るく力強い曲調と親しみやすい旋律で、華やかな表現を体験したい方や、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめの1曲です。
ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家、フレデリック・ショパンが20歳の頃に作曲したとされる名曲。
1956年の映画『愛情物語』の主題曲としても知られていますよね。
ゆったりとしたテンポのなかで流れるなめらかなメロディは手になじみやすく、ショパン作品のなかでも比較的取り組みやすい曲といえるでしょう。
ただし、左手の跳躍をマスターするためには、丁寧な練習が必要!
片手の練習で移動の間隔をしっかりつかみ、部分ごとに区切りながら両手合わせをゆっくり行いましょう。
美しく演奏するためには、焦らずコツコツ練習することが大切です!
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

ピアノ初心者が弾いてみたいと憧れる曲の1つに数えられる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『トルコ行進曲』。
左手で一定のリズムを刻みながら、勇ましい兵隊の行進を表すようなメロディを力強く演奏します。
落ち着いたテンポで進んでいくため、速い指の動きは求められませんが、途中で出てくる装飾音符をきれいに弾くためには、正しい手のフォームや指の形の習得が必須!
初級から中級にスムーズにレベルアップするための練習曲として、ピッタリの作品といえるでしょう。
聖者の行進黒人霊歌

もとは黒人霊歌として演奏されていた楽曲であり、ジャズナンバーとしても知られる『聖者の行進』。
スポーツの応援歌として起用されているほか、テレビやCMの挿入曲としてもたびたび使用されています。
また、メロディの音域が狭いことや、同じフレーズの繰り返しでおぼえやすいことから、初級レベルのピアノ教本にもやさしいアレンジの楽譜が採用されています。
メロディを演奏するのに必要な音は、たったの5つ!
歌いながら練習すれば、音名と鍵盤を結びつける練習にもなりますよ。