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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲

ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。

特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。

独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。

本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!

クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(91〜100)

シンデレラ「これが恋かしら」Al Hoffman/Mack David

ディズニー『シンデレラ』より これが恋かしら 簡単ピアノ ゆっくりも レベル★★★☆☆ 初~中級
シンデレラ「これが恋かしら」Al Hoffman/Mack David

ディズニーアニメーション映画のワンシーンを彩る魔法のような楽曲です。

優雅なワルツのメロディーに乗せて、主人公の純粋な心の動きが美しく描かれています。

宮殿の舞踏会で初めて出会った恋。

そのときめきや戸惑い、喜びの感情が、夢見るような優しい旋律に乗せて表現されており、聴く人の心に深く響きます。

ディズニーランドやディズニーシーでもショーの演出に使用されており、思い出の一曲として多くの人に愛されています。

メロディーはシンプルで1オクターブ以内に収まっているため、音符を覚え始めた方でも気軽に挑戦できます。

楽しみながら演奏力を伸ばしたい方におすすめの一曲です。

美女と野獣Alan Menken

ディズニー「美女と野獣」 簡単ピアノ
美女と野獣Alan Menken

ディズニーアニメーション映画の象徴的なシーンで描かれる優美なワルツの調べです。

メロディーは穏やかで、ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。

音域が広すぎず、転調を繰り返すことでドラマチックな展開を生み出しています。

本作は1991年のアニメーション映画でポット夫人により歌われ、主人公たちが心を通わせていく大切な場面で使用されました。

予期せぬ出会いから、互いを理解し合っていく様子が優しい旋律で表現されています。

メロディーラインがシンプルで音域も狭いため、ドレミを覚えたばかりの方にもぴったりな1曲です。

やさしい旋律で気持ちを込めて弾いてみたい方におすすめです。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(101〜110)

トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

「トランペットのメヌエット」W.ダンカム作曲(先生が選んだ ピアノ発表会名曲集1より)
トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

小さな子供たちはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。

シンプルな同音連打からの優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!

技術的にはそれほど難しいものではないですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。

バイエルピアノ教則本 81番Ferdinand Beyer

日本のピアノ教育において長い間定番の教則本として使われてきた『バイエルピアノ教則本』。

教材研究が進みさまざまな新しいテキストが出版されるようになりましたが、今でもテクニックの練習本として幅広く使われており、保育士さんを目指す方々の必須教材としても知られています。

81番に限らず、1曲がコンパクトでそれぞれの課題が明快。

「和音をつかむ」「スタッカートを鋭く弾く」などの練習目的に合わせて、抜粋で進めていくのがオススメです!

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller

11.せきれい/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.11 La Bergeronnette -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller

小鳥のように軽やかで可愛らしい旋律が特徴の「4分の2拍子」の楽曲です。

スタッカートと十六分音符を効果的に使った「タタタン」というリズミカルなモチーフが、鳥のさえずりや愛らしい動きを見事に表現しています。

1851年にパリで出版されたこの作品は、たった30秒ほどの短い演奏時間ながら、右手のスケールや左手の伴奏が織りなす美しい旋律が魅力的です。

手首の柔軟な動きと指先のコントロールを意識して演奏することで、曲の持つ優美さをより引き出せます。

ピアノを学び始めて間もない方でも、軽快なリズムと親しみやすいメロディーで楽しく取り組める作品です。

星に願いをLeigh Harline

ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として、知らない人はいないであろう『星に願いを』。

美しいメロディラインと穏やかな雰囲気が魅力で、大きな音程の跳躍や激しい指の動きも少ないため、じっくりと練習を積み重ねられます。

また、初心者から上級者まで対象のアレンジ楽譜が出版されており、連弾バージョンも存在するので、家族や友人、恋人とのアンサンブルも楽しめます。

世代問わず美しさを味わえる作品です。

さっそく練習レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?

アレグレットAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第2巻」ディアベリ/アレグレット Op.125-10
アレグレットAnton Diabelli

ピアノ発表会でも頻繁に演奏される楽曲『アレグレット』。

アントン・ディアベリの名作で、『小人の踊り』と並ぶ代表作として知られています。

そんな本作のポイントは、強弱の変化。

さらに、スタッカートとスラーのはっきりとした弾き分けも必要なため、初心者にとっては表現面、テクニック面の両方においてよい練習になるでしょう。

ペダルを加えることでよりメリハリのある演奏に仕上がるので、弾くことに慣れてきたら、ぜひペダル付きで練習してみてくださいね。