【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲
ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。
特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。
独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。
本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!
クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。
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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(91〜100)
クラヴサン曲集と運指法 第1番(第2組曲)タンブランRameau

バロック時代を代表する作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハと同時代を生きたフランスの作曲家ジャン=フィリップ・ラモーの作品。
ラモーが生きた時代、まだピアノは発明されていませんでした。
そのためこの曲もピアノの前身であるクラヴサン、あるいはチェンバロと呼ばれる楽器のための練習曲となっています。
トリルや装飾音符をきれいに弾けるようになりたい方や、バロック時代の作品にチャレンジしていきたい方は、ぜひ取り組んでみてくださいね!
トランペットのメヌエットWilliam Duncombe

小さな子供たちはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。
シンプルな同音連打からの優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!
技術的にはそれほど難しいものではないですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。
【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(101〜110)
バイエルピアノ教則本 81番Ferdinand Beyer

日本のピアノ教育において長い間定番の教則本として使われてきた『バイエルピアノ教則本』。
教材研究が進みさまざまな新しいテキストが出版されるようになりましたが、今でもテクニックの練習本として幅広く使われており、保育士さんを目指す方々の必須教材としても知られています。
81番に限らず、1曲がコンパクトでそれぞれの課題が明快。
「和音をつかむ」「スタッカートを鋭く弾く」などの練習目的に合わせて、抜粋で進めていくのがオススメです!
メヌエット ヘ長調 K2Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの6歳の頃に作曲した本作は、シンプルながら魅力的な旋律や、優雅な3拍子のリズムが印象的。
和音が少なく2声のような構成ですが、転調や偽終止などが使われた、調性や和声進行の学習にも最適な1曲です。
ピアノ学習の初期段階で取り組むのに適した楽曲として、レッスンでも頻繁に取り上げられていますよ。
ピアノの基礎を学びたい方や、クラシック音楽に興味のある方にオススメの本作を通して、モーツァルトの音楽的才能の片鱗に触れてみてはいかがでしょうか。
ホール・ニュー・ワールドAlan Menken

ディズニー映画の音楽を数多く手がけた作曲家アラン・メンケンさんの作品のなかでも特に人気が高く、結婚式などでも頻繁に演奏されている名曲『ホール・ニュー・ワールド』。
アラジンたちが夜空を飛びゆく光景を思い起こさせる、ロマンチックな1曲です。
壮大なイメージの曲なので難しいのではと思われるかもしれませんが、実はサビのメロディが1オクターブ以内で構成されていて、ピアノ初心者の方でも演奏しやすいんです!
まずはメロディに集中できるよう、左手が和音あるいはベース音のみになっているアレンジの楽譜で練習してみてはいかがでしょうか?
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV 846 プレリュードJ.S.Bach

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』は、鍵盤楽器のための名作として知られています。
第1巻 第1番の前奏曲は、シャルル・グノーの『アヴェ・マリア』の伴奏としても有名。
1722年に成立した第1巻は、息子の教育用として書き始められた小曲集がもとになっているそうです。
和音の移り変わりが自然で美しい本曲は、複雑な作品が多いこの曲集のなかでは、比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。
ゆったりとしたテンポで、横の流れを意識しながら演奏すると、魅力がより引き立ちます。
心落ち着く名曲で、バロック音楽の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
星に願いをLeigh Harline

ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として、知らない人はいないであろう『星に願いを』。
美しいメロディラインと穏やかな雰囲気が魅力で、大きな音程の跳躍や激しい指の動きも少ないため、じっくりと練習を積み重ねられます。
また、初心者から上級者まで対象のアレンジ楽譜が出版されており、連弾バージョンも存在するので、家族や友人、恋人とのアンサンブルも楽しめます。
世代問わず美しさを味わえる作品です。
さっそく練習レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?